俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第22話 長ラン、ドカンにリーゼント！ （２）

　だから俺は自身の顔色を変えながら。

「俺が大島達のツレになるのってお金を毎日貢がないといけない訳？」と尋ねてみた。


「はぁ～、何だ、それ新作～！　お前、頭が可笑しいのか～？」

　俺が今日から大島達……。家のクラスのヤンキー共の貢君……。財布……。

　まあ、従姉の姉ちゃんの彼氏にも俺は、姉ちゃんの身体に触れた事で慰謝料を毎日払えと言われているから。

　今日から俺は、二重の財布君にならないといけない訳？　そんなお金、いくらお坊ちゃん育ちの俺でもないぞ！　できないぞ！　と思い顔色を変えている俺に大島は『馬鹿！』、『阿保！』と告げ。

「新作～、お前の着ている学ランとズボンだ」と告げてきた。

　俺は大島の言葉を聞き、自身の首を傾げてしまう？

　だって俺は着衣している詰襟制服の上着とズボンは文部省が推薦をしている、この学園規定の制服だから別に可笑しな制服を着衣している訳ではない。

　久美ちゃん先生だって、俺のこの素晴らしい？　容姿を見て『山本君可愛いね。うふ』と女神の微笑み迄くれる容姿なのだから。

　大島を含めたクラスメイト大半に呆れ顔をされるいわれはないのだと思いたいのは、俺自身も山々だけれど。