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第1章 過去の責任を生涯かけてとります!
第27話 離別宣言! (2)
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そう僕っ娘の、僕が駄女神さまへと、今日彼女と知り合ってから何度目になるかわからない、離婚宣言をすれば。
「いやじゃ~! いやじゃ~! 朕は~、若こぅなったぁ~、李儒と別れとぅない! ないのじゃぁ~!」
僕の駄女神さまは、今日で何度目になるかわからない泣き~!
それも、いつも僕が、『えぇ、わかりました。何太后さま。許すのは、今回だけですよ』と安易に許す度に。
『そ、そうか!』と彼女が言葉を漏らし、顔を上げる度に涙が出てないのが、僕に確認できる嘘泣きを何太后さまが。また僕の紅玉の瞳の先で始めだすから。
「何太后さま嘘泣きをするのはいい加減にしてください」と。
「どうせ、また涙がでていないのでしょう、何太后さま?」
僕が駄女神さまを冷淡な目で見詰めつつ不満を漏らせば。
「李儒~! 見てみろ~! 朕のこの麗しい瞳を~! ちゃんと涙が出て流れているではないか~、李儒~!」
駄女神さまは僕にちゃんと自身は泣いているのだと見せてくれて終われば。
「朕のお腹の中には~、そなたの子がいるのに~。朕と我が子を捨てる気か? 李儒~、この薄情者~! おたんこなす~!」
駄女神さまが僕へと訳のわからないことを申すから。
「駄女神~! いい加減にしろよ~!」と僕は何太后さまへと怒声を放ち。直ぐに視線を変え──。
「混乱」とまた前世の僕に対して魔法スキルを発動してやれば。また懲りない何太后さまを仁王立ちして睨みつけてやるのだった。
◇◇◇
「いやじゃ~! いやじゃ~! 朕は~、若こぅなったぁ~、李儒と別れとぅない! ないのじゃぁ~!」
僕の駄女神さまは、今日で何度目になるかわからない泣き~!
それも、いつも僕が、『えぇ、わかりました。何太后さま。許すのは、今回だけですよ』と安易に許す度に。
『そ、そうか!』と彼女が言葉を漏らし、顔を上げる度に涙が出てないのが、僕に確認できる嘘泣きを何太后さまが。また僕の紅玉の瞳の先で始めだすから。
「何太后さま嘘泣きをするのはいい加減にしてください」と。
「どうせ、また涙がでていないのでしょう、何太后さま?」
僕が駄女神さまを冷淡な目で見詰めつつ不満を漏らせば。
「李儒~! 見てみろ~! 朕のこの麗しい瞳を~! ちゃんと涙が出て流れているではないか~、李儒~!」
駄女神さまは僕にちゃんと自身は泣いているのだと見せてくれて終われば。
「朕のお腹の中には~、そなたの子がいるのに~。朕と我が子を捨てる気か? 李儒~、この薄情者~! おたんこなす~!」
駄女神さまが僕へと訳のわからないことを申すから。
「駄女神~! いい加減にしろよ~!」と僕は何太后さまへと怒声を放ち。直ぐに視線を変え──。
「混乱」とまた前世の僕に対して魔法スキルを発動してやれば。また懲りない何太后さまを仁王立ちして睨みつけてやるのだった。
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