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第3章 ホワイトライスケーキと疫病の話
新しい盾の購入
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スイがサーヴァの元に向かった同時刻、 ファーレンもリーゼロッテの店へと向かっていた。
自分の盾!とワクワクしながら街中をスキップする。
勿論注目を集めているが、 今は周りに目がいかないようだ。
「こんにちは……」
「やぁやぁ!待っていたよ!」
リーゼロッテは入ってきたファーレンに気付いて歩いてくる。
さぁさぁ、と手を引き椅子に座らせたファーレンを待たせて、 箱に入った盾を慎重に持ってきた。
この箱には重力無視の付与魔法は掛かっていないのに、 リーゼロッテは軽々持ってくる。
リーゼロッテ曰く、 私盾職人だもん! との事だ。
「はい、これが君の盾だよ! 自信作なのだ!!」
箱から出されたそれは、まん丸のフォルムにまったりとした顔
色は茶色でピンク色の耳がついている。
手足は短いなりにもファーレンの全身と同じ大きさだ。
そう、等身大の熊である。
「……………………うん、 やっぱり早まったかな……」
そう言いながらも熊の盾を握った瞬間目を見開いた。
今までに無いしっくり感に、 以前の盾よりもずっと軽いのだ。
しかし、 それはその盾が脆弱な訳では無い。
ファーレンの扱いやすい重さになっているという事だった。
「凄い、 全然違う」
「そうでしょー、そうでしょー!!頑張っちゃったんだからね!」
耳をピコピコ動かしながらリーゼロッテは言う。
そして、 パクッと耳を開けた。
「じゃじゃーん!両耳はお薬ケースでーす!回復薬とか入れられるから是非使っておくれ!」
耳がパクッと後ろに倒して中に物を入れられる様になっている、 と実演してくれる。
左右使える為、 緊急時の回復薬を入れられるのだ。
「両手からはね」
軽く手を引っ張ると、 手の先が外れて鎖がジャラジャラと出てきた。
先に熊のモコモコの手が付いているのがなんとも………
「右手は普通ので、左手にはトゲトゲ付き!このトゲトゲは肉に刺さると中で開いて固定するから外れにくくなるんだよ!あとこの腕の付け根に毒液を入れると敵を毒状態に出来るのー!」
ジャギ!と先を出して見せるリーゼロッテに、ファーレンは顔を引き攣らせた。
言っていないオプションが追加されている。
ちなみに、 毒液はアイテム屋さんに売ってるらしい。
「内側には何と!! 剣が収納されていますよ! 元前衛って言ってたからね、 緊急時の武器も仕込みで!」
「………嬉しいけど、 結局でかい盾を持ってて武器は振り回せないと思うけど?」
「そこはモーマンターイ!!」
ファーレンから盾を受け取り、力を入れてどん!っと床に置いた。
すると、
「!?立った!?」
「自力で立ってくれマース! しかも、 この子の凄いところは学習する所。 すなわち、 長い時間は無理だけど君が使っている様子を記憶して学習するの。 自立して動いてくれるのだよ!! 使い方は色々試して見てくれたまえー!」
胸を張って言うリーゼロッテに、ファーレンはただただ驚いていた。
こんな盾があっていいのか……
「さらにさらにさらにー!!」
バッ!と手を広げて言うリーゼロッテに、 ファーレンは顔を引き攣らせた。
「この盾の耐久値が半分以下になって、君が剣を握った時に限り、 バーサクモードになるよ!!」
「………………もぅ、どこ突っ込んだらいいかわからない………」
ファーレンは項垂れた。
リーゼロッテの楽しさをふんだんに詰め込まれたこの熊さんの盾は、 他にも色々と隠された性能があるのだという。
あとは、 使ってみて探るといいよ! 全部言ったらつまらないじゃない? と笑うリーゼロッテにもうから笑いである。
「あ、あとね!」
「まだあんのかよ!!」
盾内部から出てきた剣と同じく、胸当てや手甲、スネに付ける防具が出てきた。
「…………これ、 防具?」
「ちがうよ、 これは盾。 変形型体用盾 」
「体用?」
「うん、 獣型になる人専用のね」
3つの盾を取り出したファーレンが黙って見ていると、 リーゼロッテは胸当てを持った。
ファーレンの胸元に重なるように掲げたそれを見ながら口を開く。
「獣型になるとね、 持っている武器や防具は全て解除の状態になるの、 体格が変わるからね。 それでこの獣型の盾。 その種族に合わせて使える盾はバラバラなんだけど君にはこれを………きっと役にたつよ」
パチン!とウィンクしたリーゼロッテにファーレンは強く頷き全て購入する事にした。
「はい、859万でーす」
「……………………………………」
白目を向くファーレンに、リーゼロッテは首を傾げた。
「………………持ち合わせが足りません」
「………………………買わないとか、 言っちゃう感じ?」
ジト目で見てくるリーゼロッテにファーレンは冷や汗をかきながらスイと同じ道を辿った。
「…………………分割で頼みますー!!」
「よろしい!!」
お財布が寂しくなった2人はため息を吐きながら第3の街の噴水広場で合流した。
スイは見た目変わりなし、 ただファーレンは小さな熊のぬいぐるみを腕にくっ付けている。
武器解除するとストレージに戻るのだが、 どうやらこの盾はぬいぐるみになって腕に絡みつくようだ。
しっかりと両手でファーレンの腕を掴んでいる。
スイがファーレンを見つけ熊……と言いかけた時、 聞き覚えのある声が響いた。
『やっだぁ!熊さんだわぁ、可愛いー!!』
遠くからドスドス!と足音を響かせて手を横に振り近づくクリスティーナ。
今日は貝殻から出ているようだ。
「クリスティーナ!?」
『あらあらあらあら!スイったら服変わってるじゃない!いいわね!いいわね!!いやぁーん破廉恥ぃ!』
クネクネしながら頬に手を当て言うクリスティーナは、 えい! とスイの胸を人差し指でつついた。
むにゅり…と沈む感覚にあぁぁぁん!ぷにぷにぃ!とクリスティーナは楽しみ、 ファーレンは鼻を抑えて四つん這いになった。
何やら指の間から赤い液体が見えるのは気の所為だろうか。
「クリスティーナは何してたの?」
『お餅の仕入れよー!すっごいの!草餅とか豆餅とかも沢山よ!滾るわぁ!!』
グッ!と手を握りしめて言うクリスティーナに、 スイの目も輝く。
『楽しみにしててね!美味しいの作っちゃうんだから!!…………でもそうよね、私もそろそろイベントに向けて動かないとよね』
うーん、 と悩みながらもスイの胸をまたプニプニしだす。
やっと回復したファーレンがそれを見てまた撃沈し、 第3の街に着いたばかりのプレイヤーが偶然目撃して鼻血を噴水のように吹き出した。
悲鳴が聞こえ、 そちらに視線を向けたが人が集まりすぎていてよく見えない為顔を背けてしまう。
こうして、 また掲示板があれるのだ。
『………お洋服、かぁ。私も装備1式見直したいし買い換えようかなぁ』
クリスティーナがうーん、と悩んで呟いた。
後に激しい衝撃をクランどころか、 見るプレイヤー全てに与えるのだった。
自分の盾!とワクワクしながら街中をスキップする。
勿論注目を集めているが、 今は周りに目がいかないようだ。
「こんにちは……」
「やぁやぁ!待っていたよ!」
リーゼロッテは入ってきたファーレンに気付いて歩いてくる。
さぁさぁ、と手を引き椅子に座らせたファーレンを待たせて、 箱に入った盾を慎重に持ってきた。
この箱には重力無視の付与魔法は掛かっていないのに、 リーゼロッテは軽々持ってくる。
リーゼロッテ曰く、 私盾職人だもん! との事だ。
「はい、これが君の盾だよ! 自信作なのだ!!」
箱から出されたそれは、まん丸のフォルムにまったりとした顔
色は茶色でピンク色の耳がついている。
手足は短いなりにもファーレンの全身と同じ大きさだ。
そう、等身大の熊である。
「……………………うん、 やっぱり早まったかな……」
そう言いながらも熊の盾を握った瞬間目を見開いた。
今までに無いしっくり感に、 以前の盾よりもずっと軽いのだ。
しかし、 それはその盾が脆弱な訳では無い。
ファーレンの扱いやすい重さになっているという事だった。
「凄い、 全然違う」
「そうでしょー、そうでしょー!!頑張っちゃったんだからね!」
耳をピコピコ動かしながらリーゼロッテは言う。
そして、 パクッと耳を開けた。
「じゃじゃーん!両耳はお薬ケースでーす!回復薬とか入れられるから是非使っておくれ!」
耳がパクッと後ろに倒して中に物を入れられる様になっている、 と実演してくれる。
左右使える為、 緊急時の回復薬を入れられるのだ。
「両手からはね」
軽く手を引っ張ると、 手の先が外れて鎖がジャラジャラと出てきた。
先に熊のモコモコの手が付いているのがなんとも………
「右手は普通ので、左手にはトゲトゲ付き!このトゲトゲは肉に刺さると中で開いて固定するから外れにくくなるんだよ!あとこの腕の付け根に毒液を入れると敵を毒状態に出来るのー!」
ジャギ!と先を出して見せるリーゼロッテに、ファーレンは顔を引き攣らせた。
言っていないオプションが追加されている。
ちなみに、 毒液はアイテム屋さんに売ってるらしい。
「内側には何と!! 剣が収納されていますよ! 元前衛って言ってたからね、 緊急時の武器も仕込みで!」
「………嬉しいけど、 結局でかい盾を持ってて武器は振り回せないと思うけど?」
「そこはモーマンターイ!!」
ファーレンから盾を受け取り、力を入れてどん!っと床に置いた。
すると、
「!?立った!?」
「自力で立ってくれマース! しかも、 この子の凄いところは学習する所。 すなわち、 長い時間は無理だけど君が使っている様子を記憶して学習するの。 自立して動いてくれるのだよ!! 使い方は色々試して見てくれたまえー!」
胸を張って言うリーゼロッテに、ファーレンはただただ驚いていた。
こんな盾があっていいのか……
「さらにさらにさらにー!!」
バッ!と手を広げて言うリーゼロッテに、 ファーレンは顔を引き攣らせた。
「この盾の耐久値が半分以下になって、君が剣を握った時に限り、 バーサクモードになるよ!!」
「………………もぅ、どこ突っ込んだらいいかわからない………」
ファーレンは項垂れた。
リーゼロッテの楽しさをふんだんに詰め込まれたこの熊さんの盾は、 他にも色々と隠された性能があるのだという。
あとは、 使ってみて探るといいよ! 全部言ったらつまらないじゃない? と笑うリーゼロッテにもうから笑いである。
「あ、あとね!」
「まだあんのかよ!!」
盾内部から出てきた剣と同じく、胸当てや手甲、スネに付ける防具が出てきた。
「…………これ、 防具?」
「ちがうよ、 これは盾。 変形型体用盾 」
「体用?」
「うん、 獣型になる人専用のね」
3つの盾を取り出したファーレンが黙って見ていると、 リーゼロッテは胸当てを持った。
ファーレンの胸元に重なるように掲げたそれを見ながら口を開く。
「獣型になるとね、 持っている武器や防具は全て解除の状態になるの、 体格が変わるからね。 それでこの獣型の盾。 その種族に合わせて使える盾はバラバラなんだけど君にはこれを………きっと役にたつよ」
パチン!とウィンクしたリーゼロッテにファーレンは強く頷き全て購入する事にした。
「はい、859万でーす」
「……………………………………」
白目を向くファーレンに、リーゼロッテは首を傾げた。
「………………持ち合わせが足りません」
「………………………買わないとか、 言っちゃう感じ?」
ジト目で見てくるリーゼロッテにファーレンは冷や汗をかきながらスイと同じ道を辿った。
「…………………分割で頼みますー!!」
「よろしい!!」
お財布が寂しくなった2人はため息を吐きながら第3の街の噴水広場で合流した。
スイは見た目変わりなし、 ただファーレンは小さな熊のぬいぐるみを腕にくっ付けている。
武器解除するとストレージに戻るのだが、 どうやらこの盾はぬいぐるみになって腕に絡みつくようだ。
しっかりと両手でファーレンの腕を掴んでいる。
スイがファーレンを見つけ熊……と言いかけた時、 聞き覚えのある声が響いた。
『やっだぁ!熊さんだわぁ、可愛いー!!』
遠くからドスドス!と足音を響かせて手を横に振り近づくクリスティーナ。
今日は貝殻から出ているようだ。
「クリスティーナ!?」
『あらあらあらあら!スイったら服変わってるじゃない!いいわね!いいわね!!いやぁーん破廉恥ぃ!』
クネクネしながら頬に手を当て言うクリスティーナは、 えい! とスイの胸を人差し指でつついた。
むにゅり…と沈む感覚にあぁぁぁん!ぷにぷにぃ!とクリスティーナは楽しみ、 ファーレンは鼻を抑えて四つん這いになった。
何やら指の間から赤い液体が見えるのは気の所為だろうか。
「クリスティーナは何してたの?」
『お餅の仕入れよー!すっごいの!草餅とか豆餅とかも沢山よ!滾るわぁ!!』
グッ!と手を握りしめて言うクリスティーナに、 スイの目も輝く。
『楽しみにしててね!美味しいの作っちゃうんだから!!…………でもそうよね、私もそろそろイベントに向けて動かないとよね』
うーん、 と悩みながらもスイの胸をまたプニプニしだす。
やっと回復したファーレンがそれを見てまた撃沈し、 第3の街に着いたばかりのプレイヤーが偶然目撃して鼻血を噴水のように吹き出した。
悲鳴が聞こえ、 そちらに視線を向けたが人が集まりすぎていてよく見えない為顔を背けてしまう。
こうして、 また掲示板があれるのだ。
『………お洋服、かぁ。私も装備1式見直したいし買い換えようかなぁ』
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