近未来の現代史の授業風景

kudamonokozou

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これからの世の中はどうなるのか

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■ウクライナ戦争
「ウクライナですが、2014年に国務次官補のビクトリア・ヌーランドがキエフに乗り込んできて、民主的な選挙で選ばれたヤヌコーヴィチ大統領を、クーデターを起こさせて追い出しました。」
「ネオコンと国務省のの常套手段ですね。もううんざりです。」
と、ある生徒が『勘弁してください』というジェスチャーをしました。
「授業はもう少しですので、頑張ってください。それからペンタゴンとCIAは、ウクライナを米軍の下部組織となるよう、軍事訓練を行ないました。ロシアを攻撃する能力を持たせようとしたのです。」
「そんな以前から、アメリカはウクライナをけしかけて、ロシアに戦争を仕掛ける準備をしていたのですか。」
「そうです。2022年にロシアがウクライナに軍事侵攻を仕掛けたと言われてますが、それは間違っています。そもそもウクライナは、西と東に分かれていまして、西半分はウクライナ語を話しカトリック教です。東半分はロシア語を話しロシア正教です。ウクライナのロシア系住民を救済するのが、そもそもの目的だったのです。」
「先生、ではなぜ、ウクライナが一つの国になったのですか。」
「それは、レーニンがウクライナを支配しやすくするために、ロシア系住民を無理矢理東ウクライナに押し込んだのです。つまりソ連の都合で、強引にウクライナと言う線引きをしたのです。ということで、西ウクライナと東ウクライナは、元々相容れない状況だったのです。」
「先生、そしてネオナチのアゾフ大隊が、ロシア系住民を虐殺したと言うことですか。プーチンとタッカー・カールソンとのインタビューで聞きました。」
「そうです。ロシア系住民を解放するために、プーチンはウクライナ侵攻を決断しました。西側のマスコミからは、全く違った風に発信されましたけど。」
「先生、アメリカのマスコミをコピーペーストしているだけの日本のマスコミは、どうしようもないですね。もっと独自のを持ってほしいです。」
「日本のマスコミは、国外情報となると、自分の目と耳と頭で報道をする実力が極めて乏しいです。」
「でも先生、ウクライナ戦争が終了して良かったですね。もっと早く停戦していればもっと良かったのにと思います。結局彼らも利用されたのですから。」
「そうですね。どの国の国民も皆犠牲者です。」

■日本の核武装
「先生、新しい首相になって、日本が曲がりなりにも核武装するようになりました。」
「そうです。昔は『アメリカの核の傘』なんて言ってましたけど、そんなものは無いことが明白になりました。現実的には、各国が自主防衛を装備することによって、世界が平和になるというのが事実です。」
「日本の潜水艦は優秀ですから、戦術核ミサイルを搭載することで、どの国も日本を侮れなくなったわけですね。」
「そうですね。首相が変わって、一気に潮目が変わりました。また、アメリカの大統領が日本の核保有を認めたことが大きかったです。この変人とも言える大統領が、政治屋ではなかったことが幸いでした。それまでのアメリカは、どんなことがあっても、日本とドイツにだけは絶対核抑止力を持たせてはならないというのが、大変重要な政策だったのですから。」
「大統領が日本に対して、『自分の国は自分で守れ。』と、突き放したのが良かったのですね。」

■中国
「中国共産党は、どんどん腐敗をし続け、とうとう内部崩壊してしまいました。共産党幹部が、自分の金儲けばかりを考えて人民を弾圧したので、各地で武装蜂起が起きたのは皆さんの記憶に新しいと思います。そして、人民解放軍がクーデターを起こし、中国共産党は山奥に逃げ込んだのです。」
「先生、軍隊も給料が支払われなければ、反抗しますよね。生活できなくなるのですから。」
「そうです。大事なのは経済です。中共幹部は、自分の得ばかりを考えて、経済をないがしろにしました。これでは国が滅びてしまうのは当然です。」
「中共は壊滅したのですか。」
「いえ、中共は山奥に逃げ込むのが得意なので、山奥で細々と生き延びています。でも海外の銀行資産も凍結されましたので、力はかなり弱くなりました。」
「中国沿岸部の新政権は、これからどうなっていくのでしょう。」
「経済を立て直すことが必要です。そのためには、共産党とは決別したと言うことを、広くアピールしなければいけません。そして、他の資本主義国と同様、信用経済を確立させなければいけません。」
「道徳を重んじたビジネスを、展開しなければいけないと言うことですね。そういうのネットで良く見かけます。」
「そうです。小手先の信用はまた崩壊します。そこで、ファールンゴンの教えを基にした国造りを行なおうとする勢力が、力をつけるようになっています。」
「ファールンゴンって、中共に長い間迫害されてきた人たちですよね。」
「そうです。おぞましい迫害を受けてきた人達です。中共がいなくなったので、ファールンゴンが続々と中国本土に戻ってきて、中国の浄化を行なっています。まだまだ課題はたくさんありますが、正しい指導者が、国を治めるようにならないと中国は無法状態になってしまう恐れがあります。」

ーーーーーーーーーーーーーー

このように、小学生でも日本の将来について真剣に考えるようになったことは、日本人の大変な進歩です。
と言いますか、WGIPが刷り込まれて日本人の尊厳を無くしてしまった年配者より、最近の正しい歴史教育を学んだ中学生や小学生の方が、正しい考え方を身につけるようになったのです。

当然、まだまだ日本の課題は残ります。
日本の国益を重んじない、政治家、官僚、マスコミ、学者などが未だにはびこっています。
『特殊勢力』に日本は抗えるのでしょうか。もし抗えなければ、植民地状態のままです。
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