僕は魔王董卓仲穎だ！ お前等かかってこいよ！ オラオラ！ と肩を振って威張り歩きたいけれど……

第161話 舞姫（６）

　でッ、最後に舞姫へと徐栄先輩が僕と魔王を再度葬るのか？　と荒々しく告げるから。

　あっ！　そうか？　僕自身もすっかり忘れるぐらい良い関係……。仲でいるから忘れていたけれど王允校長先生が前世で策を練り、僕に天誅を加える事を実行……。

　その暗殺者が貂蝉と呂布だった事をすっかり忘れていたよ。

　でもさ、王允先生は前世で後悔をしたと僕に言っていたけれどね……。

　だって僕が漢を滅ぼし、皇帝になれば。あの頃の僕は……。

　そう僕の中に居る魔王が貂蝉彼女がこちらへと来ただけで、慌てて心の奥底に隠れるぐらい貂蝉に頭が上がらない訳だから。僕の太后になるのは必然的に貂蝉がなり。彼女の嘆願で王允使途が丞相になる事も可能なので。僕を陰から操り、自分の好きな国造りが出来、楽しむ事が出来たのにと後悔したと教えてくれた。

　だから今回は裏切らないで、この僕を劉家の後押しで政治家にするのが夢らしいと。王允先生が僕に恐ろしい計画を優艶な最中に教えてくれた。

　そして今回は貂蝉を使用する事もなく、自分の力で僕を傀儡するのだと妖艶に薄ら笑いを浮かべつつ教えてくれた。

　まあ、ハーフで銀髪の彼女を見れば、納得のいく容姿だけれど。

　それに彼女はあちらの方も凄いしね。

　だから彼女……。貂蝉も僕を裏切る事はないよと、皆に言いたいのだけれど。