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第10話 ご主人の声には反応します、ネコです
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突然の「命令」に驚いた俺は危うくスマホを落としそうになってしまい、思わず幸嶋さんと華深がいる浴室の方へと顔を向けた。
「そ、そんなの無理だって。二人、いつ出てくるか分かんないし……!」
〈それなら早くやった方がいいぜ。二人の前でするのは嫌だろ〉
「……せ、刹……」
その声だけで刹の機嫌が良いと分かる。視線を伏せた刹が口元を緩めているのも、ベッドの上に座って片膝を立てているのも、直接見ていなくても頭の中にその姿が浮かぶ。
〈那由太、服の上から片手でゆっくり触ってみろ〉
「……ん、……う」
座った脚の間に手を置き、言われた通りに恐々触れてみる。まだ芯は持っていないものの触れただけで腰が疼き、俺はスマホを耳に押し当てて刹の声を待った。
〈少し息が荒くなったな。勃つまで触ってろよ〉
「……う、うん……。でも、……は、ぁっ……」
刹に触られているのでも見られているのでもなく、ただ「聞かれている」だけなのに、息遣いと手の動きが止まらない。
ほんの一日、二日、会えなかっただけで──体がこんなにも刹を求めているなんて。
「ふ、……う、声、出ちゃ……」
〈完勃ちしたらパンツから出して扱けよ。エロい音がコッチにも聞こえるくらいな〉
「や、やだ……そんなの、恥ずかしい……!」
〈那由太〉
「あっ、──あ、ぁっ」
耳元で名前を呼ばれると、腰から背中に甘い電流が走る。
俺は下着の中に手を入れ、熱くなった自身のそれを抜き出した。先端がぬるついている。手を上下させると卑猥な音が漏れ、恥ずかしいのにその刺激が欲しくて堪らない。
「せ、刹っ……、俺、熱くて……!」
〈俺もだ〉
「あ──」
スマホ越しに刹の息が上がっている。
俺と同じことを刹がしているかもしれないと思うだけで、もうヤバい。
〈那由太、……目つぶって仰向けになれよ。脚開いて俺の×××ぶち込まれるとこ想像しろ〉
「そ、そんなことしたら……声、凄い出ちゃうしっ……!」
〈お前が妄想したこと、帰ったら全部してやるからさ〉
「……んっ、して、……全部して、刹っ……」
ソファに倒れた俺は膝まで下げたパンツと下着を蹴るようにして床に落とし、スマホに耳を押し付けながら刹に訴えた。
ペニスを扱く手は止まらない。声も、気持ち良いのも、大好きな刹に会いたい気持ちも、全部止まらない──。
「ん、あっ……刹、凄い……あっ、あ……」
〈聞こえてるぜ那由太。お前の声と音、すげえエロい〉
「も、もっと……聞きたい、俺も……刹の声、……あっ」
見えないからこそより大胆になっているみたいだ。
俺はペニスを強く擦りながら腰をくねらせ、実際刹に抱かれている時よりもずっと恥ずかしい表情で快楽を求めていた。
「そ、そんなの無理だって。二人、いつ出てくるか分かんないし……!」
〈それなら早くやった方がいいぜ。二人の前でするのは嫌だろ〉
「……せ、刹……」
その声だけで刹の機嫌が良いと分かる。視線を伏せた刹が口元を緩めているのも、ベッドの上に座って片膝を立てているのも、直接見ていなくても頭の中にその姿が浮かぶ。
〈那由太、服の上から片手でゆっくり触ってみろ〉
「……ん、……う」
座った脚の間に手を置き、言われた通りに恐々触れてみる。まだ芯は持っていないものの触れただけで腰が疼き、俺はスマホを耳に押し当てて刹の声を待った。
〈少し息が荒くなったな。勃つまで触ってろよ〉
「……う、うん……。でも、……は、ぁっ……」
刹に触られているのでも見られているのでもなく、ただ「聞かれている」だけなのに、息遣いと手の動きが止まらない。
ほんの一日、二日、会えなかっただけで──体がこんなにも刹を求めているなんて。
「ふ、……う、声、出ちゃ……」
〈完勃ちしたらパンツから出して扱けよ。エロい音がコッチにも聞こえるくらいな〉
「や、やだ……そんなの、恥ずかしい……!」
〈那由太〉
「あっ、──あ、ぁっ」
耳元で名前を呼ばれると、腰から背中に甘い電流が走る。
俺は下着の中に手を入れ、熱くなった自身のそれを抜き出した。先端がぬるついている。手を上下させると卑猥な音が漏れ、恥ずかしいのにその刺激が欲しくて堪らない。
「せ、刹っ……、俺、熱くて……!」
〈俺もだ〉
「あ──」
スマホ越しに刹の息が上がっている。
俺と同じことを刹がしているかもしれないと思うだけで、もうヤバい。
〈那由太、……目つぶって仰向けになれよ。脚開いて俺の×××ぶち込まれるとこ想像しろ〉
「そ、そんなことしたら……声、凄い出ちゃうしっ……!」
〈お前が妄想したこと、帰ったら全部してやるからさ〉
「……んっ、して、……全部して、刹っ……」
ソファに倒れた俺は膝まで下げたパンツと下着を蹴るようにして床に落とし、スマホに耳を押し付けながら刹に訴えた。
ペニスを扱く手は止まらない。声も、気持ち良いのも、大好きな刹に会いたい気持ちも、全部止まらない──。
「ん、あっ……刹、凄い……あっ、あ……」
〈聞こえてるぜ那由太。お前の声と音、すげえエロい〉
「も、もっと……聞きたい、俺も……刹の声、……あっ」
見えないからこそより大胆になっているみたいだ。
俺はペニスを強く擦りながら腰をくねらせ、実際刹に抱かれている時よりもずっと恥ずかしい表情で快楽を求めていた。
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