【完結】ハードな甘とろ調教でイチャラブ洗脳されたいから悪役貴族にはなりたくないが勇者と戦おうと思う

R-13

文字の大きさ
上 下
72 / 128
破壊

これで朝まで♡

しおりを挟む
「マスターは無事に迎えの人が来て、医者の居る街まで搬送してくれるみたい」
「そうか。アルフィは?」
「だから僕は大丈夫だって。もう全部治った」
 本当に全部、あの死にかけだったアルフィの身体が元に戻っていた。絶対に治らないような、特にあの千切れかけた下半身さえもが。
「それよりオカンは」
 オカンの最後は俺しか見ていない。砂となって消えたとしか言いようが無いのだ。
「シャルル様、オカンは確かに消えたんだろうけど、今僕の中にしっかりとオカンが居るんだ」
 強い目でそう言ったアルフィの肩を抱き寄せる。
「そうだな」
「いや、あの違うよ?感傷的なあれじゃなくて、本当に」
「ん?」
 肩を離して話を聞こうとすると、「それはしたまま」と言いながら元に戻される。
「えっと、オカンが最後に渡したっていう石。あれきっとオカンの魔力なんだよ」
「え?なにそれ」
「僕も見てたけど、オカン途中で心臓抉られてたでしょ?たぶんあれを元にして作ったんだと思う」
「あの石を?」
「うん。最高の魔道具職人オカンの遺作、なんだろうね」
「なるほどな」
「だから僕の中にはオカンの魔力が生きてる。なんていうのかな、魔族って魔力が先にあって、そこから形を持つんだよ。だからさ、魔力さえ残ってたら、それはオカンが死んだことにはならないっていうか」
「これからはアルフィが、オカンの分まで生きるってことだろ?」
「うん。うん!そうだね、きっとそうなんだ」
「そのオカンの魔力でアルフィが助かったってわけか。しかし大丈夫なのか?身体に魔族の魔力が入ったりしても」
「うん。あれだけ荒れ狂っていた自分の中の魔力が、もっと大きくて安定したオカンの魔力に溶けて静かになったのがわかるんだ。だからむしろ今は前より安定してるよ」
「ふんふん。ん?あれか?禁止札は切れたか?」
「え?」
「いや、俺が貼った禁止札。魔力はあれで制御出来てただろ?」
 俺の機転によってアルフィの魔力が安定したのだ。ふふ。
「あぁ、あれは、その」
 んー?アルフィの顔が変だぞ?
「まあ、効いてなかったというか、失敗というか」
「ええ!?」
「いや、だってその時魔力を狂わすのを止めても、今まで狂ってた分が治る訳じゃないし。そもそもシャルル様の魔力起動失敗してたし」
「いや!だってその後アルフィ魔法使えてただろ!?」
「だから、あれはね?シャルル様にあそこまでさせて、恥欠かせられないでしょ?」
「ええええ!うっそ!じゃあなんで俺はあそこまで危険を冒して!くううう!」
「まあ、勇気貰ったのは確かだけどね」
「なに!?なんて!?まだなんかあったの!?」
「なんでもないよ。ところでさ、シャルル様」
「なんだ?」
 ほぼ全壊に近いカストの中で、唯一家として使えそうな一軒家の安いベッドで横になる俺達。天井は崩れて空が、星が見えている。これはこれでロマンチックかもな。
「あの、今日は、さすがにしないのかな?」
「え?」
 めっちゃ近い。気付いたらアルフィがゼロ距離で抱き着いている。
「えっと、あの」
「ねえ、駄目、だよね」
 ウルウルした目で、なんだこれ、いつもより可愛い気がする。あれか、死地で繁殖に目覚めるとかいう。俺ら繁殖出来んが。
「いや、そんなことは、ない、よね?」
「良いの?」
 なんでこんなはあはあ言って顔赤いの!?いつものアルフィより更に凄い!これも石のせいか?いや、石?
「あ、あぁ」
「なに?」
「俺、アルフィに石飲ませる時、赤い水飲ませた」
「赤い、水って、嘘でしょ?どれぐらい?」
「瓶全部」
「うう!責任取ってよね!?」
 赤い水は、媚薬だ。ちょっとでも効果がある協力な媚薬を、瓶いっぱいに飲んだのだ。そりゃあこうなる。
「ふうふう、脱いで?シャルル様、早く」
「あ、あぁ、うっ!」
 言いながら無理矢理俺を脱がせ始めるアルフィ。自分もしっかり脱いでいくが、やっぱりそれはギンギンに勃っている。
「お返ししてあげるね?」
「あ、あの」
「後ろ向いて?」
 ベッド上で四つん這いにされた俺は、なにかで濡れたアルフィの指で、穴の中を刺激される。
「ああ!んく!冷たい!」
「黙ってチンポ勃ててよ。ほら」
「はい!」
 無理矢理弱い部分を押さえられて、言われた通りビンとそれを勃たせる。後ろから犯す気満々なアルフィは、すでに俺の腰を持って自分のモノを俺の穴に擦り付けている。
「ふうう!ふう!はあはあ、これ、入れるよ?良いね?朝までやるよ?」
「あ、あぁ、うくぅ!」
 返事も待たずにアルフィが入ってくる。何度受け入れてもこの挿入の感覚だけで腰が抜けそうになる。特にこうやって後ろから無理矢理やられると興奮が止まらない。
「んくうう!おおっ!今日!激しっ!」
「んっ!んっ!はあはあ!ねえ、今2人の肩に中毒虫止まってるの、わかってる?」
「んえ!?そんな!アルフィも!?」
「僕が疲れて寝落ちするまで、2人でセックス中毒ね?ふふ。それに今ここ、挿入してる所、感覚倍化薬も塗ってるから!2人で狂おうね!?」
「マジで?」
「ほら!返事は!?」
「んくうう!?いおおぅ!いいですうう!それが!それが良いのおお!ずっとセックスしだいい!」
「おら!おらああ!はああはあ!んっ!くううう!」
「あ、ああ!ひぐっ!うう!?あああ!なんで!?」
 もうすぐでイけそうだったのに、俺も、何故かアルフィまでも射精しない。まさか。
「ふう!ふうう!2人共射精禁止!」
「馬鹿あああ!外せって!狂う!アルフィまで狂うから!」
「これで朝まで!えはは!じゅっとセックスうううう!」
「んっ!くううう!ほおおっ!おおおううう!」
 まあ朝までとは言わないけど、ここから数時間、俺達は半分野外なこのベッドの上で、誰に遠慮するでもなく、2人で獣のようにお互いを求め合った。疲れて気絶する、その瞬間まで。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

弟の可愛さに気づくまで

Sara
BL
弟に夜這いされて戸惑いながらも何だかんだ受け入れていくお兄ちゃん❤︎が描きたくて…

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...