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第1章 広島お好み焼き屋を始めました

第4話 竜の家族! (5)

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 だから今の今迄、気落ち落胆して、自分の肩を落としながら嘆いていたリムも満身の笑みを浮かべながら。

「は~い、母上、わかりました。リムは良い子にしてお城で待っていますから。やった~、やった~」と歓喜する。

 でも長女のわたくしとしては不満が募ります。

 だって先程、わたくしが皆さんへと説明した通りで、我が家の財産は残り僅か……。危機的状態なのだから。
 いくらリムが、お腹が空いたと嘆き、不満を漏らそうが。お母様はリムの事など放置すれば良いのです。
 リムあの子は只単にお母様が末っ子の自分に甘いと知っているから嘆き、泣く、悪しき策を弄しているだけですから。
 お母様もリムの事は放置していれば良いのに……。そうしないからわたくしも本当に困った親子だなと思いながら。
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