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監禁
おねだりしてみて♡
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その夜は、正直ずっとそわそわしていた。来るんじゃないか?その扉を開けて。そう思い何度もベッドから出たり入ったりを繰り返す。そして、やっぱり扉はコンコンと控えめに叩かれる。
「あんな大きいの初めて見たから驚いちゃった」
昨日と同様にベッドに並んで腰掛け、楽しそうに今日の観光を振り返るアルフィ。しかし俺は全然内容が頭に入ってこない。
「そうだシャルル様、肩凝ってない?僕凄く上手なんだよ?」
「ソソソウナノカ」
ベッドに腰掛ける俺の後ろに回り込んだアルフィは、肩を優しく揉んでくれている。肩凝りは日本人が言い出したもので、外国人は肩なんて凝らないという嘘か本当かわからない話を思い出し、じゃあなんでこの世界のアルフィが肩凝りを知ってるのか、やっぱりここは本当の世界ではなく、物語の世界なのか、もしかしたら俺の妄想や夢なんじゃないか、なんて全く今と関係無いことを必死に考えて思考をずらす。
「シャルルさまぁ」
ビクッと身体が飛びそうになる。急に耳元で聞こえたアルフィの声は、昨日の夜と同じで妙な色気を纏っている。
「シャルル様は昼間ああ言ってくれたけど、本当にそうなのかなぁ?」
肩に置いていたはずの手は、腕から腰、そして脇腹、お腹へと移動していく。
「だってさ?シャルル様ってぇ」
アルフィの柔らかい手が俺のシャツの中に侵入した。止めろ、今手を掴んで止めるんだ。
「経験、ないでしょ?」
「ふわっ!」
服の中で上へ上へと上がってきた手は、遂に俺の乳首に到達し、指先で軽く擦るように触られる。アルフィの身体はピッタリと俺の背中にくっ付いていて、後ろから抱き締めるように固定されている。相変わらず耳元に置かれた口からは、あの明るく純粋なアルフィとは思えない言葉が次々と出てくる。
「童貞なのになんでそんなことわかるの?」
「んっ!?」
乳首がクッと摘まれる。
「ねえ?凄く歳下の僕をエロい目で見てた癖に、偉そうにそういう行為は愛する人と?」
「くはぁ!あ、あぁ」
今度は爪で優しく、フェザータッチで焦らされる。
「男の僕に乳首おもちゃにされて、情けない声出しちゃう癖に?ねえシャルル様、気付いてる?」
「はぁ!うぅ、お、うっ!」
引っ張られて、つねられて、でもすぐまた優しく撫でられて、簡単に翻弄される自分。
「シャルル様気付いてる?ずっとチ、ン、ポ、勃起してるよ?」
知っている。興奮してるのだ。弟のようだと思った、誰より一緒にいて心地良いと思えた友に対し、16歳も歳下で、まだ歳若い少年に、俺は、俺は。
「おねだりしてみて?ねえ、出来る?ちゃんと出来たらご褒美あげるよ?」
「くぅぅ、う、うぐ」
すぐに口から卑猥な言葉が出そうになる。しかし、俺はグッと堪えた。
「ふふ、意気地なし」
身体から離れたアルフィは、いつもと同じ表情に戻って笑う。
「明日もいっぱい遊ぼうね?昼も、夜もね」
与えられた部屋へと帰るアルフィに、今度は声を掛けられなかった。なにが目的なんだ、あいつは。
「あんな大きいの初めて見たから驚いちゃった」
昨日と同様にベッドに並んで腰掛け、楽しそうに今日の観光を振り返るアルフィ。しかし俺は全然内容が頭に入ってこない。
「そうだシャルル様、肩凝ってない?僕凄く上手なんだよ?」
「ソソソウナノカ」
ベッドに腰掛ける俺の後ろに回り込んだアルフィは、肩を優しく揉んでくれている。肩凝りは日本人が言い出したもので、外国人は肩なんて凝らないという嘘か本当かわからない話を思い出し、じゃあなんでこの世界のアルフィが肩凝りを知ってるのか、やっぱりここは本当の世界ではなく、物語の世界なのか、もしかしたら俺の妄想や夢なんじゃないか、なんて全く今と関係無いことを必死に考えて思考をずらす。
「シャルルさまぁ」
ビクッと身体が飛びそうになる。急に耳元で聞こえたアルフィの声は、昨日の夜と同じで妙な色気を纏っている。
「シャルル様は昼間ああ言ってくれたけど、本当にそうなのかなぁ?」
肩に置いていたはずの手は、腕から腰、そして脇腹、お腹へと移動していく。
「だってさ?シャルル様ってぇ」
アルフィの柔らかい手が俺のシャツの中に侵入した。止めろ、今手を掴んで止めるんだ。
「経験、ないでしょ?」
「ふわっ!」
服の中で上へ上へと上がってきた手は、遂に俺の乳首に到達し、指先で軽く擦るように触られる。アルフィの身体はピッタリと俺の背中にくっ付いていて、後ろから抱き締めるように固定されている。相変わらず耳元に置かれた口からは、あの明るく純粋なアルフィとは思えない言葉が次々と出てくる。
「童貞なのになんでそんなことわかるの?」
「んっ!?」
乳首がクッと摘まれる。
「ねえ?凄く歳下の僕をエロい目で見てた癖に、偉そうにそういう行為は愛する人と?」
「くはぁ!あ、あぁ」
今度は爪で優しく、フェザータッチで焦らされる。
「男の僕に乳首おもちゃにされて、情けない声出しちゃう癖に?ねえシャルル様、気付いてる?」
「はぁ!うぅ、お、うっ!」
引っ張られて、つねられて、でもすぐまた優しく撫でられて、簡単に翻弄される自分。
「シャルル様気付いてる?ずっとチ、ン、ポ、勃起してるよ?」
知っている。興奮してるのだ。弟のようだと思った、誰より一緒にいて心地良いと思えた友に対し、16歳も歳下で、まだ歳若い少年に、俺は、俺は。
「おねだりしてみて?ねえ、出来る?ちゃんと出来たらご褒美あげるよ?」
「くぅぅ、う、うぐ」
すぐに口から卑猥な言葉が出そうになる。しかし、俺はグッと堪えた。
「ふふ、意気地なし」
身体から離れたアルフィは、いつもと同じ表情に戻って笑う。
「明日もいっぱい遊ぼうね?昼も、夜もね」
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