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第33話 ストレス(2)

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「俺、何で裸なんだ……?」

 自分の顔色を変え呟く。

「も、もしかして俺って夢遊病があるのかな?」と更に独り言を呟き。

「…………」

 と、だんまり、沈黙だ。

 でッ、少し間が立てばと言うか? 俺の背に姉ちゃん阿保が優艶に甘え、キス等してくるから。

「はっ!」と我に返り。

「姉ちゃん、まさか? 俺が寝ている間に襲ってきたんじゃないだろうな~~~!?」

 俺は背中でチュチュしてくる阿保へと荒々しく尋ねた。

「……ん? 何、その言い方は新作……。大変に失礼なんですけけれど……」

 姉ちゃんは俺に背に優艶に甘える行為を辞め、不満を漏らしてきた。

「はっ! 何が大変に失礼だよ……。俺、良いと言っていないと言うか? そんな事をしたら赤ちゃんできるだろう? 姉ちゃんもまだ学生だし、俺もまだ一年生だぞ! 学校を辞める訳にもいかないし。姉ちゃんのお腹に赤ちゃんできたら伯父さんや伯母さんだって怒るぞ!」

 俺はプンプンと不満を漏らした。

「えっ! 別に父ちゃんと母ちゃんは、うちに新作の赤ちゃんができても怒らないよ。昨日だって仲良くしてくれとか、うちのことを可愛がってやってくれと言っていた、じゃん。だからうち昨晩新作の横で甘えながら寝たんだよ……。それにうちが新作に尋ねたら『うぅ~、ん、うん』と返事してくれたよ。そしてうちのことを自分の方へと寄せて抱っこしてくれたよ」
「マジで?」
「うん」と姉ちゃんは頷くと、ポッ! と自分の頬を薄い桜色に染めるから。
 俺は「アガ~~~!」と自分の顎が外れそうな衝動に駆られ。

「…………」と呆然とする。

 でも姉ちゃんは俺の気持ち……と言うか? その場の雰囲気が解らないようで。

「あんた~」と甘え声を漏らしつつ、久美ちゃんよりは小さいけれど唯の奴よりも少しばかり大きいオ〇パイをパフパフ、ブランブランと揺らしながら俺の背に抱き付き押し倒してきた。

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