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#1 DKとインキュバス
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「だからいい匂いがするほたるの傍にいれば、たくさん種も集まるかなって……」
「ふうん。俺に被害が及ばないなら勝手にすればいいけど、……で、お前の本当の姿はどれなんだ。その格好じゃ種も取れないだろ」
「元の姿に戻っていいの?」
「戻ってみろ」
ん! とマカロが拳を握り、身を屈める。一瞬の煙がその体を包み込んだかと思ったら、現れたのは──さっきと同じ青年の姿だった。見た目は俺より少し年上で、よく見れば男前でもある。
「それが本当の姿か」
「ああ。俺達は何にでも姿を変えられるが、極端に力を消耗したり精神的に動揺すると、ガキの姿になるのさ」
「じゃあさっきは俺にすごまれて動揺したってことか」
「そ、それは……!」
ともあれ気は弱そうだし、俺でもどうにかなる相手だというのは確かだ。退屈もしなそうだし、俺を追い回す連中に仕返しが出来るかもしれないと思えば──傍に置いておいても損はない、かもしれない。
「よし。マカ、お前が俺の傍にいることを許可する」
「ほ、ほんとか?」
「ああ、ただし俺の種はやらない。その代わり寝床は用意してやるし、俺に迷惑をかける奴らの種は幾らでも取っていい」
「わ、分かった。炎樽に迷惑をかける奴らの種は……」
復唱するマカロに何となく肩の力が抜け、俺は彼に向かって右手を差し出した。
「改めて、比良坂炎樽だ。よろしくな、マカ」
「ああ。俺はマカじゃなくてマカロ」
「マカの方が精力増強って感じがしていいだろ?」
しっかりと握手を交わし、俺達は互いに悪戯っぽい笑みを浮かべた。
*
翌朝。
「おはよう、炎樽……」
いつも通り早起きして弁当を作っていたら、ピンクの髪を寝ぐせで散らかしたマカロが目を擦りながら台所へ入ってきた。やっぱり昨日のあれは夢じゃなかったのだ。
「朝ごはん……」
「夢魔も飯を食うのか?」
「食うさ、そりゃ」
シャツを捲って腹をぼりぼりとかきながら、マカロが俺の隣に立つ。
「はあ……炎樽、朝からいい匂い」
「抱き付くなっ!」
「お、怒るなって。匂い嗅いだだけだろ!」
弁当と朝飯用に作ったおにぎりを一つ渡すと、マカロが不思議そうにそれを見つめて恐る恐る齧りついた。
「……んまっ! 何これ、うっま!」
「知らないのかよ、おにぎり。中身はカツオ節だけど」
「めっちゃうまっ! これすげえ、何個でも食える!」
「何個も食うなよ。二つまでだ」
ただの握り飯でこんなに感激してくれるとは、面白い奴だ。普段どれだけ不味い物を食べてるんだろう。
「はあ、幸せ。……そんで炎樽、俺は何をすればいい?」
飯粒を口の周りにくっつけて、マカロが流し台の縁にひょいと腰をかける。
「こんなに美味いもの食わしてもらったし、何でも礼するぞ。取り敢えず、匂いに暴走してる奴らから炎樽を守ればいいんだろ」
「簡単に言うけどさぁ」
椅子に座って自分のおにぎりを食べながら、俺は肩を竦めた。
「守るって言ったって、どうやるんだ? 一応現場は学校だし、面倒なことになるのだけは御免だぞ」
「甘く見てもらっては困る。炎樽、お前にはこれをやろう」
そう言ってマカロが俺に差し出したのは、星のマークが付いた長方形のステッカーだった。スマホくらいのサイズで、普通にデザインもロック風でカッコいい。
「これ、何だ?」
「夢魔印の封印ステッカーだぞ。貼っておくとフェロモンが抑えられる。効果は十時間くらいだけどな」
「超便利じゃん! お札みたいなものか」
早速シャツを捲って腹に貼ろうとしたら、マカロが「違う違う」と尻尾を振って俺の方へ寄ってきた。
「一番匂いが濃いところに貼るんだ。封じなきゃ意味ないんだからな」
「と言うと……」
「こっち」
部屋着のズボンと下着を同時に下ろされ、マカロの前に俺のそれが露出した。何てことないように台紙からステッカーを剥がしたマカロが、俺のそれにぐるりとステッカーを巻いて貼る。
「………」
「これでよし。若干サイズが合わないけど」
「……これ、剥がす時痛くないだろうな。かぶれない?」
「効果が消えれば自然と剥がれる。小便するのに支障はないし、絶対に途中で剥がしたら駄目だぞ」
パンツを穿くと何ともむず痒くてもじもじしてしまうが、これで奴らから襲われないなら我慢するしかない。
「念のために俺も学校へ付いて行ってやるよ。種集める仕事もあるからな」
「その頭じゃ目立ち過ぎるだろ。子供の姿で連れてくのも駄目だし」
「大丈夫、大丈夫」
言うなりマカロの姿がどんどん小さくなり、ストラップのフィギュアサイズになってちょこんと俺の頭に乗った。
「これで炎樽の髪の毛に隠れられる。ふわふわで気持ちいいぜ」
「余計な揉め事とかは起こすなよ……」
言いつつも、これはこれで楽しみでもあった。本当に効果があるなら万々歳だし、そんな魔法みたいな奇跡が俺の身に起こるなんてわくわくしか感じない。
昼休みと放課後の追跡劇がなくなるなら、俺の日常は平穏なものになる。もしかしたら彰良先輩とお近づきになれるかもしれないし、友人だっていっぱいできて高校生らしい青春を送ることもできる……かもしれない。
きっと今日から薔薇色の学生生活だ。
「ふうん。俺に被害が及ばないなら勝手にすればいいけど、……で、お前の本当の姿はどれなんだ。その格好じゃ種も取れないだろ」
「元の姿に戻っていいの?」
「戻ってみろ」
ん! とマカロが拳を握り、身を屈める。一瞬の煙がその体を包み込んだかと思ったら、現れたのは──さっきと同じ青年の姿だった。見た目は俺より少し年上で、よく見れば男前でもある。
「それが本当の姿か」
「ああ。俺達は何にでも姿を変えられるが、極端に力を消耗したり精神的に動揺すると、ガキの姿になるのさ」
「じゃあさっきは俺にすごまれて動揺したってことか」
「そ、それは……!」
ともあれ気は弱そうだし、俺でもどうにかなる相手だというのは確かだ。退屈もしなそうだし、俺を追い回す連中に仕返しが出来るかもしれないと思えば──傍に置いておいても損はない、かもしれない。
「よし。マカ、お前が俺の傍にいることを許可する」
「ほ、ほんとか?」
「ああ、ただし俺の種はやらない。その代わり寝床は用意してやるし、俺に迷惑をかける奴らの種は幾らでも取っていい」
「わ、分かった。炎樽に迷惑をかける奴らの種は……」
復唱するマカロに何となく肩の力が抜け、俺は彼に向かって右手を差し出した。
「改めて、比良坂炎樽だ。よろしくな、マカ」
「ああ。俺はマカじゃなくてマカロ」
「マカの方が精力増強って感じがしていいだろ?」
しっかりと握手を交わし、俺達は互いに悪戯っぽい笑みを浮かべた。
*
翌朝。
「おはよう、炎樽……」
いつも通り早起きして弁当を作っていたら、ピンクの髪を寝ぐせで散らかしたマカロが目を擦りながら台所へ入ってきた。やっぱり昨日のあれは夢じゃなかったのだ。
「朝ごはん……」
「夢魔も飯を食うのか?」
「食うさ、そりゃ」
シャツを捲って腹をぼりぼりとかきながら、マカロが俺の隣に立つ。
「はあ……炎樽、朝からいい匂い」
「抱き付くなっ!」
「お、怒るなって。匂い嗅いだだけだろ!」
弁当と朝飯用に作ったおにぎりを一つ渡すと、マカロが不思議そうにそれを見つめて恐る恐る齧りついた。
「……んまっ! 何これ、うっま!」
「知らないのかよ、おにぎり。中身はカツオ節だけど」
「めっちゃうまっ! これすげえ、何個でも食える!」
「何個も食うなよ。二つまでだ」
ただの握り飯でこんなに感激してくれるとは、面白い奴だ。普段どれだけ不味い物を食べてるんだろう。
「はあ、幸せ。……そんで炎樽、俺は何をすればいい?」
飯粒を口の周りにくっつけて、マカロが流し台の縁にひょいと腰をかける。
「こんなに美味いもの食わしてもらったし、何でも礼するぞ。取り敢えず、匂いに暴走してる奴らから炎樽を守ればいいんだろ」
「簡単に言うけどさぁ」
椅子に座って自分のおにぎりを食べながら、俺は肩を竦めた。
「守るって言ったって、どうやるんだ? 一応現場は学校だし、面倒なことになるのだけは御免だぞ」
「甘く見てもらっては困る。炎樽、お前にはこれをやろう」
そう言ってマカロが俺に差し出したのは、星のマークが付いた長方形のステッカーだった。スマホくらいのサイズで、普通にデザインもロック風でカッコいい。
「これ、何だ?」
「夢魔印の封印ステッカーだぞ。貼っておくとフェロモンが抑えられる。効果は十時間くらいだけどな」
「超便利じゃん! お札みたいなものか」
早速シャツを捲って腹に貼ろうとしたら、マカロが「違う違う」と尻尾を振って俺の方へ寄ってきた。
「一番匂いが濃いところに貼るんだ。封じなきゃ意味ないんだからな」
「と言うと……」
「こっち」
部屋着のズボンと下着を同時に下ろされ、マカロの前に俺のそれが露出した。何てことないように台紙からステッカーを剥がしたマカロが、俺のそれにぐるりとステッカーを巻いて貼る。
「………」
「これでよし。若干サイズが合わないけど」
「……これ、剥がす時痛くないだろうな。かぶれない?」
「効果が消えれば自然と剥がれる。小便するのに支障はないし、絶対に途中で剥がしたら駄目だぞ」
パンツを穿くと何ともむず痒くてもじもじしてしまうが、これで奴らから襲われないなら我慢するしかない。
「念のために俺も学校へ付いて行ってやるよ。種集める仕事もあるからな」
「その頭じゃ目立ち過ぎるだろ。子供の姿で連れてくのも駄目だし」
「大丈夫、大丈夫」
言うなりマカロの姿がどんどん小さくなり、ストラップのフィギュアサイズになってちょこんと俺の頭に乗った。
「これで炎樽の髪の毛に隠れられる。ふわふわで気持ちいいぜ」
「余計な揉め事とかは起こすなよ……」
言いつつも、これはこれで楽しみでもあった。本当に効果があるなら万々歳だし、そんな魔法みたいな奇跡が俺の身に起こるなんてわくわくしか感じない。
昼休みと放課後の追跡劇がなくなるなら、俺の日常は平穏なものになる。もしかしたら彰良先輩とお近づきになれるかもしれないし、友人だっていっぱいできて高校生らしい青春を送ることもできる……かもしれない。
きっと今日から薔薇色の学生生活だ。
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