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第1章 広島お好み焼き屋を始めました

第13話 残り物? (6)

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 だからわたくしは慌てて旦那様へと妃らしく歩み寄り。

「旦那様~、そんな事はしないでください。お願いします……」と告げ。
「じゃ、あの、旦那様……。ホップ酒と言う物を頂けますか?」

 とわたくしはしおらしく旦那様へと嘆願をした。

「ほ、本当ですか! レビィアさん!」
「は、はい」

 わたくしは何故か鼻息荒い旦那様の勢いに押され、唖然としながら返事をしたのだが。
 当の本人である旦那様はと言うと?

「やった~~~!」、「やっほ~~~!」

 わたくしの旦那様は何故か歓喜の声を上げつつお店の奥……。扉へと向けて走りだした。

 そして扉の前へとつけば。慌てて扉を開け──中へと入り、旦那様の姿は消えていった。
 だからわたくしは佇んだまま唖然、呆然とするのだけれど。
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