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第14話 伯父さんと伯母さんの嘆き(5)

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「何処の学校にもいるもんなぁ、ヤンキーの奴等は……。もう、それこそ? ヤンキーの恰好だけならば真面目な高校にでさえいるし、大学にだって一杯いるって、俺はツレ達から中坊の頃に教えてもらった事があるからなぁ……」と俺が苦笑いを浮かべ呟くと。
「俺は伯父さんが姉ちゃんの進路を狂わせ駄目にした言う事はないと思うよ。だから伯父さんも姉ちゃんの件で、自分自身を攻めなくて良いよ……。姉ちゃんが運が悪くて変なツレが出来ただけだから……」

 俺は伯父さんへと微笑みつつ、自分自身を攻め続けないようにした方が良いと告げるのだ。
 俺が伯父さんの事を傍から見ても、このままだと精神の方が持たないのでは? と思われるから。

「そうかな?」
「そうだよ。伯父さん」
「そうか……」

 伯父さんは俺に言葉を返せば元気になるのではなく、にへらと力無く笑いまた下を向くから。


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