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狗嵜ネムリ

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亜利馬、昇った先はセクハラ天国?

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「このドスケベ、そんなに男の×××が好きかよ」
 嘲笑うような潤歩の声。俺は朦朧としながらもしっかり二人のそれを握って答えた。
「ちが、う……みんなの、だから……」
「俺達のだから好きって言うのか?」
「そ、う……、みんなの××××……、だいすき……」

「………」
 潤歩がニヤニヤしながら、竜介に耳打ちした。
「……えっ、……そ、それは……まあ、構わないが」
「悪いな、新しいの買う金出すからよ、っと……」
「え、あ……あぁ……や、潤歩さん、やあぁ……!」
 突然、握っていた潤歩の先端から精液とは違うものが溢れてきた。「う、潤歩……」俺の顔に浴びせながらどこか恍惚とした表情で、潤歩が大雅に言う。
「大雅、お前も小便ぶっかけてやれよ。亜利馬いまマゾモード入ってっから」
「で、でも……」
「ふわ、あ……ひど、い……けど、いいよ大雅。したいなら……」
「………」
 大雅が真っ赤になった顔で、竜介を見た。
「……ああ、俺も見たいな。大雅、お前が亜利馬の顔を汚すところ」
「ん、っ……あぁ……ごめん、亜利馬ぁ……」
 耐え切れず大雅のペニスからも透明な液体が迸った。可哀想に、泣きそうなほど顔が赤くなっている。

「あは。みんな遠慮ないね。……俺も遠慮なくいくよっ……」
「――うあっ、あ! しりゅう、さん……激しっ……! ああぁっ……!」
 顔中に大雅のそれを浴びながら、俺は中で獅琉のモノを締めるように腰をくねらせた。引き抜いてはまた打ち付ける獅琉の激しさに、霞がかった頭の中が更に白くなって行くのが分かる。

「ふ、あぁ……ヤバい、かも……」
「イきそうだ、亜利馬……悪い」
 額に押し付けられ擦られていた竜介のペニスから白濁液が飛び、文字通り一瞬目の前が真っ白になった。
「あ、亜利馬……俺も……」
 続いて大雅が、
「んじゃ、俺もっ……」
 そして潤歩が。流石にみんなプロなだけあって、射精のタイミングも完璧だ。

「俺もイくよ、亜利馬……」
 三人の精液を顔に受けてドロドロになった俺の腹に、更に獅琉の精液が飛び散った。そこでようやくスキンを着けていないことに気付いたけれど……まあいいや、なんて気持ちになる。
「はあ、ぁ……べたべた……すごい」
「亜利馬ももう一回イかせてあげるね」
「あん……ん、あぁ……」
 他の三人と比べてまだ体力が余っているのか、最後に獅琉が俺のそれをたっぷりとフェラで愛撫し、自分を含め五人分の精液と二人分の小便に塗れた俺がベッドに残った。撮影だったらこれでカメラが引いて行って終了だ。つい、「オッケーです」の声を待ってしまう。

「あぁ……嬲られ尽くした亜利馬、可愛い! 写真撮っちゃお」
 スマホが向けられ、何度もシャッターが切られる。
「ちょ、……獅琉さん……」
「獅琉、俺にも後でそれ送れよ」
「……俺も欲しい」
「ああ、俺にも頼む。記念だからな」
 ――こ、この人達。

「す、……」
 声を振り絞って訴える俺の口元に、獅琉が耳を寄せる。
「なに? 亜利馬、感想? 言って言って」
「す、……末っ子は、損だあぁッ……!」
 顔中に付着したあれこれを両手で拭い、思い切り獅琉の顔に擦り付ける。
「ぎゃっ! 亜利馬、やめてよ!」
「獅琉さんも俺と同じ気持ちを味わえばいいんですっ!」
「やだ!」
「はっはっは、末っ子の復讐だな!」
「竜介さんもですよっ!」
「えぇっ!」
「逃げないでくださいっ! 潤歩さんと、大雅もっ……!」
 逃げ惑う四人を追いかける俺に、潤歩が叫んだ。
「出た、妖怪精液まみれ! 服のまま抱き付かれたら最悪だぞ!」
「う、うるさいっ! みんな道連れです!」
「何でそんな体力が残ってるんだ!」
 ぎゃあぎゃあと喚きながら駆け回る俺達。もちろん、みんな笑っている。

 ……まあ、俺だって朦朧としていたとはいえ、気持ち良かったのは事実だから本気で怒ってるわけじゃないけれど。
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