俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第４話 俺には幼馴染で、何故か気の合うあいつ、友人がいるから（３）

　だから家のお袋様も微笑みを浮かべつつ「でしょう」と言葉を漏ら事が可能なぐらい。
　俺には対ヤンキー用の切り札が高校に行っても居てくださるから。
　俺が高校生になっても、文部省推薦の基準服の詰襟学ランを着衣していようが。
　俺がクラス内で虐められる事はないのだ。

　そう良く、アニメや漫画で見かける事があるだろう。こういった台詞をね？

『〇〇は他校の奴も恐れるような不良だけれど。何故か真面目な俺とは気が合い。アイツとは本当に仲の良い友人関係をしているのだ」と言った台詞……。

　特に俺の場合はテレビやマンガの更に強化版でね。家の親父様やお袋様が今名前をあげていた健ちゃん事……【大島健作】はね。俺とは家が近所の幼馴染要素まで備わる。俺にとっては対虐め用の無敵の盾様！　防波堤様！　イージスシステムにもなるのだ。

　だって大島の奴は、俺の通っている【えのかわ高校】……。

　まあ、県内一のワーストワン高校なのだけれど。家の高校は噂によると冬場になれば教室のストーブ以外の場所からも火が上がり、小火騒動が毎年起きるような、焚火が平然とおこなわれるような私学の学園であり。