俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第31話 あんな俺を見てくれていた奴もいたけれど。良くなってからの俺の事を見るようになった奴もいる（７）

　だってこの後の姉ちゃんの態度……。俺への接し方が以前とは違うのだ。

　そう、最初の日こそは、俺と姉ちゃんは肩を並べて台所のキッチンテーブルへと座る。そして姉ちゃんが食事をする俺の様子を真横で嬉しそうに見詰めるだけだった。

　そして俺達二人の会話の方も姉ちゃんが自身の胸を張り。

「新作～、今日の夕飯はうちが作ったんだよ～！」

　姉ちゃんは俺に対して自分が手作りした料理だからと告げてくるようになった。

　まあ、俺と姉ちゃんの関係は、それぐらいの事だったのだ。

　でも姉ちゃんは日にちが経つにつれて、あのひとに積極性が増したと言うか？　あれ程本人は……。姉ちゃんはダサイ俺の事を毛嫌い、気持ち悪い、変態扱い、痴漢扱いをしていた癖にさ。今は自分の事……。

『新作～、うちはこんなにも女性らしくて良いところがあり。優しいんだよ～』と自己アピール……。

　そう姉ちゃんは俺の顔を真横から嬉しそうに微笑みながら見詰めるだけでは飽き足らず。俺に姉ちゃんはさり気なくしな垂れかかってきたりしていた。

　でも姉ちゃんは更に日にちが経てば、俺にしな垂れかかり甘えてくるようになり。膝の上に自身のしなやかな手を乗せ、スリスリと触り、撫で、優艶に甘えながら。

「新作～。今日の夕飯もうちが作ったんだよ～。父ちゃんもね、美味いって言ってくれたんだよ～。そして母ちゃんはね、美奈子は本当にいい嫁さんになるねぇ～って、言ってくれたんだよ～。凄いでしょう～？」

　俺に自分のオ○パイ……。

　まあ、久美ちゃんのように巨大でタヨタヨと柔らかいオ○パイではないけれど。浅田のオ○パイよりも姉ちゃんの方がほんの少しばかり大きいかな？　の、未だ硬さもある胸を突き出しながら空威張りしつつ俺に告げてくるから。

「そうか～、良かったなぁ～、姉ちゃん～。彼氏や将来の旦那さんが喜ぶは～」

　俺は、最初は何も気にもしていないから姉ちゃんへと他人行儀でケラケラと笑いつつ穏やかに言葉を返したのだ。