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第1章 はじめまして幻想郷
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死に戻りをしたスイが向かった先は楽器屋であるサーヴァの元だった。
まっすぐ楽器屋に向かい、 カランカランと扉につく鐘を鳴らして店に入った。
こんな鐘あったっけ…と扉を見ると、 奥からサーヴァが現れる。
「おぅ!どうしたクソガキ。思ったより来るの早ぇじゃねーか」
思い悩む顔をするスイをサーヴァは見て鼻で笑った。
「行き詰まるにははやいんじゃねーか?」
「ウサギに負けた」
「ウサギ…?」
森にいるやつか?と聞くサーヴァに頷くと口をヒクつかせて笑うのをこらえるサーヴァ。
口に手を当ててフルフルと震えるサーヴァを見てウサギは無傷で私一撃、 と言うと、 とうとう吹き出したのだった。
「跳ねうさぎ相手ならお前の一撃でいけるだろ」
「…へ?」
「……お前、 まさか…」
武器を出してみろと言われ、 スイはハープを出す。
耐久値100のハープを見てスイに耐久値回復したか?と聞くがスイは首を横に振るだけ。
「何のために攻撃兼用の楽器を渡したと思ってるんだよ。お前はこれを軽く持てるんだから振り回して敵に当てりゃーよかったじゃねーか」
「まさかの打楽器………」
「ちげーよ」
そんな使い方出来るんだ…とハープを見ると、 サーヴァは立ち上がり店先に出た。
ひっくり返されるCLOSEの札
「どうする?奏者の戦闘、 知りたいか?」
突発クエスト・奏者の心得2が開始されます。
はい・いいえ
はいを迷い無く押したスイは頷いた。
サーヴァはそれを見て店の電気を極小にして奥の部屋へと向かい、 スイは黙ってついて行った。
前ハープを選んだ部屋とはまた違う部屋に通されたスイは、紅茶とクッキーを出されソファに促される。
紅茶に砂糖を混ぜて1口飲んだ後サーヴァに視線を向ける。
「戦闘、 ウサギ以外はしたか?」
「5人パーティで1回だけ。見てるだけだったけど」
「そうか」
まずはな。
そう語り出したサーヴァをじっと見る。
曰く、 職業にはそれぞれに必要な立ち回りがある。
前線でも壁役でも後衛でも回復でも。
それぞれ必要な動きがある。
「奏者にとって、 何が必要だ?」
「…サポートだから…味方の体力を上げるとか?」
首を横に振るサーヴァ
「奏者、 そして回復が1番にしないといけないこと。それは死なないことだ。」
「死なない…」
「あぁ、 サポートは居るだけで全員の力が数倍に跳ね上がる。だが、 居ないとその半分の力も出せない時だってある。なによりもまず自分を守れ」
まずはそこからだ、 と話すサーヴァ。
5人で戦った時回復役はどうしてた?どう動いてた?
あの時のリィンは、 全員の動きを見て必要な時に回復をしていた。
でも、 その前にリィンはある事をしていた。
敵からの攻撃の無効化。
そしてスイは気づかなかったが、 敵の動きを見てなるべく被害の来ない場所に少しづつ移動していたのだ。
「まずは自分を守らないと仲間なんかサポートできねぇよ。自分を守る仕方ってのはそれぞれ方法はある。」
お前にはそのハープがあるだろ、 と指さされた。
まっすぐ楽器屋に向かい、 カランカランと扉につく鐘を鳴らして店に入った。
こんな鐘あったっけ…と扉を見ると、 奥からサーヴァが現れる。
「おぅ!どうしたクソガキ。思ったより来るの早ぇじゃねーか」
思い悩む顔をするスイをサーヴァは見て鼻で笑った。
「行き詰まるにははやいんじゃねーか?」
「ウサギに負けた」
「ウサギ…?」
森にいるやつか?と聞くサーヴァに頷くと口をヒクつかせて笑うのをこらえるサーヴァ。
口に手を当ててフルフルと震えるサーヴァを見てウサギは無傷で私一撃、 と言うと、 とうとう吹き出したのだった。
「跳ねうさぎ相手ならお前の一撃でいけるだろ」
「…へ?」
「……お前、 まさか…」
武器を出してみろと言われ、 スイはハープを出す。
耐久値100のハープを見てスイに耐久値回復したか?と聞くがスイは首を横に振るだけ。
「何のために攻撃兼用の楽器を渡したと思ってるんだよ。お前はこれを軽く持てるんだから振り回して敵に当てりゃーよかったじゃねーか」
「まさかの打楽器………」
「ちげーよ」
そんな使い方出来るんだ…とハープを見ると、 サーヴァは立ち上がり店先に出た。
ひっくり返されるCLOSEの札
「どうする?奏者の戦闘、 知りたいか?」
突発クエスト・奏者の心得2が開始されます。
はい・いいえ
はいを迷い無く押したスイは頷いた。
サーヴァはそれを見て店の電気を極小にして奥の部屋へと向かい、 スイは黙ってついて行った。
前ハープを選んだ部屋とはまた違う部屋に通されたスイは、紅茶とクッキーを出されソファに促される。
紅茶に砂糖を混ぜて1口飲んだ後サーヴァに視線を向ける。
「戦闘、 ウサギ以外はしたか?」
「5人パーティで1回だけ。見てるだけだったけど」
「そうか」
まずはな。
そう語り出したサーヴァをじっと見る。
曰く、 職業にはそれぞれに必要な立ち回りがある。
前線でも壁役でも後衛でも回復でも。
それぞれ必要な動きがある。
「奏者にとって、 何が必要だ?」
「…サポートだから…味方の体力を上げるとか?」
首を横に振るサーヴァ
「奏者、 そして回復が1番にしないといけないこと。それは死なないことだ。」
「死なない…」
「あぁ、 サポートは居るだけで全員の力が数倍に跳ね上がる。だが、 居ないとその半分の力も出せない時だってある。なによりもまず自分を守れ」
まずはそこからだ、 と話すサーヴァ。
5人で戦った時回復役はどうしてた?どう動いてた?
あの時のリィンは、 全員の動きを見て必要な時に回復をしていた。
でも、 その前にリィンはある事をしていた。
敵からの攻撃の無効化。
そしてスイは気づかなかったが、 敵の動きを見てなるべく被害の来ない場所に少しづつ移動していたのだ。
「まずは自分を守らないと仲間なんかサポートできねぇよ。自分を守る仕方ってのはそれぞれ方法はある。」
お前にはそのハープがあるだろ、 と指さされた。
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