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第20話 しっかり玉雪と余裕の平日
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頼寿の胸板から腹筋へ唇を移動させ、男らしい腹の筋肉に何度もキスを繰り返す。愛しくて感情が高ぶり、俺は頼寿の腹筋を舌で愛撫しながら片手でジャージを下ろしていった。
「……こういうの結構好き」
俺の言う「こういうの」とは、パンツを脱がさずペニスに愛撫をすることだ。直接も嫌いじゃないけど、何となくパンツがあることで「恥ずかしいことをしている感」が増す気がする。
「腹筋舐めるのはなかなかエロいな」
「へへ。あんまりしたことないけど、一度がっつり腹筋触ったりしてみたかったんだ」
「性癖変わってねえか?」
「そんなことねえって。割れた腹筋は男も女も好きでしょ」
再び腹筋にキスをしながら、今度はパンツ越しに頼寿のペニスをゆっくりとマッサージする。
「無理に勃たせなくていいよ、まずは血行を良くするためのマッサージだから」
「確かに気持ちはいい、寝そうだ」
「ね、寝るのは駄目!」
布ごと頼寿の立派なモノを優しく揉んだり、時折そっと撫でたり、腹筋から移動させた唇でくすぐったりと、俺なりに思いやりを持って丁寧な奉仕をしてゆく。
頼寿がフゥと大きく息をつくと、同時に俺の手の下でペニスが脈打った。血が巡って芯を持ち出す感覚が伝わってくる。生理現象だとしても、俺の愛撫に感じてくれるのは素直に嬉しい。
「少し勃ってきたよ」
「ん。思いやりの賜物だな」
それにしても、シャツを胸まで捲ってパンツを盛り上がらせている頼寿はエロい。俺も男だからだろうか? 何だかエロ雑誌のグラビアを見た時と同じ興奮を感じて、頼寿をオカズに一人で色々したくなってしまう。
でもそれじゃ駄目だ。俺の性欲よりも頼寿への思いやり、奉仕の心。今日のテーマはそれなんだから。
「……ぬ、脱がしていい?」
「おう」
許可をもらって頼寿のパンツに手をかける。何故か分からないけど心臓がドキドキして、汗が止まらない。頼寿のモノなんて散々見てるのに。
「はあ、……カッコいい」
ともあれパンツから飛び出した頼寿のそれを前に、ついつい心の声を口に出してしまった。そんな俺に呆れた目を向けながら、頼寿が言った。
「俺本人にもあまり言ってくれねえ台詞じゃねえか」
「心では思ってるけどね」
目を閉じ、笑う形に口も閉じて、俺は頼寿の屹立したそれの裏側に「んん!」と思い切り唇を押し付けた。
「なんで頼寿のちんちん、こんなに愛しく思うんだろ」
「それは俺がタマのケツを愛しく感じるのと同じ気持ちかもしれねえ」
「……そうかなぁ、俺は尻にはあんまり興味湧かないけど……」
「お前の性感帯は全て愛しく感じるぞ。だから同時にいくつも攻めてやりたくなる」
珍しく嬉しくなるようなことを言ってもらえた俺は、ニンマリと笑ってから頼寿のペニスの先端へと唇を被せていった。
熱くて、硬くて、力強くて大好きだ。セックスしなくても頼寿が命令するなら、何時間だって咥えていられる。
「は……ぁ、う……」
「フェラしてる時も喘ぐんだな、タマは」
刺激を与えられていないのに声が出てしまうのは、感情が高ぶっているからだと思う。頼寿が気持ち良くなってくれるのが嬉しくて堪らないのだ。
「は、ふ、……」
「………」
「……こういうの結構好き」
俺の言う「こういうの」とは、パンツを脱がさずペニスに愛撫をすることだ。直接も嫌いじゃないけど、何となくパンツがあることで「恥ずかしいことをしている感」が増す気がする。
「腹筋舐めるのはなかなかエロいな」
「へへ。あんまりしたことないけど、一度がっつり腹筋触ったりしてみたかったんだ」
「性癖変わってねえか?」
「そんなことねえって。割れた腹筋は男も女も好きでしょ」
再び腹筋にキスをしながら、今度はパンツ越しに頼寿のペニスをゆっくりとマッサージする。
「無理に勃たせなくていいよ、まずは血行を良くするためのマッサージだから」
「確かに気持ちはいい、寝そうだ」
「ね、寝るのは駄目!」
布ごと頼寿の立派なモノを優しく揉んだり、時折そっと撫でたり、腹筋から移動させた唇でくすぐったりと、俺なりに思いやりを持って丁寧な奉仕をしてゆく。
頼寿がフゥと大きく息をつくと、同時に俺の手の下でペニスが脈打った。血が巡って芯を持ち出す感覚が伝わってくる。生理現象だとしても、俺の愛撫に感じてくれるのは素直に嬉しい。
「少し勃ってきたよ」
「ん。思いやりの賜物だな」
それにしても、シャツを胸まで捲ってパンツを盛り上がらせている頼寿はエロい。俺も男だからだろうか? 何だかエロ雑誌のグラビアを見た時と同じ興奮を感じて、頼寿をオカズに一人で色々したくなってしまう。
でもそれじゃ駄目だ。俺の性欲よりも頼寿への思いやり、奉仕の心。今日のテーマはそれなんだから。
「……ぬ、脱がしていい?」
「おう」
許可をもらって頼寿のパンツに手をかける。何故か分からないけど心臓がドキドキして、汗が止まらない。頼寿のモノなんて散々見てるのに。
「はあ、……カッコいい」
ともあれパンツから飛び出した頼寿のそれを前に、ついつい心の声を口に出してしまった。そんな俺に呆れた目を向けながら、頼寿が言った。
「俺本人にもあまり言ってくれねえ台詞じゃねえか」
「心では思ってるけどね」
目を閉じ、笑う形に口も閉じて、俺は頼寿の屹立したそれの裏側に「んん!」と思い切り唇を押し付けた。
「なんで頼寿のちんちん、こんなに愛しく思うんだろ」
「それは俺がタマのケツを愛しく感じるのと同じ気持ちかもしれねえ」
「……そうかなぁ、俺は尻にはあんまり興味湧かないけど……」
「お前の性感帯は全て愛しく感じるぞ。だから同時にいくつも攻めてやりたくなる」
珍しく嬉しくなるようなことを言ってもらえた俺は、ニンマリと笑ってから頼寿のペニスの先端へと唇を被せていった。
熱くて、硬くて、力強くて大好きだ。セックスしなくても頼寿が命令するなら、何時間だって咥えていられる。
「は……ぁ、う……」
「フェラしてる時も喘ぐんだな、タマは」
刺激を与えられていないのに声が出てしまうのは、感情が高ぶっているからだと思う。頼寿が気持ち良くなってくれるのが嬉しくて堪らないのだ。
「は、ふ、……」
「………」
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閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
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お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
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近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
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閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
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今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。



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