【BL】Real Kiss

第２話 頼寿との共同生活

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　外気に触れて震える俺のそれを、根元から頼寿の手が握り込んだ。
「ふあっ……」
「何秒でイくか数えるからな。できるだけ我慢しろよ」
「んやっ、む、りぃ……！　うあっ、あぁっ、あ……！」
　握った手を上下させながら、頼寿が俺の乳首を口に含んだ。

　激しく扱かれる先端から透明な体液が飛び散り、耳が火照ってしまうほどの恥ずかしい音が出ている。頼寿の大きな手が何度も何度も俺のペニスを擦り、熱くて切なくて、涙も声も止まらない。

「はっ、あ……イッ、きそ……もう、やっ……！」
「早過ぎだろ。さっき抜いたんじゃねえのかよ」
「そんなこと、言ったって……！　あっ、あ、ああぁっ……！」
　少しも速度を緩めてくれない頼寿の手で、俺は──本日二度目だというのに、呆気なく果ててしまった。

「ふあぁ……はあ……はぁ……」
「だらしねえな、手コキでソレか」
　付着した俺の体液を払うように手首を振る頼寿。見下しながらもその顔は妙に嬉しそうだった。

「よ、頼寿の……アホ……」
「捨て台詞にもなってねえな。ほれ、拭いてやるから股開け」
「………」

　──イかされてしまった！
　急に恥ずかしくなって、俺は両手で顔を覆った。

　三上会長以外の男の手で。舌で。愛撫で。無様にイかされてしまった。会長以外とは、絶対そんなことになっても感じないと思っていたのに。好きな人が相手じゃなきゃ気持ち良くないと思っていたのに。

　き、きっと頼寿が強引だったからだ。力技でイかされただけだ。
　……断じて俺が淫乱なわけじゃない。

「二度目の割には量が多いな。これだけ濃いのが安定して出せるなら喜ばれるぞ」
「も、もうお嫁にいけない……」
「始めからいけねえから」

　事務的に俺のそこをティッシュで拭いて、頼寿がフゥと息をついた。
「まだまだガキだが、その分素直だな。鍛えればそれなりにエロくはなりそうだ。玉雪、お前次までに淫語の一つでも言えるようになっとけよ」
「い、いんご……？　って、何？」
「ネットで調べろ」

　最後に自分の手を拭いて、頼寿がベッドから腰を上げた。見る限り頼寿自身は全く反応していない様子だ。こんなの、どうということでもないって訳か。

「そろそろ昼飯の時間だな。特に要望が無ければ蕎麦でも茹でるが」
「……もう何だっていい……」


つづく！