僕は魔王董卓仲穎だ！ お前等かかってこいよ！ オラオラ！ と肩を振って威張り歩きたいけれど……

第65話 辞めじゃ！ （４）

「……校長……。殿下御二人……。どう言うことですか……？」

　急にこの空間へと侵入して、儂等に争いを辞めろと告げてきた劉弁と劉協、王允……。

　その三人と仲良く会話を始めだした儂……。

　その様子を傍から窺っていた六人なのだが。
　この儂が倭の国では本来は初対面の筈の劉弁や劉協、王允と仲良く会話……。雑談を始めだした。

　その内容の中に上田仲頴デブが、三人共面識がある知り合いどころじゃない。
　三人とは仲が良いどころではなく深い仲だと聞き。
　幼い頃に自分の身を挺して、デブの中にいる儂、董卓仲穎を封印した、上田仲頴アイツの事が虐めたくなる程愛おしくて仕方が無い李儒の奴が。
　劉弁と劉協、王允に自分の物を盗られ、封印を解除された事に気がつき。
　自身の顔色を恐ろしい顔色へと変え、自分の主人達へとワナワナと震えながら尋ねた。