俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第28話 告白（４）

　そう要するに他人に威張る事ではなく、苛められっ子が苛めっ子へと只変わったと言うだけで、何の自慢にもならない事……。

　今迄はヤンキー相手に土下座をしながら謝罪をしていた俺が他校のヤンキー達に自分へと土下座をさせ優越感浸り、酔って楽しんでいるだけでね。

　でも俺は、それが楽しくて仕方がない。本当にカ・イ・カ・ンだと、薬〇丸ひ〇子さんのセー〇ー服と機〇銃のワン・シーンのように呟きたい程学校帰りに弱い者虐めを楽しみながら、新天地公園やキ〇ンビアホールで屯しているツレ達と合流……。夜遅く迄意味もなく雑談をするか？　単車を持っているツレの後ろに乗せてもらい八丁堀の左周りで暴走行為を楽しむか？

　俺のツレ達と仲が悪いチームのやつらと喧嘩をするか……？

　そう大島が俺に最初に告げてきた言葉……。

『新作と俺達とは遊ぶ内容が違うからツレではない。只の知り合いだ』と言われなくなる。悪しき事ばかりをして楽しむ為に俺もお好み焼き屋のおばちゃんへと広島お好み焼きのそば麺三個を注文したら他のツレ達も何人かは俺や真田のように。

　おばちゃん、俺もトリプル～～～！」と変えた者も多々出た。

　そして皆とワイワイガヤガヤと雑談しながら、昭和の終わりの頃の広島ランチタイムの風物詩を楽しむ俺達ヤンキー高校生だった。