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体が熱い。噛まれた乳首の痛みが消え、心地好い快楽に変わって行く。
「……は、……」
「気付いたか? その男達も微量だがタランチュラの毒を含んでいる」
舐められたあちこちが疼き、俺は両目を強く閉じて歯を食いしばった。熱いのは毒の唾液が触れた皮膚だけじゃない。その下の筋肉、血液までもが滾っているようだ。
「摂取し過ぎれば死ぬが、その量なら最高の快楽になるだろう」
「ん、……るっせ、ぇ……」
「体中から性感帯に熱と疼きが集まって行く。質の良い酒を飲んだ時のような心地好い波に意識を包まれ、同じところを再び、ゆっくりと舐められれば──」
「あっ、……あぁっ!」
「──耐え難い快感になる」
闇示の声が遠ざかって行き、俺は噛まれた乳首に這う男の舌を潤んだ目で見つめた。
「ふ、……う、ぅ」
これ以上ないほど熱く尖った左の乳首が男の舌によって何度も転がされ、啄まれ、吸い上げられる。男の唾液から赤い毒が体内に拡散して行く感覚があり、ガクガクと膝が震えた。
「つっ、……!」
右脚の内股に歯を立てられた瞬間、驚くほど腰が跳ねた。
「触れてもいないのに硬くさせているな。ガワが美しくても所詮はただの男だ」
「く、ぅ……」
闇示が脚を組み直し、椅子のひじ掛けに頬杖をつきながら嗤った。
「その『男』の部分にタランチュラを這わせたら、どうなると思う? ……二度とコイツ無しでは勃たなくなるぜ」
俺は両足を何とか踏ん張り、手首の枷から伸びている鎖を強く握り締めた。
何か別のことに意識を向けないと。皇牙に抱き上げられた時の高揚感。ニコラ達と飲んだ酒、ライの悪戯っぽい笑顔、それからサッカーボールを蹴る飛弦。
体に浴びるスポット、レーザーライト、甘ったるい声の曲。膝の裏に感じるポールの熱、浮遊する体──
「ん、……ああっ!」
その瞬間は背中が反り、握った鎖が激しく音を立てた。
闇示の唇が歪む。
「集中して踊れよ、ストリッパー失格だぞ」
伸ばされた闇示の脚。靴底で俺のそこがパンツ越しに押し上げられ、その一点から頭蓋のてっぺんまでを鋭い電流が駆け抜けた。
「うっ、あ……、やめ、ろっ……!」
「そろそろメインディッシュを可愛がってやれ。こんなに硬くさせても耐えてる彼に褒美をやらないとな」
「い、嫌だっ……! やめろ、やめ、ろ……!」
男達の息使いが荒くなる。こいつらもタランチュラの毒を含んでいるのだ。ロングパンツの中で猛ったそれを俺の脚に押し付けながらゆっくりと腰を落として行く様はまるでポールダンスのようだった。
「……は、……」
「気付いたか? その男達も微量だがタランチュラの毒を含んでいる」
舐められたあちこちが疼き、俺は両目を強く閉じて歯を食いしばった。熱いのは毒の唾液が触れた皮膚だけじゃない。その下の筋肉、血液までもが滾っているようだ。
「摂取し過ぎれば死ぬが、その量なら最高の快楽になるだろう」
「ん、……るっせ、ぇ……」
「体中から性感帯に熱と疼きが集まって行く。質の良い酒を飲んだ時のような心地好い波に意識を包まれ、同じところを再び、ゆっくりと舐められれば──」
「あっ、……あぁっ!」
「──耐え難い快感になる」
闇示の声が遠ざかって行き、俺は噛まれた乳首に這う男の舌を潤んだ目で見つめた。
「ふ、……う、ぅ」
これ以上ないほど熱く尖った左の乳首が男の舌によって何度も転がされ、啄まれ、吸い上げられる。男の唾液から赤い毒が体内に拡散して行く感覚があり、ガクガクと膝が震えた。
「つっ、……!」
右脚の内股に歯を立てられた瞬間、驚くほど腰が跳ねた。
「触れてもいないのに硬くさせているな。ガワが美しくても所詮はただの男だ」
「く、ぅ……」
闇示が脚を組み直し、椅子のひじ掛けに頬杖をつきながら嗤った。
「その『男』の部分にタランチュラを這わせたら、どうなると思う? ……二度とコイツ無しでは勃たなくなるぜ」
俺は両足を何とか踏ん張り、手首の枷から伸びている鎖を強く握り締めた。
何か別のことに意識を向けないと。皇牙に抱き上げられた時の高揚感。ニコラ達と飲んだ酒、ライの悪戯っぽい笑顔、それからサッカーボールを蹴る飛弦。
体に浴びるスポット、レーザーライト、甘ったるい声の曲。膝の裏に感じるポールの熱、浮遊する体──
「ん、……ああっ!」
その瞬間は背中が反り、握った鎖が激しく音を立てた。
闇示の唇が歪む。
「集中して踊れよ、ストリッパー失格だぞ」
伸ばされた闇示の脚。靴底で俺のそこがパンツ越しに押し上げられ、その一点から頭蓋のてっぺんまでを鋭い電流が駆け抜けた。
「うっ、あ……、やめ、ろっ……!」
「そろそろメインディッシュを可愛がってやれ。こんなに硬くさせても耐えてる彼に褒美をやらないとな」
「い、嫌だっ……! やめろ、やめ、ろ……!」
男達の息使いが荒くなる。こいつらもタランチュラの毒を含んでいるのだ。ロングパンツの中で猛ったそれを俺の脚に押し付けながらゆっくりと腰を落として行く様はまるでポールダンスのようだった。
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