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第9話 帰ってこなかった(2)

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『うぎゃぁ、あああっ!』、『おぎゃぁ、あああっ!』

 俺は度々自分の脳内で叫び、吠えに吠えて──。
 久美ちゃんを自分の物! いただきます! と食べてみたい衝動に何度も駆られた。

 でも良い子の俺はその都度自分の頭を振り、我に返っては数字や文字……英語に化学式を自身の脳内へと強引に詰め込み記憶……。

 そう俺は問題を解いたりする事を繰り返す事で、自我を保ちながら今日も授業終了後から、一時間から二時間ぐらいの間……。

 久美ちゃん先生の大人の色香に惑わされる事もなく無事に勉強を勤しんだ俺は大変に良い子……。

 まあ、そんな俺なのだが、いつも個人レッスンの最中に思う事は?

 久美ちゃんが彼氏と別れて俺の嫁になってくれないかな……。

 まあ、俺の大学卒業後にね……と。
 俺は今日も茜色に染まる天空を眺めつつ物思いに耽ながら歩き続けるのだ。

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