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学校に行く
悪魔
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鼻歌を歌いながら俺の顔面に化粧を施すオカマさん。
それを真顔で受け止め女物の洋服を着ている俺。
一体どれくらいの時が過ぎたのだろう。
一体どれくらいの時が過ぎたらこの地獄から抜け出せるのだろう。
遡ること1時間前
俺はオカマさんと一緒に生徒会に来ていた。
来ていたというか無理やり連れてこられたが正しいと思う。
生徒会室に入るなりオカマさんは奥の部屋に行ってしまい、俺は1人で部屋に入ってすぐあるふかふかソファに座る。
しばらく待つと紅茶とお菓子が乗ったトレイを持ったオカマさんが奥の部屋から帰ってきた。
「お待たせしてごめんなさいね~。お茶の準備に手間取っちゃって。」
オカマさんに出された紅茶のいい匂いが生徒会室に広がる。
俺は紅茶を飲んだりお菓子をちょこちょこ食べたりひたすら無言を貫く。
そしたらいつの間にかオカマさんがソワソワし始めた。
なんだ?おしっこ我慢してんのかな、女の人は男の人の前でトイレ行くの躊躇うとか聞いたことあったような。
まぁ女じゃないけど正真正銘男の人だけど!!
それにしてもそわそわにチラチラが加わってすごく居心地が悪い。
「あの、なんですか?」
「へっ!......あの、大した事でもないんだけど、その........えっと........」
この人にしてはとても歯切れが悪い。
「?」
答えが返ってくるのをじっと待つ。
「あの....ね、お願いがあるんだけど.....」
目を泳がせながらしどろもどろに話すオカマさんは意を決したように叫んだ。
「この、この服きてくれないかしら!!」
どこからとなく出てきたのは白色のフリフリレースのロングワンピースだ。
こいつなにいっとんだ?ばかか、アホか、着るわけなろう!!
「どういう経緯でそういう発想になったか知りませんけど、絶対嫌です!!!」
俺は迷いなく言いきった。
「お願い!!絶対に似合うと思うの!最近双子ちゃんたちも付き合ってくれないのよ!!お願い!助けてあげたお礼だと思って!!」
それを言われたら断れねぇじゃねぇかぁ!!!!
っで冒頭に至る。
服着るだけって言ったのに、この人化粧までして本当に俺の事を女の子にしようとしてるよ!!
多分今世の見た目ならそういうのは似合うとは思うけど、実際やるかは別だし普通に嫌だ。
でもオカマさんに押し切らちゃったんだよォ。
「はい、リップを塗って........完成。」
化粧道具を置いてオカマさんが俺の顔を見る。
その瞬間オカマさんの顔に鼻血がつたう。
「よ、予想以上よ........私天才だわ!!!」
鼻血なんて気にせずひオカマさんはそう叫んだ。
もうやだ........この人。
興奮しながらスマホを取り出し俺の事をパシャパシャと取り始める。
俺はもう全てのことを受け入れることにした。
どうぞ好きにするが良い。
取りたいだけ取ればいい俺はもう気にせんぞ!!
悟りを開いた俺は微笑みながらソファに座る。
その周りを機敏に動きながら写真を連射するオカマさん。
生徒会室は異様な雰囲気に包まれていたその時、ドアがガチャりと空いた。
「俺が一番乗り!!」
「また負けちゃった。」
ドアを開け入ってきたのは羽花くんだ。
その次に息を切らしながら千花くんが入ってくる。
そして二人と目が合う。
2人は驚いた顔で動かない。オカマさんは気にせず俺の周りを動き回る。
うわぁ!!最悪だ!!
この格好誰かに見られるとか恥でしかない!!
俺はこの姿を2人に見られたくなくて急いでどこかに隠れようとした。
その瞬間またドアが空いて、1番この姿を見られたくない人が来てしまった。
生徒会長様はドアを開けこちらを確認すると顎に手を当て「なかなか似合っているね。」と一言笑顔で言った。
そしてスマホを取り出し俺の姿をカメラにうつした。
パシャッとカメラの音が鳴った。
1枚だけ写真を撮ると生徒会長様はこちらを見て微笑んだ。
なんか........なんか........ものすっごい嫌な予感がするんですけどぉぉ!!!!!!!
それを真顔で受け止め女物の洋服を着ている俺。
一体どれくらいの時が過ぎたのだろう。
一体どれくらいの時が過ぎたらこの地獄から抜け出せるのだろう。
遡ること1時間前
俺はオカマさんと一緒に生徒会に来ていた。
来ていたというか無理やり連れてこられたが正しいと思う。
生徒会室に入るなりオカマさんは奥の部屋に行ってしまい、俺は1人で部屋に入ってすぐあるふかふかソファに座る。
しばらく待つと紅茶とお菓子が乗ったトレイを持ったオカマさんが奥の部屋から帰ってきた。
「お待たせしてごめんなさいね~。お茶の準備に手間取っちゃって。」
オカマさんに出された紅茶のいい匂いが生徒会室に広がる。
俺は紅茶を飲んだりお菓子をちょこちょこ食べたりひたすら無言を貫く。
そしたらいつの間にかオカマさんがソワソワし始めた。
なんだ?おしっこ我慢してんのかな、女の人は男の人の前でトイレ行くの躊躇うとか聞いたことあったような。
まぁ女じゃないけど正真正銘男の人だけど!!
それにしてもそわそわにチラチラが加わってすごく居心地が悪い。
「あの、なんですか?」
「へっ!......あの、大した事でもないんだけど、その........えっと........」
この人にしてはとても歯切れが悪い。
「?」
答えが返ってくるのをじっと待つ。
「あの....ね、お願いがあるんだけど.....」
目を泳がせながらしどろもどろに話すオカマさんは意を決したように叫んだ。
「この、この服きてくれないかしら!!」
どこからとなく出てきたのは白色のフリフリレースのロングワンピースだ。
こいつなにいっとんだ?ばかか、アホか、着るわけなろう!!
「どういう経緯でそういう発想になったか知りませんけど、絶対嫌です!!!」
俺は迷いなく言いきった。
「お願い!!絶対に似合うと思うの!最近双子ちゃんたちも付き合ってくれないのよ!!お願い!助けてあげたお礼だと思って!!」
それを言われたら断れねぇじゃねぇかぁ!!!!
っで冒頭に至る。
服着るだけって言ったのに、この人化粧までして本当に俺の事を女の子にしようとしてるよ!!
多分今世の見た目ならそういうのは似合うとは思うけど、実際やるかは別だし普通に嫌だ。
でもオカマさんに押し切らちゃったんだよォ。
「はい、リップを塗って........完成。」
化粧道具を置いてオカマさんが俺の顔を見る。
その瞬間オカマさんの顔に鼻血がつたう。
「よ、予想以上よ........私天才だわ!!!」
鼻血なんて気にせずひオカマさんはそう叫んだ。
もうやだ........この人。
興奮しながらスマホを取り出し俺の事をパシャパシャと取り始める。
俺はもう全てのことを受け入れることにした。
どうぞ好きにするが良い。
取りたいだけ取ればいい俺はもう気にせんぞ!!
悟りを開いた俺は微笑みながらソファに座る。
その周りを機敏に動きながら写真を連射するオカマさん。
生徒会室は異様な雰囲気に包まれていたその時、ドアがガチャりと空いた。
「俺が一番乗り!!」
「また負けちゃった。」
ドアを開け入ってきたのは羽花くんだ。
その次に息を切らしながら千花くんが入ってくる。
そして二人と目が合う。
2人は驚いた顔で動かない。オカマさんは気にせず俺の周りを動き回る。
うわぁ!!最悪だ!!
この格好誰かに見られるとか恥でしかない!!
俺はこの姿を2人に見られたくなくて急いでどこかに隠れようとした。
その瞬間またドアが空いて、1番この姿を見られたくない人が来てしまった。
生徒会長様はドアを開けこちらを確認すると顎に手を当て「なかなか似合っているね。」と一言笑顔で言った。
そしてスマホを取り出し俺の姿をカメラにうつした。
パシャッとカメラの音が鳴った。
1枚だけ写真を撮ると生徒会長様はこちらを見て微笑んだ。
なんか........なんか........ものすっごい嫌な予感がするんですけどぉぉ!!!!!!!
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