俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第９話 帰ってこなかった（１）

「う～ん」と呻りつつ天を仰ぎながら、この茜色に染まる空──。
　そして西陽が山に隠れつつある夕刻の空を……。

　まあ、良く見ると、所々に星まで見えだした時間ときの空を俺は眺めつつ歩き帰宅の途……。

　そう今日も俺は授業の終了後の放課後に久美ちゃん先生からの個人授業のレッスンを受けたのだと言っても。
　俺と久美ちゃん先生は他人に後ろ指をさされるような、生徒と教師の関係が崩れ、桁が外れた不純異性交遊等はしていない。
　ちゃんと俺は大学受験へと向けて勉強をしたのだ。

　だって久美ちゃん先生は俺の事を手のかかる弟ぐらいにしか思っていない。

　だから俺が久美ちゃん先生へと、生徒と先生以上の関係になろうと努力──アピールしてもさ。
　今の子供、子供した俺では久美ちゃん先生から異性として全く相手にされてはいない。
　それに彼女には男性の影があると言うか？

　久美ちゃん先生との会話の中で中の良い男性の名前がチラチラとでるから。
　どうやら久美ちゃん先生には彼氏だと思われる男性に影があるから。今のところは俺と彼女は大人の関係になる事はない。

　だから俺は今日も真面目に久美ちゃん先生の個人レッスンをしっかりと受けた。

　でも俺は久美ちゃん先生との個人レッスンの最中に、何度も彼女のオ〇パイ、『ボッヨ～ン！』、『ボッヨ～ン！』をチラ見しては大人の色香に惑わされ、侵されて、自身の脳内が蕩けさせて『はぁ、はぁ』と息荒くさせながら。