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第26話 姉ちゃんの様子が可笑しい? (1)
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「ごはんよ~~~、新ちゃん~~~」
家の階段下からいつものように伯母さんに声をかけ、俺は呼ばれた──!
「は~い。今直ぐ降ります~」
俺はいつものように同じ台詞を伯母さんに返すと。
自分が持ち握るシャーペンを開いているノートの上に置き立ち上がる。
そして下の部屋……部屋の出入り口へと向かって歩き出し、階段を降り、キッチンへと向かい室内へと入ると。
「……どしたの、新……。その頭……」
そう従姉の姉ちゃんは、伯父さんと親子喧嘩をして家出中だったから俺の変わりよう……。ヤンキー化した俺の容姿……。
頭の上の部分は散髪屋さんでコテで熱してもらってアイパーでサイドバック風のリーゼント……。
そして横の髪は、御坊ちゃま刈りだった俺の前の髪型を思い出してもらえば分かるとおりだ。
俺の横の髪は直ぐに膨らむ上に髪質が硬いときている。
だから俺のリーゼントは、再度は刈り上げにしてもらっている感じなのだが。
姉ちゃんは俺のリーゼント仕様──。ヤンキー仕様を初めて目にするから驚嘆を漏らした。
「……変かな?」
空いた口が塞がらないでいる状態の姉ちゃんへと俺は『えっ、へへっ』と照れ恥ずかしそうに尋ねた。
「……別に美奈子変な事はないよのぅ?」
呆然としている姉ちゃんよりも伯父さんが俺のリーゼント仕様を褒め称えてくれた。
そして姉ちゃんへと話しを振り、尋ねた。
「うぅん。別に変なことは無い……。どちらかと言えば良く似合うと、うちも思う……」
伯父さんに尋ねられた姉ちゃんなのだが、俺のリーゼント仕様は……。
まあ、相変わらず姉ちゃんは呆気にとられてはいるけれど良く似合うと、珍しく俺の事を褒め称えてくれた。
家の階段下からいつものように伯母さんに声をかけ、俺は呼ばれた──!
「は~い。今直ぐ降ります~」
俺はいつものように同じ台詞を伯母さんに返すと。
自分が持ち握るシャーペンを開いているノートの上に置き立ち上がる。
そして下の部屋……部屋の出入り口へと向かって歩き出し、階段を降り、キッチンへと向かい室内へと入ると。
「……どしたの、新……。その頭……」
そう従姉の姉ちゃんは、伯父さんと親子喧嘩をして家出中だったから俺の変わりよう……。ヤンキー化した俺の容姿……。
頭の上の部分は散髪屋さんでコテで熱してもらってアイパーでサイドバック風のリーゼント……。
そして横の髪は、御坊ちゃま刈りだった俺の前の髪型を思い出してもらえば分かるとおりだ。
俺の横の髪は直ぐに膨らむ上に髪質が硬いときている。
だから俺のリーゼントは、再度は刈り上げにしてもらっている感じなのだが。
姉ちゃんは俺のリーゼント仕様──。ヤンキー仕様を初めて目にするから驚嘆を漏らした。
「……変かな?」
空いた口が塞がらないでいる状態の姉ちゃんへと俺は『えっ、へへっ』と照れ恥ずかしそうに尋ねた。
「……別に美奈子変な事はないよのぅ?」
呆然としている姉ちゃんよりも伯父さんが俺のリーゼント仕様を褒め称えてくれた。
そして姉ちゃんへと話しを振り、尋ねた。
「うぅん。別に変なことは無い……。どちらかと言えば良く似合うと、うちも思う……」
伯父さんに尋ねられた姉ちゃんなのだが、俺のリーゼント仕様は……。
まあ、相変わらず姉ちゃんは呆気にとられてはいるけれど良く似合うと、珍しく俺の事を褒め称えてくれた。
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