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第6話 あめ欲しい!
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体を起こしてベッドに座った頼寿が、ずらしたスエットからペニスを抜き出す。
「………」
初めて目にする頼寿のそれは想像よりもずっと大きくて、その凶悪なサイズに思わず唾を飲んでしまった。
知識としては知っている。この凶悪なペニスがお尻に入ると、気持ち良くて最高なんだって。
「すごい……」
「いきなりしゃぶろうとしねえで、最初は舌を使え。昼間アメを舐めた時を思い出せ」
怖々手を伸ばして根元を握ると、思ったよりも熱くて驚いた。はっきりと俺の方を向いたペニスの先端に唇を寄せ、舌でそっと触れてみる。
──意外に味がしない。風呂に入ったからか?
考えてみれば皮膚は手や頬と同じなのだ。味がするというのは多分、我慢汁とか精液のことなんだろう。
「はぁ……」
先端の裏側を何度も舐めて、たまに口に含み、またゆっくりと舌を這わせる。頼寿が何も喋らずにいるところをみると、当然だけど上手くできていないらしい。
「……気持ち良くない?」
「まだくすぐってえ、って感じだが今はそれでいい。すぐに慣れる」
思い切って口の中に頬張り、中で舌を絡ませながらしゃぶってみる。
甘くて美味しいアメを舐めるように。
できるだけ長く味わうように。
「咥え込み過ぎるなよ、嘔吐くからな」
「んうぅ……へんなあじ、でてきた」
「それと、咥えながら喋るな」
恐らく体液が出たというのは頼寿が感じている証拠。苦くてしょっぱくて好きな味じゃないけれど、……何となくエロい味だと思った。
「どうだ? 慣れてきたか」
「……美味しくない。一旦ここまでで……」
口元を拭って顔を上げると、頼寿がわざとらしく呆れた顔で溜息をついた。
「半端で止めやがって、これだから坊ちゃんは」
「だだ、だって初めてだったし……!」
「まあ、自分から咥えただけでも前進か」
「わっ……?」
油断していたところで、頼寿が俺の体をベッドに押し倒す。
そうして、耳元にイヤラシく囁かれた。
「頑張った褒美の飴をやらねえとな」
「あ、あめ……あめ欲しいっ……」
パジャマのズボンと下着を同時に脱がされ露出したそれを、頼寿が一口で飲み込んで行く。
「はあ、ぁっ──!」
熱くてビリビリして、太腿が痙攣してしまう。言われてもいないのに大きく股を開いた俺は、頼寿の黒髪を緩く掴んで声を張り上げた。
ずっと欲しかった快楽。ずっと欲しかった飴。根元まで包み込まれたペニスは今、頼寿の舌で極上の「ご褒美」をもらっている。
「あっ、あ……! すご、頼寿のベロが……俺の×××溶かしにきてる……ふあ、あ、あぁっ!」
「……もう少しマシなこと言えねえのか」
ちゅぽ、と音を立てて口からそれを抜いた頼寿が、冷めた目で俺を見ながら言った。
「むり、なんも考えれなくて……あぁっ! ま、また激しいやつ……ああぁ!」
裏側の弱いところを締め付けながら舌で擦られ、意識が飛ぶほどの快感に涙が溢れてくる。頼寿の伏せた睫毛が綺麗で、形のいい唇が俺のそれを頬張っていると思うと堪らなく背徳的で──
「より、ひさ……! イくかも、俺……ごめん、イッちゃう……!」
「ん」
宣言したのに、頼寿は顔を離すどころかより深くそれを咥え込んだ。
「ああぁ、だめっ……もうむり、イくッ──」
極上の飴と最高の絶頂。
涙と涎を垂らしながらぐったりと伏せる俺を、頼寿がいつもの冷めた目で見下ろしている。
そうして口に溜まった体液を手のひらに吐き出し、例の不敵な笑みを浮かべて言った。
「次からは俺が許可するまでイくなよ」
「は、う……」
怖いのか優しいのか分からない。
頼寿って、やっぱり変な奴──。
つづく!
「………」
初めて目にする頼寿のそれは想像よりもずっと大きくて、その凶悪なサイズに思わず唾を飲んでしまった。
知識としては知っている。この凶悪なペニスがお尻に入ると、気持ち良くて最高なんだって。
「すごい……」
「いきなりしゃぶろうとしねえで、最初は舌を使え。昼間アメを舐めた時を思い出せ」
怖々手を伸ばして根元を握ると、思ったよりも熱くて驚いた。はっきりと俺の方を向いたペニスの先端に唇を寄せ、舌でそっと触れてみる。
──意外に味がしない。風呂に入ったからか?
考えてみれば皮膚は手や頬と同じなのだ。味がするというのは多分、我慢汁とか精液のことなんだろう。
「はぁ……」
先端の裏側を何度も舐めて、たまに口に含み、またゆっくりと舌を這わせる。頼寿が何も喋らずにいるところをみると、当然だけど上手くできていないらしい。
「……気持ち良くない?」
「まだくすぐってえ、って感じだが今はそれでいい。すぐに慣れる」
思い切って口の中に頬張り、中で舌を絡ませながらしゃぶってみる。
甘くて美味しいアメを舐めるように。
できるだけ長く味わうように。
「咥え込み過ぎるなよ、嘔吐くからな」
「んうぅ……へんなあじ、でてきた」
「それと、咥えながら喋るな」
恐らく体液が出たというのは頼寿が感じている証拠。苦くてしょっぱくて好きな味じゃないけれど、……何となくエロい味だと思った。
「どうだ? 慣れてきたか」
「……美味しくない。一旦ここまでで……」
口元を拭って顔を上げると、頼寿がわざとらしく呆れた顔で溜息をついた。
「半端で止めやがって、これだから坊ちゃんは」
「だだ、だって初めてだったし……!」
「まあ、自分から咥えただけでも前進か」
「わっ……?」
油断していたところで、頼寿が俺の体をベッドに押し倒す。
そうして、耳元にイヤラシく囁かれた。
「頑張った褒美の飴をやらねえとな」
「あ、あめ……あめ欲しいっ……」
パジャマのズボンと下着を同時に脱がされ露出したそれを、頼寿が一口で飲み込んで行く。
「はあ、ぁっ──!」
熱くてビリビリして、太腿が痙攣してしまう。言われてもいないのに大きく股を開いた俺は、頼寿の黒髪を緩く掴んで声を張り上げた。
ずっと欲しかった快楽。ずっと欲しかった飴。根元まで包み込まれたペニスは今、頼寿の舌で極上の「ご褒美」をもらっている。
「あっ、あ……! すご、頼寿のベロが……俺の×××溶かしにきてる……ふあ、あ、あぁっ!」
「……もう少しマシなこと言えねえのか」
ちゅぽ、と音を立てて口からそれを抜いた頼寿が、冷めた目で俺を見ながら言った。
「むり、なんも考えれなくて……あぁっ! ま、また激しいやつ……ああぁ!」
裏側の弱いところを締め付けながら舌で擦られ、意識が飛ぶほどの快感に涙が溢れてくる。頼寿の伏せた睫毛が綺麗で、形のいい唇が俺のそれを頬張っていると思うと堪らなく背徳的で──
「より、ひさ……! イくかも、俺……ごめん、イッちゃう……!」
「ん」
宣言したのに、頼寿は顔を離すどころかより深くそれを咥え込んだ。
「ああぁ、だめっ……もうむり、イくッ──」
極上の飴と最高の絶頂。
涙と涎を垂らしながらぐったりと伏せる俺を、頼寿がいつもの冷めた目で見下ろしている。
そうして口に溜まった体液を手のひらに吐き出し、例の不敵な笑みを浮かべて言った。
「次からは俺が許可するまでイくなよ」
「は、う……」
怖いのか優しいのか分からない。
頼寿って、やっぱり変な奴──。
つづく!
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