【完結】ハードな甘とろ調教でイチャラブ洗脳されたいから悪役貴族にはなりたくないが勇者と戦おうと思う

R-13

文字の大きさ
上 下
114 / 128
君臨

特別なマッサージ、ね♡

しおりを挟む
「へっへっへ」
 夜の酒盛りも終わり、俺とアルフィはいつも通り自宅へ戻った。ここはいつもの2人の寝室。ベッドに寝かされた俺は、長く伸びたアルフィの尻尾によって手と足をそれぞれ束ねて拘束されている。
「アルフィ?久々にこうやって無理矢理拘束されると凄く興奮するのは確かだが、その変な笑いの理由を教えてくれないか?」
 もちろん全裸の俺はそんなことを言いながらも、期待してそれをすでに少しだけ大きくしている。ただまあそれはそれとしてアルフィが明らかに変なのだ。
「凄い魔法が完成した!」
「おお。念のために聞いておくが、実験はしたのか?」
 かつてキレたアルフィに実験無しで魔法を掛けられた経験もある俺は、そこのところはしっかりと聞いておくのだ。
「安心してよ。これはちゃんと色々試した魔法だから。むしろこんな危ない魔法実験無しじゃ出来ないよ!はっはっは!」
「そんな危ないことされんの!?」
 急に怖くなってきたがもう逃げられない。そもそも新しいことを俺で試す時、毎回アルフィはなんの説明もしないのだ。まあそれがまたスリルがあっていいんだが。
 拘束された俺の身体を、アルフィが指先で優しく、触るか触らないかの瀬戸際をせめてくる。太もも、腰、付け根まで行った後に際どい場所を通って今度は胸へと移動する。
「オイルマッサージって知ってる?」
 身体をちょっとエッチに触りながら聞かれて、また怒られそうだが白状しておく。
「何を隠そうあれをバークフォードで流行らせたのは俺だ」
「またシャルル様がバックに居たのか」
 今街でチェーン展開しているマッサージ店は、夜の方も昼の方も両方俺が助言して出来た店だ。
「話に聞いて色々教えて貰ったんだ。やってあげるね?」
「むふふ」
 情けは人の為ならず。良い行いはやはり自分に返ってくるのだ。いつものアルフィ自家製唾液ローションもエロくて大好きだが、たまにはこういう趣向も良いだろう。目の上にタオルが置かれ、香りの良いオイルが身体に塗り広げられる。
「どう?気持ち良い?」
「んっ。あぁ」
 胸やお腹、腰とマッサージされていき、今度は足から根元へとアルフィの手が動いていく。
「んふ、ピクピクしてる。触ってないよ?」
 期待して動いてしまっている所が丸見えで恥ずかしい。アルフィはそこにだけ触らないように、わざと焦らしながら周辺を重点的にマッサージしていく。
「こっちなら良いけど?」
「んぅ!」
 急に乳首に冷たいオイルが流れ、そこも丁寧に触られていく。鼠蹊部への刺激と合わせてどんどん俺のモノが主張していく。
「あはぁ、触ってないのに大きくなっちゃったね?」
 そう言ったアルフィが今度はそこにオイルを垂らしていく。そして遂にその指先が触れた。
「んあっ」
 身体を動かそうとするが、両手足が拘束されていることを思い出す。マッサージに集中してたから忘れていた。
「ここ、擦ると切なくなっちゃうね」
「んんっ!あ、あぁ!」
 オイルで滑る指が鈴口を擦る。その度に俺は身を捩るが、動けば動くほど身体の拘束は強くなっていく。
「動いちゃ駄目でしょ?ほら、こっちももみもみするからね」
「あ、あっ!ああっ!」
 優しく優しく、玉の部分が刺激されると、その度に精子が作られていくような錯覚に陥るほどだ。
「ここもなでなで」
「んあああ!くぅ!」
 裏筋も丁寧に触られるが、決定的な刺激が来ない。射精を管理されている現状に興奮した俺は、何度も物欲しげにそれを動かしてしまう。
「こっちもマッサージしないとね」
「え?あ!ああぁ!」
 そこで不意打ち気味に穴に指が入ってきた。中に入った指は決して乱暴ではないゆっくりとした動作で、しかし力強く丁寧に気持ち良い場所を刺激する。
「んっ!くうう!」
「マッサージだからね。出しちゃ駄目だよ?」
「ふうう!ふっ!ふう!」
 徐々に与えられる刺激によって、更なる刺激を求めてしまう身体。しかしアルフィは笑いながら優しくマッサージを続ける。
「我慢してるの?可愛いね。よしよし」
「んはあ!あっ!ああ!もっと!うう!」
 先を擦られるがすぐに離れてしまう。しかし腰を突き出そうとしても身体が動かない。それからずっと、30分以上緩やかに制限された刺激のみ、断続的に与えられ続ける。たまにくる強い刺激に翻弄されながらも、射精するに至らない俺はただ喘ぐしか出来ない。
「んぅ!あ、あぁ、ううぐぅ!」
「ずっと甘い声出てる。んふふ、そろそろイかせてあげようか?」
「うん!くっ!イきたい!」
「じゃあ最後は特別なマッサージ、ね?」
 目隠しのタオルが外されると、いつの間にか服を脱いでいたアルフィが俺の上に被さる。そしてすでに準備万端なそれが俺の穴へと当てられた。
「トロトロになったここ、思う存分味わってあげる」
「あ、あぁ」
 期待で胸がはち切れそうだ。ゆっくりと挿入されていくのを全身で感じながら、顔を覗き込むアルフィに恥ずかしい表情を見られていく。
「んぅ!くはぁ」
「恥ずかしいのに手で隠せないから、気持ち良いよって泣いてる顔丸見えだよ」
「うぅ、ああぁ!そ!そこお!」
「ここ?ここが良いの?」
「うん!んぐ!くっうぅ!」
 しかし挿入してからも大胆なピストンは無く、じっくりと弱い部分が責められる。
「んふぅ!ふっ!ふうう!ああぁ」
「じゃあそろそろ凄いのあげるね」
 そう言ったアルフィは一度抜ける寸前まで腰を引いて。
「んぎうううう!?うっぐうう!」
 俺の弱点を狙って全力でピストンされる。パンパンと荒々しく腰がぶつかり、身体が強く抱き締められていく。
「あっ!ああぁ!もっと!強く!ギュッて!」
「ああもう!可愛いなあ!」
「んくぅ!凄い!これええ!」
 ゴリゴリと削られていく。アルフィの形になっていく。そして遂に待ち望んだ瞬間が目の前にやってきた。
「イいい!イくぅ!イッちゃうう!」
「はあはあ!ふふ!ほら!イくところ見せて!」
 アルフィの上半身が離れていく。少し残念に思いながらも、俺はアルフィに見られながら精子を吐き出す。
「うっ!はああ!ああっ!」
 その瞬間、悪い顔をしたアルフィが俺に魔法を掛けてくる。
「なっ!?なに!?えっ!」
 さっき出したはずの精液が、自分の腹の上に出たはずのそれが、まるで逆再生のように俺の中へと戻っていく。
「んぐうう!?あっ!くひいい!」
 中に戻る時も射精と似た感覚が襲い、更に。
「おおおお!?ああっ!な!なんでええ!」
 また射精する。そしてまた精液が先から吸収されて、何度も何度も射精を繰り返す。
「んくうう!?ああ!いやあああ!ああっ!きひっ!」
「凄い凄い!動いてないのにシャルル様の穴がビクビク動いて気持ち良い!」
「そんな!ああくぅ!なにこれええ!」
「時間停止の先の魔法、時間を巻き戻す魔法だよ。しかも連続で。まだこの規模しか出来ないけど、確実にまだこの世になかった魔法だね!ループ魔法と名付けました!」
 なんて凶悪な魔法を開発したんだ!俺は射精を繰り返す度に身体を震わせて堪える。ただでさえ待ち侘びた射精が連続で繰り返すことで、頭がおかしくなりそうだ。
「んぐうう!と!止めてええ!」
「僕がイッたらね。んっ!ああ!凄い!これで動くの気持ち良い!」
 アルフィのエッチな顔が目の前に。いつもより感じているみたいだ。
「アルフィ!ギュッて!してええ!」
「うん!シャルル様!んっ!ああ!」
 拘束が解かれて、今度はふたりで抱き締め合う。もうなにがなんだかわからない俺は、ただアルフィを抱き締めて堪えるしか出来ない。
「んくっ!あっ!イく!イくイくうう!」
 アルフィが中で出している間も、俺はしっかり射精し続ける。そしてそれが抜かれると同時に、最後の射精をした俺は、しばらく痙攣が止まらなかった。
「はあはあはあ」
「大丈夫?シャルル様」
「これは、はあはあ、大発明だぞ」
「流石シャルル様。ここまでされてそんな輝いた目で嬉しがれるとは」
 なんていう素晴らしい魔法なんだ。ただ、毎日されたら多分死ぬけど。
「た、たまにで良いけどな」
「またまた。遠慮しないで」
 にっこりと笑うアルフィを見て、初めてインキュバスに生気を吸われている実感を持てた夜だった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

弟の可愛さに気づくまで

Sara
BL
弟に夜這いされて戸惑いながらも何だかんだ受け入れていくお兄ちゃん❤︎が描きたくて…

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない

すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。 実の親子による禁断の関係です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい

パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け ★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion 更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl

処理中です...