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君色の空に微笑みを・4
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囁かれ、耳が熱くなる。拒むことなんてもはや出来やしない。俺は精一杯の勇気を出して混一の手を握り返し、高鳴る一方の鼓動を奥歯を噛むことによって鎮めようとした。
「大丈夫、俺に任せて下さい。もし途中で嫌になったら、言ってくれれば止めますから」
「そ、そんなこと……」
「じゃあベッドに寝て下さい、服は俺が脱がしますね」
俺はのろのろとベッドに身体を倒し、仰向けになって紅い天井をじっと見つめた。現実味が湧いてこない。本当に 俺は今から混一と――この、美しすぎる十九歳の青年と。考えただけで全身が強張り、極度の緊張から嘔吐しそうになる。
「浩介さんの体、綺麗ですね」
「そ、そうか? 不摂生な生活なんだけどな……」
「男らしくて、俺の好きな体系です」
いちいちドキっとするようなことを言わないでくれ。俺は強く目を瞑って、混一の言葉攻めに耐えた。
「この腹筋とか、腰骨のラインとか。すごくセクシーだと思いますよ」
捲られたシャツの隙間から、エアコンの緩い空気が入ってきてすうすうする。なのに身体の内部はアツアツだ。緊張と恥ずかしさから顔がカッカして、心臓は弾けてしまいそうなほどバクバクいっている。
「全部脱がしますよ。万歳して下さい」
「……ん」
「ついでに下もね」
「……あっ、ちょっと待て。まだ……」
「駄目です、パンツも」
「うわっ、ま、まじで……!」
スルリと下着を下ろされ、俺は慌てて身体を起こした。脱がされたシャツで咄嗟に下半身を隠す。成人してから一度も使ったことのないそれを、しかもこんなに明るい部屋で混一に見られるなんて死んだ方がましだ。
「何で隠すんです? どうせ見るし、俺のだって見せるのに」
「いや、だって恥ずかし……っていうか、ごめん。緊張しすぎてやばいんだ……俺ほんとにヘタレだから。そこまで経験も無いし、男とは初めてで……」
呆れたように溜息をついて混一が笑った。
「仕方ないなぁ、どうしたいんですか?」
「せ、せめて部屋の電気を」
「暗くしたら俺がやり辛いですよ。……それじゃ、目隠しでもしちゃいましょうか」
「いや、……いやいや。急にそんなハードなプレイは」
「じゃあもう諦めて下さい。……俺も脱ぎますから、それなら恥ずかしくないでしょ?」
言いながら混一が服を脱ぎ始めて、俺は目を白黒させながらその光景に見入ってしまった。
細くも太くもない身体。適度に付いた筋肉。俺なんかが触れたら傷付いてしまうのではと思うほどに滑らかな、陶器のような白い肌。
美しい。というよりもむしろ、神々しい。
「……見られるのは恥ずかしいのに、俺の体は見るんですね」
「ご、ごめん……!」
慌てて目を逸らすと、混一の笑う声と同時にベルトを外す音がして更に緊張が高まった。
「いいよ、見ても」
股の上が圧迫される。
恐る恐る視線を向けると、全裸の混一が俺の上に馬乗りになって意地悪く笑っていた。その手には自身のそれが握られている。俺に見せつけるように、挑発するかのように。
ちっとも嫌悪感が湧かないのは、やはりその際立った美貌のせいか。
「浩介さん」
「……は、はいっ」
下半身を隠していたシャツが取り去られ、混一の前で俺のそれが露わになった。剥き出しになった互いのそれを重ね合わせるように、混一がゆっくりと体を倒してくる。
そして、耳元で囁かれた。
「セックスしよ」
「っ……」
触れ合う肌と肌の感触が気持ち良い。こんなシチュエーション初めてなのに、俺の中の本能がそうさせるんだろうか……気付けば俺は、混一の身体を下から思い切り抱きしめていた。柔らかくてすべすべだ。全身でこの絹のような肌を独り占めしたい。
いや、実際今だけ、俺の物――。
「混一、俺もうこれだけで満足なんだけど……」
「気持ち良い?」
「うん……すげえ気持ち良い」
「じゃあもっと良くしてあげます」
混一の唇が俺の唇に触れた。一度離れ、もう一度。……今度はより深く、熱く濡れた舌が入ってくる。
「ん。ん……」
「……ふ」
こんなに興奮するキスなんて初めてだ。俺は混一の首に両腕を巻き付け、夢中でその唇と舌とを貪った。
「ん、ぅ……はぁ。……ふふ、キスしちゃいましたね……」
「う、うん」
「浩介さん、俺の腹をぐいぐい押し上げないで下さい」
「だっ……て、仕方ねえじゃん、そんなのっ」
「嘘ですよ。浩介さん可愛い」
「う……」
当然だけど、俺なんかより混一の方が一枚も二枚も上手だ。七個も年下の奴にからかわれてると思うと情けないが……俺にはこの場をどうこうすることは出来ない。
「可愛いからもっとキスさせて下さい」
ただ混一の言いなりになるしか……。
「あ、う……キスって、そっちかよ……!」
混一の唇が俺の首から鎖骨に移動してゆく。弾くようにキスを繰り返しながら、時に舌でなぞりながら。
「うっ、……」
「くすぐったい?」
舌先で俺の乳首を転がしながら混一が言った。
「くすぐったいって言うか……エロいよ、お前っ……」
「そうだよ、俺エロいことするの好き。浩介さんみたいな人が相手だと、いつもより燃えちゃいます」
「ふぅ、あっ……」
「浩介さんは左利きなのかな。左の乳首の方が敏感みたいだね……」
そんなの、俺ですら知らなかったことだ。
「ここもどんどん硬くなってくよ。そろそろ触ってあげようかな」
「ほ、混一っ……!」
「なに?」
「うぁっ……」
手のひら全体で包み込むように握られ、いよいよ余裕が無くなってくる。混一は俺の顔を覗き込みながら満足そうに笑って、握った手の中のそれを捏ねるように揉み始めた。
「うおっ、やばい……! そんなふうにするなって、ちょっと……!」
「浩介さん、本当に男とは経験ないんですか?」
「な、ないって。だからこんなに焦ってんだろ……!」
「ふうん。勿体無いけど……俺が初めての相手なら、ちょっと嬉しいな」
「混一、もう少し優しくっ……うあっ、あっ……」
「だって浩介さん可愛いんだもん。あれ、先っぽから何か出てる……」
「そういうこと言うの、や、やめろっ……」
「恥ずかしいと感じちゃうんだ。浩介さん貴重すぎます」
混一の指が俺の先端に押し付けられる。
「浩介さん見て。すごい糸引いてる、ぬるぬるだ……」
「やめろってば、ぁ……!」
そしてあろうことか混一が、俺のエロい体液が付いた指を自分の口に入れた。
「な、何やってんのお前!」
「……浩介さんの我慢汁、塩味が効いてて美味しい」
「ば、馬鹿っ! 馬鹿、馬鹿かっ……! 汚ねえだろうが、そんなのっ」
「汚い?」
「だってそれ、俺の……」
「ふふ……」
混一がもう一度指を舐めてから、俺の脚を大きく広げさせて言った。
「ごめんね浩介さん、俺我慢できないんだ」
「え? なに?」
混乱する俺に向かって、混一が飛び切りの笑顔を見せる。
「じゃあ、いただきます」
「いただきますって……え? 嘘、……混一っ! やばい。やばい、やばいってそれはっ……ああぁっ!」
柔らかな唇に包まれた瞬間、俺の身体にこれまでの人生で一番の衝撃が走った。頭の中で何百もの火花が散り、全身の毛穴から冷や汗が噴き出してくる。
「んっ、ん、……んぅ」
学生の時にはこんなことしてもらわなかった。これが世間で言うフェラチオという行為。俺にとってはAVでしか見たことのないシロモノ。
まさかまさか、俺の身にこんなことが起きるなんて。
「うあぁ、あ……やばいってば、ぁ……」
想像してたよりもずっと強烈で、今にも腰が抜けてしまいそうだ。混一の温かな舌が俺のそれを撫でる度、身体が痺れて弾けて蕩けそうになる。長い睫毛を伏せ、何度も頭を上下させる混一の表情も堪らなく淫らだった。
……これは、金を払う価値が充分にある。
「ん。……浩介さんの、大きくてちょっと奥まで咥えられない。ごめん……」
とんでもなさすぎる。むしろ苦しい思いをさせてしまって申し訳ない。
言いたいのに、まともな声が出てこない。
「く、はぁっ……。混一、っ……やばいよ俺、こんなの初めてでっ……」
「代わりに……浩介さんの急所発見しちゃったから、そこ攻めてあげようか?」
「え、なに……」
混一の舌が俺の先端をちろ、と舐めた。瞬間腰がビクつき、背筋が粟立つ。
「ひっ……!」
「ここの割れ目のとこ、弱いでしょ? 舌でぐりぐりするとエロい味の汁がいっぱい出てきますよ」
「うあっ、……や、やめて。勘弁して……」
「駄目ですよ、浩介さん本気で嫌がってないもん」
押し付けられた舌が俺の先端を容赦無く舐め回す。その強烈すぎる快感に、身体がまな板の上の魚のごとくビクビクと跳ねてしまう。何も考えられなくて、俺は混一の柔らかな髪を掴みながら何度もかぶりを振った。
「あぁっ。――あ、もう無理だっ、て……! 混一、このままだと……!」
「イきそう?」
大きく頷いた俺を見て混一がようやくそれを解放してくれた。ホッとしたような、少し残念なような、複雑な気持ちになる。
「……浩介さんが可愛いから、俺も興奮してきた」
「………」
躊躇う間もなく混一の身体に手を伸ばした。ここまでしてもらっておいて俺からは何も返さないなんて、男として最低だ。
「あっ」
抱きしめた混一をベッドに倒した俺は、本能の赴くままその身体を貪った。陶器のように滑らかな肌に夢中で舌を這わせ、恥も外聞も捨てて触りたいところを触りまくった。
「浩介さん、気持ち良い……もっとして」
眉根を寄せて俺を見つめる混一の表情、半開きの唇、汗ばんだ肌と甘ったるい声……もう完全に理性は吹っ飛んだ。
「大丈夫、俺に任せて下さい。もし途中で嫌になったら、言ってくれれば止めますから」
「そ、そんなこと……」
「じゃあベッドに寝て下さい、服は俺が脱がしますね」
俺はのろのろとベッドに身体を倒し、仰向けになって紅い天井をじっと見つめた。現実味が湧いてこない。本当に 俺は今から混一と――この、美しすぎる十九歳の青年と。考えただけで全身が強張り、極度の緊張から嘔吐しそうになる。
「浩介さんの体、綺麗ですね」
「そ、そうか? 不摂生な生活なんだけどな……」
「男らしくて、俺の好きな体系です」
いちいちドキっとするようなことを言わないでくれ。俺は強く目を瞑って、混一の言葉攻めに耐えた。
「この腹筋とか、腰骨のラインとか。すごくセクシーだと思いますよ」
捲られたシャツの隙間から、エアコンの緩い空気が入ってきてすうすうする。なのに身体の内部はアツアツだ。緊張と恥ずかしさから顔がカッカして、心臓は弾けてしまいそうなほどバクバクいっている。
「全部脱がしますよ。万歳して下さい」
「……ん」
「ついでに下もね」
「……あっ、ちょっと待て。まだ……」
「駄目です、パンツも」
「うわっ、ま、まじで……!」
スルリと下着を下ろされ、俺は慌てて身体を起こした。脱がされたシャツで咄嗟に下半身を隠す。成人してから一度も使ったことのないそれを、しかもこんなに明るい部屋で混一に見られるなんて死んだ方がましだ。
「何で隠すんです? どうせ見るし、俺のだって見せるのに」
「いや、だって恥ずかし……っていうか、ごめん。緊張しすぎてやばいんだ……俺ほんとにヘタレだから。そこまで経験も無いし、男とは初めてで……」
呆れたように溜息をついて混一が笑った。
「仕方ないなぁ、どうしたいんですか?」
「せ、せめて部屋の電気を」
「暗くしたら俺がやり辛いですよ。……それじゃ、目隠しでもしちゃいましょうか」
「いや、……いやいや。急にそんなハードなプレイは」
「じゃあもう諦めて下さい。……俺も脱ぎますから、それなら恥ずかしくないでしょ?」
言いながら混一が服を脱ぎ始めて、俺は目を白黒させながらその光景に見入ってしまった。
細くも太くもない身体。適度に付いた筋肉。俺なんかが触れたら傷付いてしまうのではと思うほどに滑らかな、陶器のような白い肌。
美しい。というよりもむしろ、神々しい。
「……見られるのは恥ずかしいのに、俺の体は見るんですね」
「ご、ごめん……!」
慌てて目を逸らすと、混一の笑う声と同時にベルトを外す音がして更に緊張が高まった。
「いいよ、見ても」
股の上が圧迫される。
恐る恐る視線を向けると、全裸の混一が俺の上に馬乗りになって意地悪く笑っていた。その手には自身のそれが握られている。俺に見せつけるように、挑発するかのように。
ちっとも嫌悪感が湧かないのは、やはりその際立った美貌のせいか。
「浩介さん」
「……は、はいっ」
下半身を隠していたシャツが取り去られ、混一の前で俺のそれが露わになった。剥き出しになった互いのそれを重ね合わせるように、混一がゆっくりと体を倒してくる。
そして、耳元で囁かれた。
「セックスしよ」
「っ……」
触れ合う肌と肌の感触が気持ち良い。こんなシチュエーション初めてなのに、俺の中の本能がそうさせるんだろうか……気付けば俺は、混一の身体を下から思い切り抱きしめていた。柔らかくてすべすべだ。全身でこの絹のような肌を独り占めしたい。
いや、実際今だけ、俺の物――。
「混一、俺もうこれだけで満足なんだけど……」
「気持ち良い?」
「うん……すげえ気持ち良い」
「じゃあもっと良くしてあげます」
混一の唇が俺の唇に触れた。一度離れ、もう一度。……今度はより深く、熱く濡れた舌が入ってくる。
「ん。ん……」
「……ふ」
こんなに興奮するキスなんて初めてだ。俺は混一の首に両腕を巻き付け、夢中でその唇と舌とを貪った。
「ん、ぅ……はぁ。……ふふ、キスしちゃいましたね……」
「う、うん」
「浩介さん、俺の腹をぐいぐい押し上げないで下さい」
「だっ……て、仕方ねえじゃん、そんなのっ」
「嘘ですよ。浩介さん可愛い」
「う……」
当然だけど、俺なんかより混一の方が一枚も二枚も上手だ。七個も年下の奴にからかわれてると思うと情けないが……俺にはこの場をどうこうすることは出来ない。
「可愛いからもっとキスさせて下さい」
ただ混一の言いなりになるしか……。
「あ、う……キスって、そっちかよ……!」
混一の唇が俺の首から鎖骨に移動してゆく。弾くようにキスを繰り返しながら、時に舌でなぞりながら。
「うっ、……」
「くすぐったい?」
舌先で俺の乳首を転がしながら混一が言った。
「くすぐったいって言うか……エロいよ、お前っ……」
「そうだよ、俺エロいことするの好き。浩介さんみたいな人が相手だと、いつもより燃えちゃいます」
「ふぅ、あっ……」
「浩介さんは左利きなのかな。左の乳首の方が敏感みたいだね……」
そんなの、俺ですら知らなかったことだ。
「ここもどんどん硬くなってくよ。そろそろ触ってあげようかな」
「ほ、混一っ……!」
「なに?」
「うぁっ……」
手のひら全体で包み込むように握られ、いよいよ余裕が無くなってくる。混一は俺の顔を覗き込みながら満足そうに笑って、握った手の中のそれを捏ねるように揉み始めた。
「うおっ、やばい……! そんなふうにするなって、ちょっと……!」
「浩介さん、本当に男とは経験ないんですか?」
「な、ないって。だからこんなに焦ってんだろ……!」
「ふうん。勿体無いけど……俺が初めての相手なら、ちょっと嬉しいな」
「混一、もう少し優しくっ……うあっ、あっ……」
「だって浩介さん可愛いんだもん。あれ、先っぽから何か出てる……」
「そういうこと言うの、や、やめろっ……」
「恥ずかしいと感じちゃうんだ。浩介さん貴重すぎます」
混一の指が俺の先端に押し付けられる。
「浩介さん見て。すごい糸引いてる、ぬるぬるだ……」
「やめろってば、ぁ……!」
そしてあろうことか混一が、俺のエロい体液が付いた指を自分の口に入れた。
「な、何やってんのお前!」
「……浩介さんの我慢汁、塩味が効いてて美味しい」
「ば、馬鹿っ! 馬鹿、馬鹿かっ……! 汚ねえだろうが、そんなのっ」
「汚い?」
「だってそれ、俺の……」
「ふふ……」
混一がもう一度指を舐めてから、俺の脚を大きく広げさせて言った。
「ごめんね浩介さん、俺我慢できないんだ」
「え? なに?」
混乱する俺に向かって、混一が飛び切りの笑顔を見せる。
「じゃあ、いただきます」
「いただきますって……え? 嘘、……混一っ! やばい。やばい、やばいってそれはっ……ああぁっ!」
柔らかな唇に包まれた瞬間、俺の身体にこれまでの人生で一番の衝撃が走った。頭の中で何百もの火花が散り、全身の毛穴から冷や汗が噴き出してくる。
「んっ、ん、……んぅ」
学生の時にはこんなことしてもらわなかった。これが世間で言うフェラチオという行為。俺にとってはAVでしか見たことのないシロモノ。
まさかまさか、俺の身にこんなことが起きるなんて。
「うあぁ、あ……やばいってば、ぁ……」
想像してたよりもずっと強烈で、今にも腰が抜けてしまいそうだ。混一の温かな舌が俺のそれを撫でる度、身体が痺れて弾けて蕩けそうになる。長い睫毛を伏せ、何度も頭を上下させる混一の表情も堪らなく淫らだった。
……これは、金を払う価値が充分にある。
「ん。……浩介さんの、大きくてちょっと奥まで咥えられない。ごめん……」
とんでもなさすぎる。むしろ苦しい思いをさせてしまって申し訳ない。
言いたいのに、まともな声が出てこない。
「く、はぁっ……。混一、っ……やばいよ俺、こんなの初めてでっ……」
「代わりに……浩介さんの急所発見しちゃったから、そこ攻めてあげようか?」
「え、なに……」
混一の舌が俺の先端をちろ、と舐めた。瞬間腰がビクつき、背筋が粟立つ。
「ひっ……!」
「ここの割れ目のとこ、弱いでしょ? 舌でぐりぐりするとエロい味の汁がいっぱい出てきますよ」
「うあっ、……や、やめて。勘弁して……」
「駄目ですよ、浩介さん本気で嫌がってないもん」
押し付けられた舌が俺の先端を容赦無く舐め回す。その強烈すぎる快感に、身体がまな板の上の魚のごとくビクビクと跳ねてしまう。何も考えられなくて、俺は混一の柔らかな髪を掴みながら何度もかぶりを振った。
「あぁっ。――あ、もう無理だっ、て……! 混一、このままだと……!」
「イきそう?」
大きく頷いた俺を見て混一がようやくそれを解放してくれた。ホッとしたような、少し残念なような、複雑な気持ちになる。
「……浩介さんが可愛いから、俺も興奮してきた」
「………」
躊躇う間もなく混一の身体に手を伸ばした。ここまでしてもらっておいて俺からは何も返さないなんて、男として最低だ。
「あっ」
抱きしめた混一をベッドに倒した俺は、本能の赴くままその身体を貪った。陶器のように滑らかな肌に夢中で舌を這わせ、恥も外聞も捨てて触りたいところを触りまくった。
「浩介さん、気持ち良い……もっとして」
眉根を寄せて俺を見つめる混一の表情、半開きの唇、汗ばんだ肌と甘ったるい声……もう完全に理性は吹っ飛んだ。
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