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第1章 はじめまして幻想郷
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ステータスに目を通したスイは、出したままの楽器を見る。
じっと見つめると楽器のステータスが浮かび上がった。
ハープ[唄イルカのクリーンウォーター]
唄イルカがモチーフとなった巨大なハープ。
水属性があり、レベルが上がることで水属性の加護を与え攻撃もできるようになる。
清浄な水との名前とは裏腹に、攻撃的な楽器。
響かせプラス値があり、攻守を求める奏者用に作られた楽器。
演奏での攻撃と、楽器本体での攻撃が可能。
「なかなか素晴らしい楽器ですね」
頬をひきつらせて楽器の説明を見たスイは弦を弾いた。
綺麗な音が響き、それにより一瞬だが草木に潤いを与える。
「あとは、なんて言ってたっけ…」
サーヴァの言葉を思い出しながらステータスをもう一度みる。
そうだ、レベルが上がることにより貰えるスキルポイント、ステータスポイントを使ってステータス向上とスキルを取れ、だ。
ステータス向上は、スイは迷いなく振り分ける。
指力、響かせに、半分ずつ振り分けてステータスを上げる。
「…と、とりあえず腕力はいいよね…?」
十分である。
そしてスキルポイント。
最初にゲームを始めた時と、レベルが上がることにより手に入れたポイント総額800ポイント
これを使ってスキルを手に入れる。
ステータス上で開くスキル習得画面を選ぶと、そこにはズラッと職業毎に並ぶスキルの羅列
それぞれタップをする事によりその概要が表示される。
奏者のスキルは他よりも著しく少なく、こんな所でも奏者の不遇は現れるのかとスイは真顔になった。
しかし、物は考えようである。
少ないが故に必要な物は選びやすい
「必須をまず選べばいいんだよねー?」
そう言ってスイが一覧にチェック入れたのはこちら。
・演奏短縮 30
・効果上昇 50
・拡声器 50
・音楽補正50
・スタミナ減少軽減20
・作曲600
「…これで800」
他にも気になるスキルは確かにあったが、スイが見つけた作曲。
これは絶対とるべきだと1番最初に決めた。
あとはポイントと相談しながら必要そうなものを選んだ。
スキル習得、これでいいですか?
はい・いいえ
その表示に、スイははいを選び無事スキルを手に入れた。
「…はぁ」
ため息が漏れステータスを閉じる。
中々に奏者とは奥が深い、サーヴァが言っている意味が何となく理解した。
スキルを何個か反映させて音楽を奏でバフの効果など確認していく。
「…これ、敵フルスイングして仲間がいたら仲間の様子を見ながら的確に弾くのー?しかも動きながらでしょ」
思いの外難しそうだった。
スイは頭を抱える、これは良く宏が言ってた無理ゲーとかいうやつなんじゃないかな…
そう思った瞬間、ピロンと軽快な音を立てた。
1番最初に使った作曲が時間経過と共に出来たのだ。
「…あー、なるほど」
その新しく出来た曲の演奏はLv20
今のスイには決して弾けないものだった。
「こういう感じなんだね、なるほど」
レベル上昇と共に自然と覚える低レベルな曲よりも、作曲した方がより高度な曲を作れる。
ただし、高度な分それ相応の演奏レベルが必須になる為弾きたい曲に合わせてレベルを上げるか、またはレベルの低い曲で我慢するか。
奏者の道は険しい。
スキルの中には、スキルレベル上昇というのもある。
次は確実にそれを取ると目標だててハープを構えた。
演奏は、弾くことでしか上昇しない。
ゆっくりと音を奏でさせるスイは、この日1日楽器を離さなかった。
じっと見つめると楽器のステータスが浮かび上がった。
ハープ[唄イルカのクリーンウォーター]
唄イルカがモチーフとなった巨大なハープ。
水属性があり、レベルが上がることで水属性の加護を与え攻撃もできるようになる。
清浄な水との名前とは裏腹に、攻撃的な楽器。
響かせプラス値があり、攻守を求める奏者用に作られた楽器。
演奏での攻撃と、楽器本体での攻撃が可能。
「なかなか素晴らしい楽器ですね」
頬をひきつらせて楽器の説明を見たスイは弦を弾いた。
綺麗な音が響き、それにより一瞬だが草木に潤いを与える。
「あとは、なんて言ってたっけ…」
サーヴァの言葉を思い出しながらステータスをもう一度みる。
そうだ、レベルが上がることにより貰えるスキルポイント、ステータスポイントを使ってステータス向上とスキルを取れ、だ。
ステータス向上は、スイは迷いなく振り分ける。
指力、響かせに、半分ずつ振り分けてステータスを上げる。
「…と、とりあえず腕力はいいよね…?」
十分である。
そしてスキルポイント。
最初にゲームを始めた時と、レベルが上がることにより手に入れたポイント総額800ポイント
これを使ってスキルを手に入れる。
ステータス上で開くスキル習得画面を選ぶと、そこにはズラッと職業毎に並ぶスキルの羅列
それぞれタップをする事によりその概要が表示される。
奏者のスキルは他よりも著しく少なく、こんな所でも奏者の不遇は現れるのかとスイは真顔になった。
しかし、物は考えようである。
少ないが故に必要な物は選びやすい
「必須をまず選べばいいんだよねー?」
そう言ってスイが一覧にチェック入れたのはこちら。
・演奏短縮 30
・効果上昇 50
・拡声器 50
・音楽補正50
・スタミナ減少軽減20
・作曲600
「…これで800」
他にも気になるスキルは確かにあったが、スイが見つけた作曲。
これは絶対とるべきだと1番最初に決めた。
あとはポイントと相談しながら必要そうなものを選んだ。
スキル習得、これでいいですか?
はい・いいえ
その表示に、スイははいを選び無事スキルを手に入れた。
「…はぁ」
ため息が漏れステータスを閉じる。
中々に奏者とは奥が深い、サーヴァが言っている意味が何となく理解した。
スキルを何個か反映させて音楽を奏でバフの効果など確認していく。
「…これ、敵フルスイングして仲間がいたら仲間の様子を見ながら的確に弾くのー?しかも動きながらでしょ」
思いの外難しそうだった。
スイは頭を抱える、これは良く宏が言ってた無理ゲーとかいうやつなんじゃないかな…
そう思った瞬間、ピロンと軽快な音を立てた。
1番最初に使った作曲が時間経過と共に出来たのだ。
「…あー、なるほど」
その新しく出来た曲の演奏はLv20
今のスイには決して弾けないものだった。
「こういう感じなんだね、なるほど」
レベル上昇と共に自然と覚える低レベルな曲よりも、作曲した方がより高度な曲を作れる。
ただし、高度な分それ相応の演奏レベルが必須になる為弾きたい曲に合わせてレベルを上げるか、またはレベルの低い曲で我慢するか。
奏者の道は険しい。
スキルの中には、スキルレベル上昇というのもある。
次は確実にそれを取ると目標だててハープを構えた。
演奏は、弾くことでしか上昇しない。
ゆっくりと音を奏でさせるスイは、この日1日楽器を離さなかった。
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