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第1章 広島お好み焼き屋を始めました

第18話 猜疑心(2)

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 今日も娘二人の暇さそうにしている容姿はなく。夜明けから時間が数時間程度経てば。

「お母様~。朝食をお持ちしました~。リビングに置いておきますから~。後でゆるりと食べてくださいね~」

 また今日も何気なく娘のレビィアが一度お勤めから帰還……。母であるわらわの部屋の前に立つとまた豪華な朝の食事の用意ができたのだと教えてくれた。

「ありがとう~、レビィア~!」

 わらわは自分の部屋の中からレビィアへとお礼を告げると。ベッドに腰かけていた身体を起こし、抜き足差し足忍び足で扉へと向かう。

 そして辿り着けば扉に耳を当て──聞く耳を立てる。

《コツ、コツコツコツ》

 わらわの部屋の扉の前からレビィアが立ち去り廊下を歩く音が聞こえる。
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