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亜利馬、己との闘い
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「お仕事どうだった?」
リビングで向かい合って座り、会話シーンに入る。
「ああ、プロジェクトも順調だ。この分だと来週にはひと段落つきそうだな」
「やっぱ竜介は凄いね。大好き」
すらすらと台詞を言う竜介に対して、俺はますます顔が赤くなる。あんなに練習したのに、竜介を呼び捨てにするだけで赤面してしまうなんて。
もう、勢いでいってしまうしかない。
「じゃあ、俺がいっぱい癒してあげる」
「それは楽しみだな」
「シャワー浴びてくるね」
立ち上がった俺が画面から消えた数秒後、「オッケーです!」の声がかかった。
そうして次は俺のシャワーシーン。全裸の体を上から下までしっかり撮られて、一時間前は玩具を装着されていた股間のそれを洗うついでにちょっと揉んだりして、ほんの五分くらいで終了。
体を拭いてもらっている間、隣では竜介一人がリビングで煙草を吸ったりスマホを弄っているシーンを撮り、次はリビングのテーブルの上で絡むシーンだ。
Tシャツにボクサーパンツだけになった俺を、スーツ姿の竜介が思い切り「凌辱」する。テーブルに倒されて獣の勢いで体中を舐められ、乳首を抓られ吸われ、舌を絡ませながらの激しいキスをする。初めての竜介との絡みシーンは、驚くほど甘くて気持ち良かった。竜介がちゃんと俺をリードしてくれているのが分かるからこそ、演技なんてしなくても俺もそれに応えられていると実感できた。
「あぁ──あ、気持ちいい、竜介……」
「はしたないぞ亜利馬。こんなに濡らして」
「あ、あ……お、お仕置き、して、……」
「悪い子だ」
「あぁっ──」
尻の方からパンツが下ろされ、テーブルの上で股を開く恰好になる。そのまま膝の裏側を押さえられて腰が浮き、竜介の前に俺の尻の穴が露出する。
「……ん、んぁっ!」
開脚椅子でしたプレイよりはずっとソフトなものなのに、何故だかあれより熱くなる。会陰部を舌でなぞられるというただそれだけのことで、頭の中がとろけ出す。俺は開いた口から涎が垂れるのも気にせず、結合部分を愛撫する竜介の舌に身を委ねた。
「あ、危うく鼻血が……」
「はっはっは。それは光栄だな」
テーブルでのイチャつきプレイが終わって、次はベッドで本番シーンだ。俺は自分のそれを勃たせたままシャワー室に移動し、髪を濡らさないように体を洗って再びスタジオに戻り、ガウンを脱いで全裸待機した。
竜介もスーツを脱いでパンいちになっている。見惚れるほど逞しい体……。俺は、今からあの体に抱かれるのか。
「隙あり!」
「うへぇっ? な、何ですか!」
せっかく落ち着いていた股間を竜介に鷲掴みにされ、思わず飛び上がってしまう。周囲で笑いが起き、そこもばっちりスタッフが構えるデジカメに収められた。
「亜利馬くん竜介くん、スタンバイお願いします」
ベッドの前で竜介と抱き合い、片脚を持ち上げてもらう。絡み合ってもつれ合うようにベッドへ倒れるシーンから始まり、お互いを手と口で愛撫してから、後ろから竜介に脚を開かされて強制オナニーをする。イく手前で止めて、その後いよいよ本番の絡みシーンだ。
──頑張れ、俺。
リビングで向かい合って座り、会話シーンに入る。
「ああ、プロジェクトも順調だ。この分だと来週にはひと段落つきそうだな」
「やっぱ竜介は凄いね。大好き」
すらすらと台詞を言う竜介に対して、俺はますます顔が赤くなる。あんなに練習したのに、竜介を呼び捨てにするだけで赤面してしまうなんて。
もう、勢いでいってしまうしかない。
「じゃあ、俺がいっぱい癒してあげる」
「それは楽しみだな」
「シャワー浴びてくるね」
立ち上がった俺が画面から消えた数秒後、「オッケーです!」の声がかかった。
そうして次は俺のシャワーシーン。全裸の体を上から下までしっかり撮られて、一時間前は玩具を装着されていた股間のそれを洗うついでにちょっと揉んだりして、ほんの五分くらいで終了。
体を拭いてもらっている間、隣では竜介一人がリビングで煙草を吸ったりスマホを弄っているシーンを撮り、次はリビングのテーブルの上で絡むシーンだ。
Tシャツにボクサーパンツだけになった俺を、スーツ姿の竜介が思い切り「凌辱」する。テーブルに倒されて獣の勢いで体中を舐められ、乳首を抓られ吸われ、舌を絡ませながらの激しいキスをする。初めての竜介との絡みシーンは、驚くほど甘くて気持ち良かった。竜介がちゃんと俺をリードしてくれているのが分かるからこそ、演技なんてしなくても俺もそれに応えられていると実感できた。
「あぁ──あ、気持ちいい、竜介……」
「はしたないぞ亜利馬。こんなに濡らして」
「あ、あ……お、お仕置き、して、……」
「悪い子だ」
「あぁっ──」
尻の方からパンツが下ろされ、テーブルの上で股を開く恰好になる。そのまま膝の裏側を押さえられて腰が浮き、竜介の前に俺の尻の穴が露出する。
「……ん、んぁっ!」
開脚椅子でしたプレイよりはずっとソフトなものなのに、何故だかあれより熱くなる。会陰部を舌でなぞられるというただそれだけのことで、頭の中がとろけ出す。俺は開いた口から涎が垂れるのも気にせず、結合部分を愛撫する竜介の舌に身を委ねた。
「あ、危うく鼻血が……」
「はっはっは。それは光栄だな」
テーブルでのイチャつきプレイが終わって、次はベッドで本番シーンだ。俺は自分のそれを勃たせたままシャワー室に移動し、髪を濡らさないように体を洗って再びスタジオに戻り、ガウンを脱いで全裸待機した。
竜介もスーツを脱いでパンいちになっている。見惚れるほど逞しい体……。俺は、今からあの体に抱かれるのか。
「隙あり!」
「うへぇっ? な、何ですか!」
せっかく落ち着いていた股間を竜介に鷲掴みにされ、思わず飛び上がってしまう。周囲で笑いが起き、そこもばっちりスタッフが構えるデジカメに収められた。
「亜利馬くん竜介くん、スタンバイお願いします」
ベッドの前で竜介と抱き合い、片脚を持ち上げてもらう。絡み合ってもつれ合うようにベッドへ倒れるシーンから始まり、お互いを手と口で愛撫してから、後ろから竜介に脚を開かされて強制オナニーをする。イく手前で止めて、その後いよいよ本番の絡みシーンだ。
──頑張れ、俺。
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