上 下
119 / 320

第16話 学校で……(7)

しおりを挟む
「……ん? あれ……? 姉弟~? 山本君は一人っ子だと先生は、御両親から聞いていたような気がするけれど~?」

 久美ちゃん先生は、俺が『先生、近い。近いよ。先生~』と天を仰ぎ叫びたくなるような超身近な距離感──。思春期の少年には媚薬となるような距離感から離れ──。自身の顎へと指を当てながら、天上を見詰めつつ、可愛い仕草、様子で思案を始め出したから。

 俺はマジで『久美ちゃん先生、マジで可愛い。綺麗だ』と思いながら。
「従姉の姉ちゃんなんですよ」と、俺は嬉しそうに久美ちゃん先生へと説明をした。

 この後、伯父さん家に帰宅をすれば姉ちゃんからの復讐がある可能性が大でも。俺は今の怖いヤンキーの姉ちゃんよりも、優しい俺の姉ちゃんだった頃の思い出の姉数の方が長いから。久美ちゃん先生へと、自身の胸を張り、従姉の姉ちゃんと姉弟喧嘩をしたのだと説明をした。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。

たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】 『み、見えるの?』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』  ◆◆◆  仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。  劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。  ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。  後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。  尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。    また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。  尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……    霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。  3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。  愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー! ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

坊主女子:女子野球短編集【短編集】

S.H.L
青春
野球をやっている女の子が坊主になるストーリーを集めた短編集ですり

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

GIVEN〜与えられた者〜

菅田刈乃
青春
囲碁棋士になった女の子が『どこでもドア』を作るまでの話。

秘密のキス

廣瀬純一
青春
キスで体が入れ替わる高校生の男女の話

坊主女子:スポーツ女子短編集[短編集]

S.H.L
青春
野球部以外の部活の女の子が坊主にする話をまとめました

処理中です...