【完結】ハードな甘とろ調教でイチャラブ洗脳されたいから悪役貴族にはなりたくないが勇者と戦おうと思う

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君臨

もう少しこのままが良い♡

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 アルフィがモゾモゾと俺の腕の中から出てくる。俺はその涙を拭いてやり、唇をそっと重ねる。
「なんだかわからんが泣くな、アルフィ。俺がそばに居るから」
「うん、うん。そうだね」
 なんだかまた成長したか?アルフィの顔付きが更に精悍になった気がする。どんどん男前になっていくな。
「シャルル様、ん、ちゅ」
「あ、ん、はぁ」
 アルフィの唇が吸い付き、俺の口の中で舌が踊る。アルフィの甘い唾液を味わいながら、その柔らかな手を受け入れると、その手は腹を撫で、腰に回り、胸へと上がっていく。そこに到達すると爪の先で遊ばれ、すぐに隆起すると今度は摘まれる。どんどん激しくなっていく舌の動きと共に、引っ張られ、捻られて、俺の吐息を引き出していく。
「ん、はぁ、あ、くぅ」
 気付けば俺の上に乗ったアルフィは、服を脱いでいく。俺のシャツも脱がされて、ズボンも下着もベッドの下に落ちた。腹の上に座るアルフィが、後ろ手で俺の太腿を撫でる。
「あっ」
 反応する俺を見ながら、ゆっくりと焦らす。なかなか触られないそこを、浅ましく突き出すが、アルフィは逆の手で俺の胸を弄り笑う。
「僕の、触ってみて」
「あ、熱い」
 俺の手を取ったアルフィは、自分のモノに俺の手を重ねる。俺は興奮しているそれを撫でながら呼吸を早くしていく。
「んっ、はぁ、そこ気持ち良い」
「はあはあ、はっはっ」
 先からどろっと汁が出る。自然に伸びた舌。俺はそれをアルフィに見られて顔を赤くする。
「舐めたいの?」
「う、うぅ、舐めたい」
 そのにおいを嗅ぐだけで興奮するのはなんでだろう。流石アルフィとしか言いようがない。腰を浮かせたアルフィが、俺の顔の前にそれを持って来る。俺は必死に舌を伸ばして頭を浮かせ、その先を舐める。
「れろ」
「んっ、あぁ、シャルル様の舐め方エッチ」
 いつもより色っぽく感じる。毎晩やってるはずなのに、今日のアルフィはなんだか凄く。
「ねえ、そのまま舌出して先だけ舐めて」
「うん。あっはぁ、れろれろ、はっ、ぺろ」
「んぅ、あっ、はぁ」
 次々と出てくるそれを味わうように、俺は必死にそれを舐める。するとアルフィの手がまた俺の内腿を撫で始める。
「んくぅ!あ、あぁ」
 焦らしに焦らされた俺は、興奮したそれをビクビクさせながらアルフィを見詰める。
「アルフィ、もっとぉ、触ってぇ」
「シャルル様可愛い、んふ」
 上から退いたアルフィが、今度は俺を横に向けて後ろから自分のそれを俺の穴へと当てる。
「はぁぅ」
 濡れたそれが俺の穴の入り口を撫でて刺激する。優しくゆっくりと。
「んくぅ、い、挿れてぇ」
「こっちは良いの?」
「ひぅ!」
 鼠蹊部を撫でられて、そのまま触れるか触れないかの距離で指が玉に沿って動く。更には首に巻き付いた逆の腕が俺の耳にまで手を到達させ、耳たぶから順番に中へと徐々に進んでいく。
「ああぁ!んふぅ!それぇ、だめぇ」
「なんで?気持ち良いのに?」
「気持ち良すぎてぇ、ああぅ!ううひぅ!」
 竿の裏が優しく撫でられて、徐々にそれが中に入っていく。
「ああぁ、そんなゆっくり、くふぅ!」
 ゆっくりと中に入ったそれは、なかなか動こうとしない。俺の穴がそれにぴったりと引っ付いていく。何処までが俺で、何処までがアルフィかわからなくなる。動いて欲しい、早く。俺を握る手も止まったままだ。
「アルフィ、あ、あぁ、うご、いてぇ」
「まだ」
 ギュッと抱き締められる。温かい体温が伝わる。じっとりと掻いた汗が俺達の肌を引っ付けて、ふたつの鼓動が徐々にひとつになっていく。
「愛してる」
「んあぁ」
 耳元で囁かれる愛の言葉すら愛撫になる。アルフィの存在全てが俺に快感を与えていく。
「俺も、愛して、る」
「ちゅ、ちゅ」
 首筋にキスをするアルフィ。そして握る手に強弱を付けていく。もっと触って欲しいという気持ちが、ずっとこの時間が続けば良いのにという幸福感に変わっていく。
「アルフィ、好きぃ」
「ん、シャルル様。ちゅ、れろ、大好き」
「ああぁ、ん」
 首から耳へ、アルフィの舌が動く。お互い表情が見えないのに、心が通じ合って、身体と身体の境界線がどんどん無くなっていく。
「動くよ」
「うん」
「あっ」
「んくっ」
 いつもと違って酷くゆっくりなピストン。でも深く長いストロークで、それをじっくりとお互いに味わう。ずっと焦らされてきた俺のモノも、同じようにゆっくり力強く握られた手で、しっかりと上下に扱かれる。
「んあああぁ、なにこれぇ、知らない、これぇ、すごっ」
 脳味噌が痺れる。全身がアルフィを感じてるのに、どれがアルフィでどれが自分かもわからない。全部がアルフィで満たされていく。
「あぁ、あ、はああぁ、うぅ」
「シャルル様、ん、名前、呼んで」
「うん、アルフィ、アルフィ!んうっ!」
「シャルル様!んく!あぁ!」
「アルフィ!愛してる!アルフィ!」
「シャルル様!シャルル様シャルル様!もう何処にもいっちゃ嫌だ!ずっと!ずっと一緒に!」
「アルフィ!ずっと一緒だよ!俺は何処にも行かない!アルフィ!んぐっ!アルフィ!」
 長い、長い時間。お互いに声が枯れるまで名前を呼び合う。身体中が汗だくになって、それでもゆっくりと動き続けるアルフィのそれを感じて。
「アルフィ!アルフィ!」
「シャルル様!イくよ?イく!イくうう!」
「アルフィ!アルフィアルフィ!ああ!くうう!愛してる!愛してるぅ!んくっ!あくぅ、うう!イ、イイ、イ、イぐううぅ!」
 今までで1番深く、1番気持ち良い射精。そして全てをその一度で出し切った後も、アルフィはそれを抜かずに俺の背中に顔を当てる。
「はあはあ、もう少しこのままが良い」
「うん。俺も、アルフィを感じていたい」
 こんな体制でこんな状態なのに、何故か安心して眠たくなってきた。うとうとしているとアルフィのそれが抜けて、俺はアルフィの方へ身体を向ける。
「シャルル様ちょっと寝てたでしょ?」
「バレた?」
「ふふ、僕もちょっと寝てた」
「あはは」
「ねえシャルル様、指、舐めて良い?」
「指?」
 俺が差し出すと、アルフィはねっとりと俺の人差し指を舐め始める。俺を挑発的に見詰めながら、ちゅうちゅうと音を立てて。
「なんだか、出会った時を思い出すな」
「ふふ、こんなにいっぱいエッチなことしてきたのに、シャルル様ったらあの日とおんなじ眼で僕のこと見てるよ?」
 口を離したアルフィが笑う。
「だってアルフィがエッチだから」
「ねえ、なんであの日、出会った朝から僕のことエッチな眼で見てたの?誰かれ構わずあんな眼で人のこと見るような人じゃないのに」
「いや、俺はそんなつもり無かったんだが」
「出会った瞬間から全身舐められてるぐらいにエロい眼で見てたよ?」
「そ、そうか?なんだろうな。あ、あぁ、こんなの言うとあれだけど、雰囲気が似てたのかも」
「なにに?」
「さっき言っただろ?前世で夢に見てた理想の相手に、さ」
 これって正解か?一目惚れの理由として。
「そっか」
 ん、でもアルフィはなんか凄く嬉しそうだ。
「ちゃんと頑張った成果はあったんだね」
「成果?」
「ふふ、貸してた勇気、ちゃんと返しに来てくれたんだなってこと」
 なんだか今日はわからないことが多いが、今日も今日とてアルフィが可愛いので俺は満足だ。
「なあアルフィ」
「なに?シャルル様」
 俺はアルフィの腰を撫でながら笑う。
「あのさ、さっきのも気持ち良かったんだけど、えっと、その、次はいつもみたいに激し目に虐めて貰えると、嬉しいなって言ってみたり」
 今何時か知らんが夜はまだ長そうだ。アルフィは俺の言葉を聞いて吹き出して笑うと、すぐにいつもの怪しい笑みを浮かべた。
「ふふ、じゃあもっとハードな甘とろ調教で、イチャラブ洗脳してあ、げ、る」
「むほっ」
 こんなご褒美が待っているのなら、勇者だろうと魔王だろうと、何度でも戦ってやるさ。
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感想 2

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みんなの感想(2件)

異極鉱
2023.01.06 異極鉱

「洗脳いちゃらぶ」で検索して偶然辿り着いたんですがめちゃくちゃ、めちゃくちゃ良かったです……元の物語のなぞり方も、戦闘での機転もキャラクターの魅力もめちゃくちゃ良い 天才 みんな末永く幸せであってほしいです
最高の作品を公開してくれてありがとうございます!!!

R-13
2023.01.08 R-13

あらまぁ。
そんなに気に入って頂けるとは嬉しい限りです。
キャラクター達を愛してくれて、ありがとうございます♪

解除
さつき
2022.11.28 さつき
ネタバレ含む
R-13
2022.11.29 R-13

感想ありがとうございます♪
やや長い物語でしたが、最後までお付き合いして頂き嬉しく思います。
楽しんで頂けたなら更に感謝です!

感想をくれた心優しきあなたの明日が、もーっと良い日になる事を願い、朝まで祈りのダンスを踊り続ける事を約束します。ノシ

解除

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