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□始まり編
【強かった】
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ロゼンパーティーがポヨンを手厚く葬っていると、
『ピギャァァァ!』
と、甲高い鳴き声が辺りに響いてきたため空に顔を向けた。
なんと、モンスター“プテラ”が現われた!
空を飛び回る飛行型モンスター。獲物に狙いをさだめ、一気に急降下してくるぞ。
『ピギャァァァ!』
訳:グフフフ。こいつらはさっきポヨンなんかに苦戦しているように見えた。めちゃ楽勝だぜ!
久々の獲物を前に、プテラは乾ききった喉を鳴らした。
ターゲットロックオン。狙いをさだめ、プテラが空から急降下してくる。
『ピギャァァァ!』
訳:久しぶりに人間の肉だ。美味しくいっただきまーす!
──プテラを倒した。経験値20獲得。
0、4秒後。プテラはボコボコにされて地面に倒れていた。
『???』
訳:???
なにが起きたかトリプルクエスチョン。
そんなプテラを前に、ゼンスは拳を下ろすのも忘れて驚いている。
「経験値20……。つまりメクマポヨンの……えっと…た、たくさんじゃねぇか!」
「10倍だろ、計算から逃げるな。だからポヨンなんかより、経験値いいモンスターを倒したほうが効率良いって言っただろ」
「あー、私の出番が無かったから経験値もらえなかった!」
「あ……、悪いティア、次はトドメ頼むからな」
「ところでなんでこのプテラ泣いているんでしょう?」
「さあな。とりあえず墓ぐらい作ってやろうか」
「うぇぇ、こいつ可愛くないし」
ロゼンパーティーがぺちゃくちゃ喋っていると、泣いているプテラは顔をあげた。
『ピピギャギャ…!』
訳:ちょ、おかしいだろ! なんでそんな強いのにポヨンなんか……
「うっぜぇぇ!」
動いたプテラを見て、ゼンスの右こぶしが大地に爆音を鳴り響かせた。
「いや、そんな勢いよくトドメささなくても……」
「へっ、早く行こうぜ」
プテラのお墓、は作ってあげずロゼンパーティーは草原を抜けるため歩き出した。
『ピギャァァァ!』
と、甲高い鳴き声が辺りに響いてきたため空に顔を向けた。
なんと、モンスター“プテラ”が現われた!
空を飛び回る飛行型モンスター。獲物に狙いをさだめ、一気に急降下してくるぞ。
『ピギャァァァ!』
訳:グフフフ。こいつらはさっきポヨンなんかに苦戦しているように見えた。めちゃ楽勝だぜ!
久々の獲物を前に、プテラは乾ききった喉を鳴らした。
ターゲットロックオン。狙いをさだめ、プテラが空から急降下してくる。
『ピギャァァァ!』
訳:久しぶりに人間の肉だ。美味しくいっただきまーす!
──プテラを倒した。経験値20獲得。
0、4秒後。プテラはボコボコにされて地面に倒れていた。
『???』
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なにが起きたかトリプルクエスチョン。
そんなプテラを前に、ゼンスは拳を下ろすのも忘れて驚いている。
「経験値20……。つまりメクマポヨンの……えっと…た、たくさんじゃねぇか!」
「10倍だろ、計算から逃げるな。だからポヨンなんかより、経験値いいモンスターを倒したほうが効率良いって言っただろ」
「あー、私の出番が無かったから経験値もらえなかった!」
「あ……、悪いティア、次はトドメ頼むからな」
「ところでなんでこのプテラ泣いているんでしょう?」
「さあな。とりあえず墓ぐらい作ってやろうか」
「うぇぇ、こいつ可愛くないし」
ロゼンパーティーがぺちゃくちゃ喋っていると、泣いているプテラは顔をあげた。
『ピピギャギャ…!』
訳:ちょ、おかしいだろ! なんでそんな強いのにポヨンなんか……
「うっぜぇぇ!」
動いたプテラを見て、ゼンスの右こぶしが大地に爆音を鳴り響かせた。
「いや、そんな勢いよくトドメささなくても……」
「へっ、早く行こうぜ」
プテラのお墓、は作ってあげずロゼンパーティーは草原を抜けるため歩き出した。
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