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第3章 ホワイトライスケーキと疫病の話
優しさを抱きしめて
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クリスティーナとファーレンは目を見開きリィンを見る。
それはもう、 穴が開くんじゃないかと言うくらいに。
「リィンさんが男!?」
『えぇ!?本当に!?スイ!リィンさんが…………………なんでそんなに冷静なの!!』
「い………いや、 あの……」
『まさか……知ってたの…………?』
戸惑うスイにクリスティーナが眉を寄せて、 1オクターブ低い声で言った。
ジトリと見るクリスティーナはすぐにリィンを睨みつけながら見る。
「クリスティーナさん………あ、あの…」
リィンは目をギュッと瞑り、 近づいてくるクリスティーナに体の力を入れた。
ファーレンもリィンについて驚いているが、 クリスティーナの迫力に押されて黙って様子を見ている。
「………………………リィンさん」
「は!はい!」
少し低い声、 いつもニコニコ笑いリィンさん、 これもどうぞ!とお茶セットを渡してくれる優しいクリスティーナはそこにはいなかった。
「………あ、あの…ごめんなさい!私、 私騙したかったわけじゃなくて!ちゃんと話そうとしてたんですけど……だけど、 私……なかなか言い出せなくって………だから………だか……ら……
………………………………ごめん………なさい」
睨むように見続けるクリスティーナにリィンはどんどん声を小さくさせて震えながら俯いた。
プルプルと全身を振るわせるリィンに、 もう一歩近づくクリスティーナ。
リィンに手を伸ばした事でファーレンは手を伸ばし「ちょっ……」と止めようとするが、 スイはそんなファーレンを止める。
「ちょっと!止めないと!!」
「…………………………………………」
バッ!と振り向きスイを見るファーレンに小さく首を横に振った。
ファーレンはそんなスイを見たあと唇を噛み締めて再度クリスティーナを見る。
そして、 時が止まっている感覚が起きるのだ。
「「……………え?」」
リィンとファーレンの言葉が重なった。
「っっ!!きゃーーーーー!?!?」
『まぁー! 体つきは確かに女性に近いけれど男のシンボルはちゃんとあるわ、 確実に!!見た目や声、仕草が完全に女だったから全然分からなかったけれどこれは間違えようも無いものね!!ふぅん、 ふぅん、 なるほどなるほど!腰はちゃんとしっかりしてるのね!女の細さに似てるけど要所要所の箇所はちゃんと男の骨格だわ。お尻も真っ平らで安産型ではないし、 胸も言われてみればぺたんこだけど膨らみのある服を着てると違和感もないし、 慎ましい胸って言っちゃえばリィンさんなら疑いようも無いものね!……肩幅は狭いわね、ここが余計に男ってわからなくさせているのかしら…………男性アバターをここまで女性に近く出来るのねぇ…」
「クリスティーナさぁぁぁん!!」
ガっ!!とスカートを掴みめくって中をガン見するクリスティーナ。
ふわふわのスカートを鷲掴みしているからスカートにシワが寄っていた。
男の娘のスカートのレースが寄れているのも気にせず、 真っ白なドロワーズの上から男性のシンボルをガン見するムキムキ人魚。
ドロワーズにも手を掛けたムキムキ人魚の手を思わず止めるが力は確実に勝てない。
ブルプルと震えながら自分の手を掴んでいるリィンをチラッと見たクリスティーナはドロワーズを諦める。
しかし、 リィンの性別を確認したあと体の至る部分をさわさわと触り出した。
腰を触り、 おしりを触り、 胸を触り 肩を触り……
憐れリィンの悲鳴が轟く。
「なななななななにするのですか!?」
『え? 確認よ?』
キョトンと胸をワシワシ触りながら言うクリスティーナ。
スイははぁ…………と息を吐き出しファーレンは目を白黒させる。
そしてハーヴェイは首をかしげて確認? 人族は不思議な事をするな…と呟いた。
『ふむ、 確認作業終了。 リィンちゃん本当にオトコの娘だったのね』
「クリスティーナさんは本当に女の人ですか!!」
『えぇ? 見たらわかるじゃなーい』
「……………見てわかるのはムキムキ人魚ってだけよ」
『あら、 存分に褒めてくれていいのよ』
「いや、 褒めてねーよ」
パチン!とウィンクするクリスティーナにカクンッと頭が下がる。
そんないつも通りの様子に自身の胸をしっかりと隠していたリィンは手を離し、 ボソボソと話し出した。
「…………怒ってませんか? 私騙してたんですよ?」
『それは許されない事よね。 あれだ、 ペナルティにスイの乳を思う存分揉みしだくがいいよ』
「「「どんなペナルティ!?それ!!」
「あ、 ダメだよ。 君は俺が好きなんでしょ?」
「愛してます!身も心も捧げます!!」
「え? 薬の材料にはなるけどいらないよ」
「………………材料」
あまりにいつも通りで拍子抜けしてしまう。
ポカンと4人を見ていたリィンはツー……と涙が流れてきた。
「……あ、 あれ? おかしいななんで泣いてる………泣くことじゃないのに………」
グイッ…と目を擦るリィンの腕をスイが掴んで顔を覗き込む。
「だめだよリィンさん。 いくらゲームの中でも目真っ赤になるんだから。擦っちゃだーめ」
「あっ…………見ないで。 ひどい顔してるから」
「え? リィンさんは相変わらず可愛いですよ」
「っ!!」
両手を抑えられ壁に背中をつけているリィンは目の前のスイに顔を見られないように俯く。
「…………なにこのくっそあまーい展開は」
「逆転でのイチャラブも美味しいわね」
「なんの話し?」
「大人の嗜みのはなしよ」
「…………うーん、 わかんない」
「………お見苦しい所をお見せ致しました、すいません」
目線を逸らし真っ赤な顔で言うリィンに、 クリスティーナはニヤニヤと笑うだけだ。
「……………あの、 この格好についてなのですが「待って」…………え?」
リィンが自分の体について伝えようと決め、 言い出した時ファーレンから待ったがかかる。
リィンはファーレンを見つめて首をかしげた。
「あのさ、 いつかみんなに伝えるんだよな?」
「……はい、 今更なのですけどちゃんと言わなければと思っています」
「ならさ、 その時でいいよ理由教えてくれんの。みんなと一緒に知って、 それでなんか悩むんなら一緒に悩むから」
「リィンさん、 一緒に悩んで迷って泣いて怒って…そして心から楽しみましょう。 ね?」
ファーレンに続いてスイが優しく笑っていった。
今までみたいな好奇心旺盛の様な笑顔ではなく、 包み込まれるような優しい笑顔で。
『リィンさんにも事情が有るんだろうし、 そんな怒ったりはしないわよ。 ただもっと早く言ってくれれば良かったのにってくらいかな!…あなたの信頼出来る仲間たちはそんな事くらいで怒る人達じゃないでしょ? 』
「っ!はい……」
『じゃあさ、 もっと信じてあげたら良いじゃない。甘えればいいんだわ。 迷惑掛けられるくらいが丁度いいのよ! 』
ね?と首をかしげて言うクリスティーナにとうとうリィンが泣き崩れた。
表には出していなかったが、 ベータ時代散々外見で中傷されたリィン。
愛着があるしなによりこのAFOはキャラデリートしても脳波や身体情報により初期化できない。
やり直しは出来ないのだ。
「はい、 落ち着くからこれ飲んで」
「………あり、 がとう」
ハーヴェイがホットミルクを作ってリィンに渡した。
泣き腫らした瞳で暖かなカップを見つめて、 ゆっくりと口にする。
蜂蜜の甘さが優しくリィンを包み込んだ。
「今日はもうゆっくり休みなよ、 色々あったし疲れたろ?」
「そうします…おやすみなさい」
全員に向けてまだ涙が溢れそうななんとも言えない笑顔を向けて部屋へと入っていった。
ファーレンを待つことなくログアウトしていったリィンをちょっとホッとした様な表情で見てからファーレンもハーヴェイに頭を下げて室内へ入っていく。
男だとわかっても今まで女だと思っていたのだ、やはり戸惑いはある。
特に同じ部屋だ。 正直今は先にログアウトしてくれて良かったと胸をなで下ろした。
「…………私達も寝る?」
『そうね、 そうしましょ』
「『ハーヴェイさん、 おやすみなさい』」
「うん………おやすみ」
「ああぁぁぁぁ………神々しい………」
優しく笑うハーヴェイに崩れ落ちるスイ。
そんなスイの首根っこを捕まえて部屋へと引きずるクリスティーナに暴れて手をハーヴェイに向けるが無常にも部屋の扉は閉められたのだった。
それはもう、 穴が開くんじゃないかと言うくらいに。
「リィンさんが男!?」
『えぇ!?本当に!?スイ!リィンさんが…………………なんでそんなに冷静なの!!』
「い………いや、 あの……」
『まさか……知ってたの…………?』
戸惑うスイにクリスティーナが眉を寄せて、 1オクターブ低い声で言った。
ジトリと見るクリスティーナはすぐにリィンを睨みつけながら見る。
「クリスティーナさん………あ、あの…」
リィンは目をギュッと瞑り、 近づいてくるクリスティーナに体の力を入れた。
ファーレンもリィンについて驚いているが、 クリスティーナの迫力に押されて黙って様子を見ている。
「………………………リィンさん」
「は!はい!」
少し低い声、 いつもニコニコ笑いリィンさん、 これもどうぞ!とお茶セットを渡してくれる優しいクリスティーナはそこにはいなかった。
「………あ、あの…ごめんなさい!私、 私騙したかったわけじゃなくて!ちゃんと話そうとしてたんですけど……だけど、 私……なかなか言い出せなくって………だから………だか……ら……
………………………………ごめん………なさい」
睨むように見続けるクリスティーナにリィンはどんどん声を小さくさせて震えながら俯いた。
プルプルと全身を振るわせるリィンに、 もう一歩近づくクリスティーナ。
リィンに手を伸ばした事でファーレンは手を伸ばし「ちょっ……」と止めようとするが、 スイはそんなファーレンを止める。
「ちょっと!止めないと!!」
「…………………………………………」
バッ!と振り向きスイを見るファーレンに小さく首を横に振った。
ファーレンはそんなスイを見たあと唇を噛み締めて再度クリスティーナを見る。
そして、 時が止まっている感覚が起きるのだ。
「「……………え?」」
リィンとファーレンの言葉が重なった。
「っっ!!きゃーーーーー!?!?」
『まぁー! 体つきは確かに女性に近いけれど男のシンボルはちゃんとあるわ、 確実に!!見た目や声、仕草が完全に女だったから全然分からなかったけれどこれは間違えようも無いものね!!ふぅん、 ふぅん、 なるほどなるほど!腰はちゃんとしっかりしてるのね!女の細さに似てるけど要所要所の箇所はちゃんと男の骨格だわ。お尻も真っ平らで安産型ではないし、 胸も言われてみればぺたんこだけど膨らみのある服を着てると違和感もないし、 慎ましい胸って言っちゃえばリィンさんなら疑いようも無いものね!……肩幅は狭いわね、ここが余計に男ってわからなくさせているのかしら…………男性アバターをここまで女性に近く出来るのねぇ…」
「クリスティーナさぁぁぁん!!」
ガっ!!とスカートを掴みめくって中をガン見するクリスティーナ。
ふわふわのスカートを鷲掴みしているからスカートにシワが寄っていた。
男の娘のスカートのレースが寄れているのも気にせず、 真っ白なドロワーズの上から男性のシンボルをガン見するムキムキ人魚。
ドロワーズにも手を掛けたムキムキ人魚の手を思わず止めるが力は確実に勝てない。
ブルプルと震えながら自分の手を掴んでいるリィンをチラッと見たクリスティーナはドロワーズを諦める。
しかし、 リィンの性別を確認したあと体の至る部分をさわさわと触り出した。
腰を触り、 おしりを触り、 胸を触り 肩を触り……
憐れリィンの悲鳴が轟く。
「なななななななにするのですか!?」
『え? 確認よ?』
キョトンと胸をワシワシ触りながら言うクリスティーナ。
スイははぁ…………と息を吐き出しファーレンは目を白黒させる。
そしてハーヴェイは首をかしげて確認? 人族は不思議な事をするな…と呟いた。
『ふむ、 確認作業終了。 リィンちゃん本当にオトコの娘だったのね』
「クリスティーナさんは本当に女の人ですか!!」
『えぇ? 見たらわかるじゃなーい』
「……………見てわかるのはムキムキ人魚ってだけよ」
『あら、 存分に褒めてくれていいのよ』
「いや、 褒めてねーよ」
パチン!とウィンクするクリスティーナにカクンッと頭が下がる。
そんないつも通りの様子に自身の胸をしっかりと隠していたリィンは手を離し、 ボソボソと話し出した。
「…………怒ってませんか? 私騙してたんですよ?」
『それは許されない事よね。 あれだ、 ペナルティにスイの乳を思う存分揉みしだくがいいよ』
「「「どんなペナルティ!?それ!!」
「あ、 ダメだよ。 君は俺が好きなんでしょ?」
「愛してます!身も心も捧げます!!」
「え? 薬の材料にはなるけどいらないよ」
「………………材料」
あまりにいつも通りで拍子抜けしてしまう。
ポカンと4人を見ていたリィンはツー……と涙が流れてきた。
「……あ、 あれ? おかしいななんで泣いてる………泣くことじゃないのに………」
グイッ…と目を擦るリィンの腕をスイが掴んで顔を覗き込む。
「だめだよリィンさん。 いくらゲームの中でも目真っ赤になるんだから。擦っちゃだーめ」
「あっ…………見ないで。 ひどい顔してるから」
「え? リィンさんは相変わらず可愛いですよ」
「っ!!」
両手を抑えられ壁に背中をつけているリィンは目の前のスイに顔を見られないように俯く。
「…………なにこのくっそあまーい展開は」
「逆転でのイチャラブも美味しいわね」
「なんの話し?」
「大人の嗜みのはなしよ」
「…………うーん、 わかんない」
「………お見苦しい所をお見せ致しました、すいません」
目線を逸らし真っ赤な顔で言うリィンに、 クリスティーナはニヤニヤと笑うだけだ。
「……………あの、 この格好についてなのですが「待って」…………え?」
リィンが自分の体について伝えようと決め、 言い出した時ファーレンから待ったがかかる。
リィンはファーレンを見つめて首をかしげた。
「あのさ、 いつかみんなに伝えるんだよな?」
「……はい、 今更なのですけどちゃんと言わなければと思っています」
「ならさ、 その時でいいよ理由教えてくれんの。みんなと一緒に知って、 それでなんか悩むんなら一緒に悩むから」
「リィンさん、 一緒に悩んで迷って泣いて怒って…そして心から楽しみましょう。 ね?」
ファーレンに続いてスイが優しく笑っていった。
今までみたいな好奇心旺盛の様な笑顔ではなく、 包み込まれるような優しい笑顔で。
『リィンさんにも事情が有るんだろうし、 そんな怒ったりはしないわよ。 ただもっと早く言ってくれれば良かったのにってくらいかな!…あなたの信頼出来る仲間たちはそんな事くらいで怒る人達じゃないでしょ? 』
「っ!はい……」
『じゃあさ、 もっと信じてあげたら良いじゃない。甘えればいいんだわ。 迷惑掛けられるくらいが丁度いいのよ! 』
ね?と首をかしげて言うクリスティーナにとうとうリィンが泣き崩れた。
表には出していなかったが、 ベータ時代散々外見で中傷されたリィン。
愛着があるしなによりこのAFOはキャラデリートしても脳波や身体情報により初期化できない。
やり直しは出来ないのだ。
「はい、 落ち着くからこれ飲んで」
「………あり、 がとう」
ハーヴェイがホットミルクを作ってリィンに渡した。
泣き腫らした瞳で暖かなカップを見つめて、 ゆっくりと口にする。
蜂蜜の甘さが優しくリィンを包み込んだ。
「今日はもうゆっくり休みなよ、 色々あったし疲れたろ?」
「そうします…おやすみなさい」
全員に向けてまだ涙が溢れそうななんとも言えない笑顔を向けて部屋へと入っていった。
ファーレンを待つことなくログアウトしていったリィンをちょっとホッとした様な表情で見てからファーレンもハーヴェイに頭を下げて室内へ入っていく。
男だとわかっても今まで女だと思っていたのだ、やはり戸惑いはある。
特に同じ部屋だ。 正直今は先にログアウトしてくれて良かったと胸をなで下ろした。
「…………私達も寝る?」
『そうね、 そうしましょ』
「『ハーヴェイさん、 おやすみなさい』」
「うん………おやすみ」
「ああぁぁぁぁ………神々しい………」
優しく笑うハーヴェイに崩れ落ちるスイ。
そんなスイの首根っこを捕まえて部屋へと引きずるクリスティーナに暴れて手をハーヴェイに向けるが無常にも部屋の扉は閉められたのだった。
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