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亜利馬、初めての撮影でヤバいことになる
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「お疲れ様! 亜利馬、上手く行ったみたいだね。初めての割には凄くいいのが撮れたって、山野さんが褒めてたよ」
会議室には他の四人がまだ残っていて、お菓子やジュースで寛いでいた。この部屋は『ブレイズ』の専用なのかと思うくらい、雑誌もゴミも散らばっているしスマホの充電器もみんな勝手に使っている。
獅琉が俺を見るなりパッと顔を輝かせて、声をかけてくれたのだが……
「俺のアドバイスが良かったんだ。このガキは他の誰でもねえ、この俺様に助言を頼んだんだからな。俺あってこその今日の結果だ。俺に感謝しろよ」
潤歩が鼻高々で、テーブルに両脚を乗せふんぞり返っている。
「たまたまそこにお前がいただけだろ。後輩に頼られて浮かれてるなんて、潤歩坊やも可愛いとこあるじゃねえか」
「るっせえよ竜介! 坊やって言うなエロジジイ!」
「はいはい」
潤歩と竜介が言い合いをする中、スマホでゲームをしていた大雅が俺を見て首を傾げた。
「どうしたの」
「………」
獅琉も俺の顔を覗き込み、不思議そうに目を丸くさせている。
「亜利馬? どうしたんだ、大丈夫?」
「………」
俺は自分で前を押さえて、真っ赤になった顔を獅琉に向けた。
「し、獅琉さん」
「ん?」
「お、俺……、ち、……ち、……」
「チ?」
四人が俺に顔を向ける。
「×××が、痛いんですっ……!」
歩くのすらキツいくらいに前が痛い。出来ることなら壁に寄りかかってうずくまりたい。パンツに擦れるたびにピリピリとした刺激が走り、今すぐ全部脱いでしまいたかった。
「だ、大丈夫? ちょっと見せて、亜利馬」
「ううぅ……」
俺の前にしゃがんだ獅琉が、慣れた手付きでベルトを外した。ジーンズと、それからボクサーパンツをゆっくりと下ろされる。
「……わ、真っ赤」
「どれどれ」
竜介がこちらに移動してきて、獅琉の横に屈んだ。
「おお、本当だ。お前相当強く扱いたんじゃねえの? 最中、痛くなかったのかよ」
「……もう、その時は、必死過ぎて何も……」
大雅がテーブルに身を伏せ、呆れたように溜息をついている。
「ギャハッ、撮っちゃろ」
潤歩がスマホを俺のそこに向け、シャッターを切った。
「大丈夫? 亜利馬、ちょっとだけ触るよ。根元の方」
「や、優しくしてください……」
獅琉の指が俺の根元を緩く摘まんだ。──が。
「っ……! ……、っ……!」
「おお、声にならない叫び」
「ご、ごめんね。痛かった? 冷やした方がいいかな。潤歩の缶ジュースちょっと貸してよ」
「ざけんなっ、何で俺の飲みモンをコイツのムスコに……」
「い、いいです獅琉さんっ、そんなの絶対痛いから──」
大雅が自分のバッグから何かを取り出して言った。
「……筋肉痛に貼る湿布薬ならあるけど」
「おお、それだ大雅」
竜介が手を叩いて立ち上がった。
「それだ、じゃないですっ! 絶対嫌ですからね!」
「炭酸かけてやろうか」
「潤歩さんっ、マジでぶっ飛ばしますよ!」
「うーん。……もうこの際だから、咥えてあげようか?」
「ひ、人のモノで遊ばないでくださいっ!」
……こうして俺は記念すべき初撮影の日に散々な目に遭い、翌日は休みをもらうこととなったのだった。
会議室には他の四人がまだ残っていて、お菓子やジュースで寛いでいた。この部屋は『ブレイズ』の専用なのかと思うくらい、雑誌もゴミも散らばっているしスマホの充電器もみんな勝手に使っている。
獅琉が俺を見るなりパッと顔を輝かせて、声をかけてくれたのだが……
「俺のアドバイスが良かったんだ。このガキは他の誰でもねえ、この俺様に助言を頼んだんだからな。俺あってこその今日の結果だ。俺に感謝しろよ」
潤歩が鼻高々で、テーブルに両脚を乗せふんぞり返っている。
「たまたまそこにお前がいただけだろ。後輩に頼られて浮かれてるなんて、潤歩坊やも可愛いとこあるじゃねえか」
「るっせえよ竜介! 坊やって言うなエロジジイ!」
「はいはい」
潤歩と竜介が言い合いをする中、スマホでゲームをしていた大雅が俺を見て首を傾げた。
「どうしたの」
「………」
獅琉も俺の顔を覗き込み、不思議そうに目を丸くさせている。
「亜利馬? どうしたんだ、大丈夫?」
「………」
俺は自分で前を押さえて、真っ赤になった顔を獅琉に向けた。
「し、獅琉さん」
「ん?」
「お、俺……、ち、……ち、……」
「チ?」
四人が俺に顔を向ける。
「×××が、痛いんですっ……!」
歩くのすらキツいくらいに前が痛い。出来ることなら壁に寄りかかってうずくまりたい。パンツに擦れるたびにピリピリとした刺激が走り、今すぐ全部脱いでしまいたかった。
「だ、大丈夫? ちょっと見せて、亜利馬」
「ううぅ……」
俺の前にしゃがんだ獅琉が、慣れた手付きでベルトを外した。ジーンズと、それからボクサーパンツをゆっくりと下ろされる。
「……わ、真っ赤」
「どれどれ」
竜介がこちらに移動してきて、獅琉の横に屈んだ。
「おお、本当だ。お前相当強く扱いたんじゃねえの? 最中、痛くなかったのかよ」
「……もう、その時は、必死過ぎて何も……」
大雅がテーブルに身を伏せ、呆れたように溜息をついている。
「ギャハッ、撮っちゃろ」
潤歩がスマホを俺のそこに向け、シャッターを切った。
「大丈夫? 亜利馬、ちょっとだけ触るよ。根元の方」
「や、優しくしてください……」
獅琉の指が俺の根元を緩く摘まんだ。──が。
「っ……! ……、っ……!」
「おお、声にならない叫び」
「ご、ごめんね。痛かった? 冷やした方がいいかな。潤歩の缶ジュースちょっと貸してよ」
「ざけんなっ、何で俺の飲みモンをコイツのムスコに……」
「い、いいです獅琉さんっ、そんなの絶対痛いから──」
大雅が自分のバッグから何かを取り出して言った。
「……筋肉痛に貼る湿布薬ならあるけど」
「おお、それだ大雅」
竜介が手を叩いて立ち上がった。
「それだ、じゃないですっ! 絶対嫌ですからね!」
「炭酸かけてやろうか」
「潤歩さんっ、マジでぶっ飛ばしますよ!」
「うーん。……もうこの際だから、咥えてあげようか?」
「ひ、人のモノで遊ばないでくださいっ!」
……こうして俺は記念すべき初撮影の日に散々な目に遭い、翌日は休みをもらうこととなったのだった。
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