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第27話 モテ気? (7)

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「おい! クソ丁稚! ニヤニヤ笑いながら歩くな~、お前~、キモイんだよ~!」

 廊下や通路でう〇こ座り──たむろしているヤンキーの姉ちゃん達の群れの中の一人でも男子の俺に悪態をつけば。

「キモイ」
「ウ〇コ野郎」
「鼻〇野郎」
「変態」
「スケベ」
「痴漢」とか。

 俺がヤンキーの姉ちゃん達が恐ろしくて、目を合わせないように歩いていても良く彼女達に絡まれ──。その後はヤンキーの姉ちゃん達から一斉に侮り、蔑み、嘲笑いを受ける悪態行為を受け、虐められてきた俺だけれど。
 俺のヤンキー化の修行が進み。だいぶんヤンキーの兄ちゃんらしくなってくればこの通りだ。

「新作~、そんなに慌てて何処行くんだい~?」

 屯しているヤンキーの姉ちゃん達は俺のち〇こを押さえながら走る様子を見れば。
 俺が何処へと用事でいくのかわかる癖に『ニヤニヤ』と小悪魔のように笑いながら尋ねてくる。

 そう先程説明をした通りで、俺が歩くのを見るだけでヤンキーの姉ちゃん達は不快に思い。自分達の気を荒くして俺に因縁をつけ罵声を吐いていたのだけれど。

 今は俺に対して仲間として好意的……? 

 今迄のように誰かが俺を虐めではなく、小悪魔のように揶揄し始めると。

「新作~。おし〇こ~、ちびるな~よ~」
「新作~、おし〇こをもらさないように~」
「新ちゃん~、うちがトイレに付き添ってあげようか~?」
「いや、うちがついていってあげるよ~。新作~」
「いやいや、うちが新ちゃんのトイレについていってあげるから~。その後~、お姉さんといいことをしようか~?」


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