『好き。が行く先』 

世竹ナコ

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プロローグ

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僕らが出会って何年になるだろう。
あの時、出会ったのは偶然で、こんなにも長い時間ともに過ごすとは思っていなかった。

君の幸せそうな笑顔をここで見られるのは僕だけだ。
僕だけが見ることのできる、君の顔。
君の隣は僕ではない
それでも、
今日の君は今までのどんな君より、1番キレイだ。

僕だけが座れる特等席で、僕は君の幸せを願う。

僕と出会ってくれて
一緒にいてくれて
たくさんの笑顔を向けてくれて
ありがとう。


これは、僕の物語。




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