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洗脳
シャルル様の中いつもより熱い♡
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「なるほど、そういう理由ね」
出入り口と通気口しかなく、月の光すら入らない地下室で、ランタンの炎だけを頼りに昼間の出来事をアルフィに説明する。
「ここなら絶対に見つからない。俺とマスターしか知らない秘密のシェルターだ」
「マスターも他の民を先導して避難しちゃったし、バレることはないだろうけど」
暗いのは仕方ないが、2人だとやや狭い。布団しかない、ただ寝るぐらいしか出来ないこの空間は、カプセルホテルよりは少し天井が高い程度の大きさしかないのだ。
「ずっとここは大変かも」
「わかってるよ。アルフィをここに逃してからと思ってたんだ」
「なにをするの?」
「戦う」
アルフィの顔が沈む。
「シャルル様、ごめん。正直に言ってシャルル様じゃあいつには勝てないよ」
「わかってる」
「それなのに僕が行かせると思う?」
「俺はアルフィが大好きだ」
「あぅ」
布団しかない狭い部屋で、アルフィを目一杯抱き締めて言う。
「アルフィが居ないと耐えられない」
「うん」
決して明る過ぎない灯りの中で、2人の熱が重なり合う。
「でも俺は知ってる。アルフィだって、俺が居ないと生きていけない。そうだろ?」
いつも夜は俺をリードしてくれる優しい恋人。俺の大切なアルフィは、勇敢な勇者パーティーの天才魔道士ではない。ただの小さな、優しくて可愛いアルフィだ。震える身体を強く抱き締めると、徐々に呼吸が同期していく。
「だから俺はアルフィを独りにしない。絶対帰ってくる。約束だ」
「うん、信じる。僕のシャルル様は、弱くてエッチで残念だけど、真面目で一生懸命で、絶対嘘なんか吐かないから」
ランタンの灯りがふっと消える。なにも見えない暗闇で、ふたりの唇がお互いを求め合う。
「んっ、ちゅ、んぁ」
「んふ、硬いの、当たってる」
「アルフィこそ」
それぞれ相手のそれを優しく刺激しながら、長い間キスをしていた。
「んぁ、あぁ、もう、我慢出来ないよ」
「俺もだ、アルフィ、俺を、滅茶苦茶にしてくれ」
「うん、シャルル様、はぁはぁ、いくよ?」
正面を向いて抱き合いながら、身長差を埋めるためにアルフィが頑張って腰をずらす。俺の穴に当たったアルフィが、優しくゆっくりと押し開いてくる。
「んあぁ!ああっ!はっ!はぁ!」
「凄い、シャルル様の中いつもより熱い」
時間を掛けてお互いを求め合ったからか、暗闇の中で神経が尖っているからか、いつもよりはっきりとアルフィを感じられる。きっとそれはアルフィも。
「動くよ?うぁ、もう、止まんない」
「んくぅ!いいぞ!もっと!激し!くぅ!」
アルフィの腰がどんどんスピードを増していく。小さな身体に押さえ付けられて、乱暴に腰を当てられる行為で、俺は激しくなっていく呼吸を抑えることなく、そして彼の名を呼ぶ。
「アルフィ!アルフィ!」
「シャルル様!んっ!はぁ!あぁ!シャルル様ぁ!」
1番奥でアルフィのモノが大きくなり、俺を満たす温かな流れが溢れ出していく。俺はそれを受けて、自分のモノも同じように全てを吐き出そうと、そう、大きくなって、一段と、グッと、あれ?
「あ、あぁ!あれ?」
「どうしたの?シャルル様」
「んっ!イ!イきたいのに!ああぁ!イけない!なんだこれ!?」
「ここでご紹介したいのがこちらの商品」
再び点いた灯りが照らすのは、見覚えのない小さな布切れ。
「これは人の身体に貼ってから魔力を送ると、相手の特定の行為を禁止することが出来る魔道具、禁止札です」
「なっ!?なんだって!?」
「これでシャルル様の絶頂を禁止しました!」
「あああぁ!イきだいいい!」
「これで朝まで遊ぼうね!」
「お前行かせる気ないだろ!?」
「イかせる気もないけどね!」
まずは勇者の前にこの強敵を倒さねばならないとは。まったく、俺の恋人は一筋縄じゃいかないらしい。
出入り口と通気口しかなく、月の光すら入らない地下室で、ランタンの炎だけを頼りに昼間の出来事をアルフィに説明する。
「ここなら絶対に見つからない。俺とマスターしか知らない秘密のシェルターだ」
「マスターも他の民を先導して避難しちゃったし、バレることはないだろうけど」
暗いのは仕方ないが、2人だとやや狭い。布団しかない、ただ寝るぐらいしか出来ないこの空間は、カプセルホテルよりは少し天井が高い程度の大きさしかないのだ。
「ずっとここは大変かも」
「わかってるよ。アルフィをここに逃してからと思ってたんだ」
「なにをするの?」
「戦う」
アルフィの顔が沈む。
「シャルル様、ごめん。正直に言ってシャルル様じゃあいつには勝てないよ」
「わかってる」
「それなのに僕が行かせると思う?」
「俺はアルフィが大好きだ」
「あぅ」
布団しかない狭い部屋で、アルフィを目一杯抱き締めて言う。
「アルフィが居ないと耐えられない」
「うん」
決して明る過ぎない灯りの中で、2人の熱が重なり合う。
「でも俺は知ってる。アルフィだって、俺が居ないと生きていけない。そうだろ?」
いつも夜は俺をリードしてくれる優しい恋人。俺の大切なアルフィは、勇敢な勇者パーティーの天才魔道士ではない。ただの小さな、優しくて可愛いアルフィだ。震える身体を強く抱き締めると、徐々に呼吸が同期していく。
「だから俺はアルフィを独りにしない。絶対帰ってくる。約束だ」
「うん、信じる。僕のシャルル様は、弱くてエッチで残念だけど、真面目で一生懸命で、絶対嘘なんか吐かないから」
ランタンの灯りがふっと消える。なにも見えない暗闇で、ふたりの唇がお互いを求め合う。
「んっ、ちゅ、んぁ」
「んふ、硬いの、当たってる」
「アルフィこそ」
それぞれ相手のそれを優しく刺激しながら、長い間キスをしていた。
「んぁ、あぁ、もう、我慢出来ないよ」
「俺もだ、アルフィ、俺を、滅茶苦茶にしてくれ」
「うん、シャルル様、はぁはぁ、いくよ?」
正面を向いて抱き合いながら、身長差を埋めるためにアルフィが頑張って腰をずらす。俺の穴に当たったアルフィが、優しくゆっくりと押し開いてくる。
「んあぁ!ああっ!はっ!はぁ!」
「凄い、シャルル様の中いつもより熱い」
時間を掛けてお互いを求め合ったからか、暗闇の中で神経が尖っているからか、いつもよりはっきりとアルフィを感じられる。きっとそれはアルフィも。
「動くよ?うぁ、もう、止まんない」
「んくぅ!いいぞ!もっと!激し!くぅ!」
アルフィの腰がどんどんスピードを増していく。小さな身体に押さえ付けられて、乱暴に腰を当てられる行為で、俺は激しくなっていく呼吸を抑えることなく、そして彼の名を呼ぶ。
「アルフィ!アルフィ!」
「シャルル様!んっ!はぁ!あぁ!シャルル様ぁ!」
1番奥でアルフィのモノが大きくなり、俺を満たす温かな流れが溢れ出していく。俺はそれを受けて、自分のモノも同じように全てを吐き出そうと、そう、大きくなって、一段と、グッと、あれ?
「あ、あぁ!あれ?」
「どうしたの?シャルル様」
「んっ!イ!イきたいのに!ああぁ!イけない!なんだこれ!?」
「ここでご紹介したいのがこちらの商品」
再び点いた灯りが照らすのは、見覚えのない小さな布切れ。
「これは人の身体に貼ってから魔力を送ると、相手の特定の行為を禁止することが出来る魔道具、禁止札です」
「なっ!?なんだって!?」
「これでシャルル様の絶頂を禁止しました!」
「あああぁ!イきだいいい!」
「これで朝まで遊ぼうね!」
「お前行かせる気ないだろ!?」
「イかせる気もないけどね!」
まずは勇者の前にこの強敵を倒さねばならないとは。まったく、俺の恋人は一筋縄じゃいかないらしい。
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