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第2章 水の都アクアエデンと氷の城
クランハウスを買おう
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「………すげー」
「おっきい…」
建物を見上げてポカンと口を開けるスイとファーレン。
その後にクラメンがそれぞれ立っていた。
建物は三階建てになっていて、1階はカウンターと食堂に奥に部屋がある。
2階、3階は宿の部屋があった。
2階が個室、2人部屋で、3階は大部屋が用意されている。
オーナーに頼み鍵を開けて貰うと、クラメン達はいっせいに建物に入っていった。
「………わぁ…」
立地もメイン道路にあり入りやすい場所にある。
室内も清潔で綺麗に整頓されていた。
統一された室内は落ち着いた家具が並んでいる。
カウンターに入り眺めると、使いやすいキッチンが奥にあった。
カウンターも見やすいし、カウンターからも食堂が良く見える。
そして奥にある部屋は少し広めの一人部屋がズラリと並んでいる。
「ふおぉぉぉ!見てください!ヤバいですよー!」
リィンを引っ張り中を見せるクラーティア。
それに合わせてスイも顔を出した。
「「!!わあぁ!」」
中は暖色系で統一されていた。
ソファにテーブル、本棚。奥には広いベッドが置かれていて、シャワー室もある。
シャワー!お風呂ぉぉ!!
喜びに悶える女性陣の声は違う部屋からも聞こえていた。
間取りは同じだが、色使いや細かな装飾品が違って雰囲気がだいぶ違うように見えた。
1階の真ん中は吹き抜けになっていて、三階まですっぽりと空いている。
滝のように水が流れ落ちているが、不思議と水飛沫で周りを汚したりはしない。
「2階も見てみるかい?」
「見ます!」
左側に一人部屋、右側に2人部屋
綺麗な部屋で少し高めの金額設定にしても十分釣り合うだろう。
さらに奥にははVIPルームもある。
『ひゃー!!なんじゃいこれー!!』
キングサイズのベッドに天井から流れるように落ちる星が散りばめられたレースのカーテン。
隣の部屋には水のヴェールで遮られていて、広々としたソファやテーブル、調度品の数々。
壁には水槽が埋め込まれていて優雅に熱帯魚が泳いでいた。
浴室は大きな丸いジャクジーが中央に置かれていて今は入っていないが、お湯が張られたらバイブラーがうごくようになっている。
隣には打たせ湯と寝湯があり、サウナと水風呂、露天風呂も完備していた。
ひいぃぃぃ!何この部屋!!
こんなの初めて見る!!
全員がキョロキョロと周りを見る
3階は大部屋が5部屋あり、間に庭園がある。
室内だがキラキラと輝いている庭園で水が跳ねていた。
部屋へ入ったら左に浴室、前を進んだらベッドが広がり、窓側に椅子とソファが置いてあった。
個室などよりは質素ではあるが個室と同じくフカフカベッドに各種アメニティは豊富に置かれていて休むには贅沢な部屋となっていた。
『…………………まじか』
マジでこの宿屋を買うのか………
ちらっとカガリを見るクラメンに気付かず、オーナーと話すカガリ。
何やら契約書を確認しているようだ。
「どうだ?いい宿だろ?」
『良すぎだろ!!マジかよ!!』
カガリの満足そうな様子に全員がテーブルを叩きながら言う。
食堂に戻って椅子に座ったクラメンはカガリの言葉にいっせいに突っ込む。
「部屋は文句なしよ!いや、むしろ別な意味で文句出そうな勢いではあるけどね!!」
アレイスター立ち上がり言うと、全員がこくこくと頷く。
高いわよね!?買えない値段よね!?
アレイスターの言葉は全員の心の叫びだろう。
買えたらいいね!レベルじゃないからね!?
「おっきい…」
建物を見上げてポカンと口を開けるスイとファーレン。
その後にクラメンがそれぞれ立っていた。
建物は三階建てになっていて、1階はカウンターと食堂に奥に部屋がある。
2階、3階は宿の部屋があった。
2階が個室、2人部屋で、3階は大部屋が用意されている。
オーナーに頼み鍵を開けて貰うと、クラメン達はいっせいに建物に入っていった。
「………わぁ…」
立地もメイン道路にあり入りやすい場所にある。
室内も清潔で綺麗に整頓されていた。
統一された室内は落ち着いた家具が並んでいる。
カウンターに入り眺めると、使いやすいキッチンが奥にあった。
カウンターも見やすいし、カウンターからも食堂が良く見える。
そして奥にある部屋は少し広めの一人部屋がズラリと並んでいる。
「ふおぉぉぉ!見てください!ヤバいですよー!」
リィンを引っ張り中を見せるクラーティア。
それに合わせてスイも顔を出した。
「「!!わあぁ!」」
中は暖色系で統一されていた。
ソファにテーブル、本棚。奥には広いベッドが置かれていて、シャワー室もある。
シャワー!お風呂ぉぉ!!
喜びに悶える女性陣の声は違う部屋からも聞こえていた。
間取りは同じだが、色使いや細かな装飾品が違って雰囲気がだいぶ違うように見えた。
1階の真ん中は吹き抜けになっていて、三階まですっぽりと空いている。
滝のように水が流れ落ちているが、不思議と水飛沫で周りを汚したりはしない。
「2階も見てみるかい?」
「見ます!」
左側に一人部屋、右側に2人部屋
綺麗な部屋で少し高めの金額設定にしても十分釣り合うだろう。
さらに奥にははVIPルームもある。
『ひゃー!!なんじゃいこれー!!』
キングサイズのベッドに天井から流れるように落ちる星が散りばめられたレースのカーテン。
隣の部屋には水のヴェールで遮られていて、広々としたソファやテーブル、調度品の数々。
壁には水槽が埋め込まれていて優雅に熱帯魚が泳いでいた。
浴室は大きな丸いジャクジーが中央に置かれていて今は入っていないが、お湯が張られたらバイブラーがうごくようになっている。
隣には打たせ湯と寝湯があり、サウナと水風呂、露天風呂も完備していた。
ひいぃぃぃ!何この部屋!!
こんなの初めて見る!!
全員がキョロキョロと周りを見る
3階は大部屋が5部屋あり、間に庭園がある。
室内だがキラキラと輝いている庭園で水が跳ねていた。
部屋へ入ったら左に浴室、前を進んだらベッドが広がり、窓側に椅子とソファが置いてあった。
個室などよりは質素ではあるが個室と同じくフカフカベッドに各種アメニティは豊富に置かれていて休むには贅沢な部屋となっていた。
『…………………まじか』
マジでこの宿屋を買うのか………
ちらっとカガリを見るクラメンに気付かず、オーナーと話すカガリ。
何やら契約書を確認しているようだ。
「どうだ?いい宿だろ?」
『良すぎだろ!!マジかよ!!』
カガリの満足そうな様子に全員がテーブルを叩きながら言う。
食堂に戻って椅子に座ったクラメンはカガリの言葉にいっせいに突っ込む。
「部屋は文句なしよ!いや、むしろ別な意味で文句出そうな勢いではあるけどね!!」
アレイスター立ち上がり言うと、全員がこくこくと頷く。
高いわよね!?買えない値段よね!?
アレイスターの言葉は全員の心の叫びだろう。
買えたらいいね!レベルじゃないからね!?
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