1 / 29
頼朝はルシフェルと契約する
しおりを挟む
天上での大会議。
彼は、全知全能者の前に来て言った。
「私はここにいます。私は全ての人類を養って、誰一人も失われないようにしましょう。私は約束します。ですから、私にあなたの栄光をください。」と。
しかし彼の思いとは裏腹に、彼と彼の軍勢は全知全能者の軍勢によって、天上から投げ落とされた。
なぜなら彼は、全ての人類を永遠に支配しようとしたからである。
彼は、天上での戦いに敗北した。
暁の子、明の明星と称えられた彼は、天から落ちてしまった。
天上での彼の名は『ルシフェル』。
それは、暁の子という意味である。
天上での戦いでルシフェルに従った軍勢も、もろともに天から投げ落とされた。
この者たちも、自分たちのことを「ルシフェル」と呼んだ。
それは、ルシフェルに最後まで従った者たちだからである。
彼ら「ルシフェル」も、天上の軍勢として戦った者たちであり、その力は人知を超えている。
暁の子は天から投げ落とされたので、堕天使となった。
「ルシフェル」達は、『堕天使ルシフェル』への忠誠心を失っていない。
再度戦いを挑み勝利して、悪魔が全てを支配する世の実現を待ち望んでいる。
かくしてルシフェル達は、気の遠くなるほどの長い期間、世界各地を彷徨い続けた。
ルシフェルはかつての勢力を再び取り戻さんがため、この世に権威・権能を得るための媒体となる人間を、気の遠くなるほど長い期間探し求めているのである。
ルシフェルは、世界中をさ迷いあぐねた挙句、東洋のある島国に辿り着いた。
そこでとうとう彼は見つけた。おあつらえ向きの欲の塊の人間を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時は平安末期。平治の乱で捕らえられた源頼朝は、平清盛の手中にあった。
『死にとうない、死にとうない。清盛なんぞに勝てるわけがなかったのじゃ。父上も兄者も戯け者じゃ。』
頼朝は、亡くなった父源義朝や兄達に対して恨み言をぼやき続けていた。
頼朝は平治の乱での敗走時に、逃げ遅れてあっけなく捕まってしまった。ドジであるが、このことは頼朝にとって幸いとなる。父や兄と行動を共にしていれば、命を失っていたであろう。
頼朝の父と兄達は、一旦落ち延びて再起を図ろうとしたが、次兄の朝長は傷が悪化したために動けなくなり、潔く自ら死を望んで父義朝によって命を取られた。朝長17歳であった。それは源氏の棟梁家に生まれたが故の、むごたらしい父子の運命であった。
義朝も仲間の裏切りに遭い誅された。37歳、無念の最期であった。
悪源太の異名を馳せた長兄義平は、獅子奮迅の活躍を見せたが、結局捕らえられ、斬首された。19歳であった。
既に13歳に達していた頼朝が処刑されることは、時間の問題であった。
狭い部屋に監禁された頼朝は、絶望の時を刻んでいた。
『死にとうない。もっと面白楽しく暮らしたかった。何故に父上は、清盛と戦をしたのか。戯け者じゃ!』
頼朝には、源氏の棟梁としての誇りは微塵もなく、唯々欲への執着心があった。
ルシフェルは、自分たちの野望のために、頼朝が利用できる人物かどうかを見定めていた。それは、頼朝の能力を測っているのではなく、この男がルシフェルの野望に利用できるか否かが問題なのである。
『この男なら、己の欲のために国だって売るだろう。政権を乗っ取るための血筋も持ち合わせている。』
そう判断したルシフェルは、頼朝に呼び掛けた。
薄暗い部屋の中、不気味に低く唸るような声が聞こえた。
「我こそは暁の子、明けの明星なり。我を拝せよ。」
頼朝は、『何?』と、いぶかしんだ。
頼朝以外誰もいない部屋の中で、それは空耳かと疑った。再度、声が聞こえた。
「我を拝せよ、頼朝。」
確かに誰かが呼び掛けている。
『わしを源氏の棟梁と知っての狼藉か?』
頼朝は、誰かに悪ふざけをされているのだと推察し、腹を立てた。誇りは無くても、自尊心は極めて高かったので、無性に腹を立てた。
『おのれ、狼藉ものめ。』
と、頼朝は武家の癖で太刀の柄に手をかけた。
次の瞬間、頼朝の足下に強烈な火矢が刺さった。脚が吹き飛ばされそうな威力であった。頼朝は身の毛がよだった。
「心せよ。これは汝を滅ぼす火炎なり。」と言う声が聞こえた。
よく見るとそれは火矢では無かった。火炎そのものが、まるで矢のように床に突き刺さったのであった。頼朝は心底恐怖を感じて、抗う気を無くしてしまった。
次に頼朝は、強烈な苦痛に見舞われた。それは耐え難い苦痛であった。
餓鬼のような邪悪な者たちが、頼朝の体中に取り付き、肉に食らいつき、筋を痛めつけ、内臓をわしづかみにしている。恐ろしい苦痛に頼朝は苛まれた。
「頼朝、思い知ったか。口ほどにもない奴じゃ。」
邪悪な者たちが、口々にそう喚き散らす。
「許してたもう!助けてたもう!」
頼朝は、苦しみから逃れようと、破れかぶれに叫んだ。
すると、頼朝に取り付いていた邪悪な者たちは消え去り、頼朝は苦痛から解放された。火炎も消えていた。
『もうあのような苦しみには、二度と遭いとうない。』
頼朝は、ぐったりとへたれ込んだ。
火炎は幻のように消えてしまったが、頼朝が体に受けた苦痛は、まだしっかりと残っている。
そこへまた、声が聞こえた。
「我を軽んずるなかれ。毎日毎夜、我を拝せよ。」
頼朝は咄嗟に床に這いつくばって、深々と頭を下げた。彼は恐怖に恐れおののいていた。
「拝しまする、拝しまする。疑うことなく、命ある限り貴方様を拝しまする。されど我が身は、明日にでも斬首の憂き目に遭うものでございまする。」
ルシフェルは、思った通りの男だと、頼朝の平身低頭な態度に満足した。そこでルシフェルは、頼朝に言った。
「されば我は、汝の命を生き長らえさせん。」
「何と!」
頼朝はルシフェルの言葉に喜んで、土下座をしたまま飛び上がった。
この恐ろしい物の怪ならば、本当に自分を助け出す力があるかも知れない、と頼朝は希望を感じた。
「これは汝との契約である。汝が我との契約を違うことあらば、我は汝をたちどころに滅ぼすものなり。」
この言葉を最後に、何も聞こえなくなった。
声が聞こえなくなってからも、頼朝は暫くは床に額を擦り付けていた。
気配がすっかりなくなったと感じて、やっと頼朝は頭を上げた。
『今のは夢ではない。わしは恐ろしい目に遭うた。はてさて、わしが果たす契約とは一体何であったか?おう、そうじゃ、あのお方を拝する事であった。容易いことではないか。』
頼朝には元々信仰心というものが無かった。
ーーーーー
こうして誰もが処刑されると思っていた頼朝は、清盛の継母である池禅尼の嘆願もあって、伊豆への配流となった。
これには平家方の誰もが驚いたが、平清盛自身も驚いていた。
「はて、妙だな。何故に、頼朝を生かしてしまったのか。訳が分からぬ。」
『魔が差した』では片づけられぬ大失態であった。この後、平家は無残にも滅亡させられるのであるから。
頼朝は一人きりになった時、高笑いした。
『やはり、あのお方の仰る通りになった。わしはあのお方の言うことを、是が非でも守らねばならぬ。』
それから二十年間、頼朝は何不自由なく暮らすことができた。いや、不自由がないどころか、遊び過ぎた。
頼朝の女好きは度を越えていた。土地の女に手当たり次第に手を付けては、捨てた。
何人もの子を腹ませては、捨てた。
頼朝が好き勝手に女遊びができたのは、ルシフェルがそれを許していたからである。
ルシフェルは、世の中の乱れを好んだ。人間の心の乱れを好んだ。
ということで、頼朝はルシフェルとの約束だけはひたすら守っていた。
秘密の場所にこじんまりとした祭壇を作り、毎日毎夜、一人でルシフェルを拝んでいたのである。
傍から見ると、読経に勤しんでいるように見えたが、実際は違った。拝む相手は、頼朝自身も良く知らないルシフェルだった。
彼は、全知全能者の前に来て言った。
「私はここにいます。私は全ての人類を養って、誰一人も失われないようにしましょう。私は約束します。ですから、私にあなたの栄光をください。」と。
しかし彼の思いとは裏腹に、彼と彼の軍勢は全知全能者の軍勢によって、天上から投げ落とされた。
なぜなら彼は、全ての人類を永遠に支配しようとしたからである。
彼は、天上での戦いに敗北した。
暁の子、明の明星と称えられた彼は、天から落ちてしまった。
天上での彼の名は『ルシフェル』。
それは、暁の子という意味である。
天上での戦いでルシフェルに従った軍勢も、もろともに天から投げ落とされた。
この者たちも、自分たちのことを「ルシフェル」と呼んだ。
それは、ルシフェルに最後まで従った者たちだからである。
彼ら「ルシフェル」も、天上の軍勢として戦った者たちであり、その力は人知を超えている。
暁の子は天から投げ落とされたので、堕天使となった。
「ルシフェル」達は、『堕天使ルシフェル』への忠誠心を失っていない。
再度戦いを挑み勝利して、悪魔が全てを支配する世の実現を待ち望んでいる。
かくしてルシフェル達は、気の遠くなるほどの長い期間、世界各地を彷徨い続けた。
ルシフェルはかつての勢力を再び取り戻さんがため、この世に権威・権能を得るための媒体となる人間を、気の遠くなるほど長い期間探し求めているのである。
ルシフェルは、世界中をさ迷いあぐねた挙句、東洋のある島国に辿り着いた。
そこでとうとう彼は見つけた。おあつらえ向きの欲の塊の人間を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時は平安末期。平治の乱で捕らえられた源頼朝は、平清盛の手中にあった。
『死にとうない、死にとうない。清盛なんぞに勝てるわけがなかったのじゃ。父上も兄者も戯け者じゃ。』
頼朝は、亡くなった父源義朝や兄達に対して恨み言をぼやき続けていた。
頼朝は平治の乱での敗走時に、逃げ遅れてあっけなく捕まってしまった。ドジであるが、このことは頼朝にとって幸いとなる。父や兄と行動を共にしていれば、命を失っていたであろう。
頼朝の父と兄達は、一旦落ち延びて再起を図ろうとしたが、次兄の朝長は傷が悪化したために動けなくなり、潔く自ら死を望んで父義朝によって命を取られた。朝長17歳であった。それは源氏の棟梁家に生まれたが故の、むごたらしい父子の運命であった。
義朝も仲間の裏切りに遭い誅された。37歳、無念の最期であった。
悪源太の異名を馳せた長兄義平は、獅子奮迅の活躍を見せたが、結局捕らえられ、斬首された。19歳であった。
既に13歳に達していた頼朝が処刑されることは、時間の問題であった。
狭い部屋に監禁された頼朝は、絶望の時を刻んでいた。
『死にとうない。もっと面白楽しく暮らしたかった。何故に父上は、清盛と戦をしたのか。戯け者じゃ!』
頼朝には、源氏の棟梁としての誇りは微塵もなく、唯々欲への執着心があった。
ルシフェルは、自分たちの野望のために、頼朝が利用できる人物かどうかを見定めていた。それは、頼朝の能力を測っているのではなく、この男がルシフェルの野望に利用できるか否かが問題なのである。
『この男なら、己の欲のために国だって売るだろう。政権を乗っ取るための血筋も持ち合わせている。』
そう判断したルシフェルは、頼朝に呼び掛けた。
薄暗い部屋の中、不気味に低く唸るような声が聞こえた。
「我こそは暁の子、明けの明星なり。我を拝せよ。」
頼朝は、『何?』と、いぶかしんだ。
頼朝以外誰もいない部屋の中で、それは空耳かと疑った。再度、声が聞こえた。
「我を拝せよ、頼朝。」
確かに誰かが呼び掛けている。
『わしを源氏の棟梁と知っての狼藉か?』
頼朝は、誰かに悪ふざけをされているのだと推察し、腹を立てた。誇りは無くても、自尊心は極めて高かったので、無性に腹を立てた。
『おのれ、狼藉ものめ。』
と、頼朝は武家の癖で太刀の柄に手をかけた。
次の瞬間、頼朝の足下に強烈な火矢が刺さった。脚が吹き飛ばされそうな威力であった。頼朝は身の毛がよだった。
「心せよ。これは汝を滅ぼす火炎なり。」と言う声が聞こえた。
よく見るとそれは火矢では無かった。火炎そのものが、まるで矢のように床に突き刺さったのであった。頼朝は心底恐怖を感じて、抗う気を無くしてしまった。
次に頼朝は、強烈な苦痛に見舞われた。それは耐え難い苦痛であった。
餓鬼のような邪悪な者たちが、頼朝の体中に取り付き、肉に食らいつき、筋を痛めつけ、内臓をわしづかみにしている。恐ろしい苦痛に頼朝は苛まれた。
「頼朝、思い知ったか。口ほどにもない奴じゃ。」
邪悪な者たちが、口々にそう喚き散らす。
「許してたもう!助けてたもう!」
頼朝は、苦しみから逃れようと、破れかぶれに叫んだ。
すると、頼朝に取り付いていた邪悪な者たちは消え去り、頼朝は苦痛から解放された。火炎も消えていた。
『もうあのような苦しみには、二度と遭いとうない。』
頼朝は、ぐったりとへたれ込んだ。
火炎は幻のように消えてしまったが、頼朝が体に受けた苦痛は、まだしっかりと残っている。
そこへまた、声が聞こえた。
「我を軽んずるなかれ。毎日毎夜、我を拝せよ。」
頼朝は咄嗟に床に這いつくばって、深々と頭を下げた。彼は恐怖に恐れおののいていた。
「拝しまする、拝しまする。疑うことなく、命ある限り貴方様を拝しまする。されど我が身は、明日にでも斬首の憂き目に遭うものでございまする。」
ルシフェルは、思った通りの男だと、頼朝の平身低頭な態度に満足した。そこでルシフェルは、頼朝に言った。
「されば我は、汝の命を生き長らえさせん。」
「何と!」
頼朝はルシフェルの言葉に喜んで、土下座をしたまま飛び上がった。
この恐ろしい物の怪ならば、本当に自分を助け出す力があるかも知れない、と頼朝は希望を感じた。
「これは汝との契約である。汝が我との契約を違うことあらば、我は汝をたちどころに滅ぼすものなり。」
この言葉を最後に、何も聞こえなくなった。
声が聞こえなくなってからも、頼朝は暫くは床に額を擦り付けていた。
気配がすっかりなくなったと感じて、やっと頼朝は頭を上げた。
『今のは夢ではない。わしは恐ろしい目に遭うた。はてさて、わしが果たす契約とは一体何であったか?おう、そうじゃ、あのお方を拝する事であった。容易いことではないか。』
頼朝には元々信仰心というものが無かった。
ーーーーー
こうして誰もが処刑されると思っていた頼朝は、清盛の継母である池禅尼の嘆願もあって、伊豆への配流となった。
これには平家方の誰もが驚いたが、平清盛自身も驚いていた。
「はて、妙だな。何故に、頼朝を生かしてしまったのか。訳が分からぬ。」
『魔が差した』では片づけられぬ大失態であった。この後、平家は無残にも滅亡させられるのであるから。
頼朝は一人きりになった時、高笑いした。
『やはり、あのお方の仰る通りになった。わしはあのお方の言うことを、是が非でも守らねばならぬ。』
それから二十年間、頼朝は何不自由なく暮らすことができた。いや、不自由がないどころか、遊び過ぎた。
頼朝の女好きは度を越えていた。土地の女に手当たり次第に手を付けては、捨てた。
何人もの子を腹ませては、捨てた。
頼朝が好き勝手に女遊びができたのは、ルシフェルがそれを許していたからである。
ルシフェルは、世の中の乱れを好んだ。人間の心の乱れを好んだ。
ということで、頼朝はルシフェルとの約束だけはひたすら守っていた。
秘密の場所にこじんまりとした祭壇を作り、毎日毎夜、一人でルシフェルを拝んでいたのである。
傍から見ると、読経に勤しんでいるように見えたが、実際は違った。拝む相手は、頼朝自身も良く知らないルシフェルだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
武蔵要塞1945 ~ 戦艦武蔵あらため第34特別根拠地隊、沖縄の地で斯く戦えり
もろこし
歴史・時代
史実ではレイテ湾に向かう途上で沈んだ戦艦武蔵ですが、本作ではからくも生き残り、最終的に沖縄の海岸に座礁します。
海軍からは見捨てられた武蔵でしたが、戦力不足に悩む現地陸軍と手を握り沖縄防衛の中核となります。
無敵の要塞と化した武蔵は沖縄に来襲する連合軍を次々と撃破。その活躍は連合国の戦争計画を徐々に狂わせていきます。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
<日本書紀演義シリーズ> 太子薨去(たいしこうきょ)622
TKF
歴史・時代
聖徳太子(厩戸皇子)死す!
その知らせに蘇我馬子、山背皇子、推古天皇らは激しく動揺。
一方で、妃の一人である橘妃は、悲しみをまぎらわすために、”天寿国繍帳”の名で知られるカーテンをつくったのであった。
【新訳】帝国の海~大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ!第一部
山本 双六
歴史・時代
たくさんの人が亡くなった太平洋戦争。では、もし日本が勝てば原爆が落とされず、何万人の人が助かったかもしれないそう思い執筆しました。(一部史実と異なることがあるためご了承ください)初投稿ということで俊也さんの『re:太平洋戦争・大東亜の旭日となれ』を参考にさせて頂きました。
これからどうかよろしくお願い致します!
ちなみに、作品の表紙は、AIで生成しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
旧式戦艦はつせ
古井論理
歴史・時代
真珠湾攻撃を行う前に機動艦隊が発見されてしまい、結果的に太平洋戦争を回避した日本であったが軍備は軍縮条約によって制限され、日本国に国名を変更し民主政治を取り入れたあとも締め付けが厳しい日々が続いている世界。東南アジアの元列強植民地が独立した大国・マカスネシア連邦と同盟を結んだ日本だが、果たして復権の日は来るのであろうか。ロマンと知略のIF戦記。
勇者の如く倒れよ ~ ドイツZ計画 巨大戦艦たちの宴
もろこし
歴史・時代
とある豪華客船の氷山事故をきっかけにして、第一次世界大戦前にレーダーとソナーが開発された世界のお話です。
潜水艦や航空機の脅威が激減したため、列強各国は超弩級戦艦の建造に走ります。史実では実現しなかったドイツのZ計画で生み出された巨艦たちの戦いと行く末をご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる