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監禁
エッチな目で僕のこと見てるよ♡
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「どうした?」
「言ったでしょ?もっとお話ししたいなって」
「そう、か」
アルフィは寝巻きに着替えたのか、昼間の貴族らしい服装ではなく、シルクの薄く白いパジャマを着ていた。ベッドに2人、腰掛けて話す。
「ふうん、じゃあシャルル様はずっと独身なんだ?」
「あぁ、なかなか良い人がいなくてね」
なんだ?なんだこれ?なんかへんだぞ?アルフィの距離が超近い。もう弟みたいに感じてるし、全然嫌じゃないんだが、左肩に寄り添うぐらい、いや、手、俺の膝に手乗っけるのって普通なのか?
「シャルル様ってどんな人がタイプなの?」
「ん?そ、そうだなぁ」
アルフィはジッと俺の横顔を見ながら話している。ちょっと視線を横に向けると目が合って、ニコッと笑うのだ。その時、何故か相手が男なのに、少しボタンが開いたパジャマの胸元に目が行ってしまう。なにが見たいと言うのだ。
「気になる?」
アルフィが上着のボタンを何故か、何故かもうひとつ外しながら言った。なにをだ?なにが気になると聞かれてるんだ?ボタンが外れて肌蹴る生地。もう少し動けばその先が見えるだろう。
「これ、綺麗でしょ?」
「あ、あぁ、シルクかな?」
パジャマを摘んで笑う。俺は急いで視線を泳がせながら答えるが。
「んおっ!?」
「どう?柔らかいでしょ?」
急に俺の右手を掴んで引き寄せたアルフィは、自分の脇腹を触らせるように、その柔らかな生地を撫でさせる。気付けば俺がアルフィに抱き付こうとしているような体制だ。お互いの顔も近くなる。
「ちょっとくすぐったい」
そう言うアルフィの顔を見ていると、何故か何故なのかわからないが、なんだか無性に、いや、なんかドキドキする。男だ、こいつはどれだけ可愛くても男なのだ。可愛い?いや、可愛いだろ。
「手、大きいね?」
握ったままだった俺の手を、今度は自分の顔の高さまで持ってきたアルフィは、まじまじとそれを見ている。
「頑張った手だ」
「え?」
「机でしか仕事してない人は、こんな手にはならないよ。だから、これは凄く頑張った手」
畑仕事も、建築作業も手伝ってきた。広い屋敷の掃除も自分でやっている。前世で頑張れなかった俺が、今世では頑張ってきた。それを彼は認めてくれて、優しく包んでくれる。
「この手、僕好きだなぁ」
アルフィがあくびでもするように、少しだけ口を開いて、そして。
「はむ」
「あ」
食べた。俺の手を、正確には人差し指を、パクッと咥えた。
「んっ、ちゅ」
「おぉう!?」
上目遣いで俺を見ながら、舐めて、吸っている。なんで?これって普通?大丈夫?
「んはっ、れろ。んちゅ、れろれろ。美味しい」
美味しい訳ない!手汗MAXだぞ!?でも固まって動けない!なんだこれ!?
「あぁ、れろれろ」
クチャっという艶かしい音と共に、大きく開けられた口から、別の生き物のように踊る舌が出てきて、俺の人差し指を丁寧にゆっくりと舐めていく。
「はぁはぁ、ん、ふぅ」
凄く必死に美味しそうに、それでいて俺を挑発するような目でずっと見詰めてくる。
「んっ、ふぅ、ふぅ」
また咥えて、吸って、まるで、まるでなんだ?アルフィの顔でなにを想像してるんだ?なんで俺は。
「んっ、んっ、んっ、ふぅ、はぁ、あぁ」
指を咥えた頭が、前後に動いている。こそばゆい感覚から、明確な快感へと少しずつ変革していく。いや、俺の脳が作り替えられていくような。
「ふぅ、ふぅ、あぁ、くちゅっ」
ちょっと待って?アルフィの右手が、いつのまにか、え?なんでアルフィは自分の手を自分のズボンの中に入れているんだ?それは、なにを、してるんだ?
「もう、ジッと見られたら恥ずかしい」
「ご、ごめん」
今なんで謝ったのかも実は理解出来ない。ただわかるのは、異常事態だ、これは。
「はぁ、はぁ、はあ、ふうぅ、ん、ちゅ、ちゅ」
指先に、可愛く何回もキス。
「んふっ、じゅるる、んっ!ふぅん!れろれろ」
その後また激しく、そしてどんどん息が荒くなって。
「んっ!くぅ!はぁ、はぁはぁはぁ」
涙目で俺を見るアルフィ。そして彼は笑った。
「シャルル様、今すっごいエッチな目で僕のこと見てるよ」
昼間とは違う、妖艶な笑みを浮かべたアルフィは、僕の耳元でこう言って去っていった。
「また明日も、遊ぼうね」
これは、なんだ?
「言ったでしょ?もっとお話ししたいなって」
「そう、か」
アルフィは寝巻きに着替えたのか、昼間の貴族らしい服装ではなく、シルクの薄く白いパジャマを着ていた。ベッドに2人、腰掛けて話す。
「ふうん、じゃあシャルル様はずっと独身なんだ?」
「あぁ、なかなか良い人がいなくてね」
なんだ?なんだこれ?なんかへんだぞ?アルフィの距離が超近い。もう弟みたいに感じてるし、全然嫌じゃないんだが、左肩に寄り添うぐらい、いや、手、俺の膝に手乗っけるのって普通なのか?
「シャルル様ってどんな人がタイプなの?」
「ん?そ、そうだなぁ」
アルフィはジッと俺の横顔を見ながら話している。ちょっと視線を横に向けると目が合って、ニコッと笑うのだ。その時、何故か相手が男なのに、少しボタンが開いたパジャマの胸元に目が行ってしまう。なにが見たいと言うのだ。
「気になる?」
アルフィが上着のボタンを何故か、何故かもうひとつ外しながら言った。なにをだ?なにが気になると聞かれてるんだ?ボタンが外れて肌蹴る生地。もう少し動けばその先が見えるだろう。
「これ、綺麗でしょ?」
「あ、あぁ、シルクかな?」
パジャマを摘んで笑う。俺は急いで視線を泳がせながら答えるが。
「んおっ!?」
「どう?柔らかいでしょ?」
急に俺の右手を掴んで引き寄せたアルフィは、自分の脇腹を触らせるように、その柔らかな生地を撫でさせる。気付けば俺がアルフィに抱き付こうとしているような体制だ。お互いの顔も近くなる。
「ちょっとくすぐったい」
そう言うアルフィの顔を見ていると、何故か何故なのかわからないが、なんだか無性に、いや、なんかドキドキする。男だ、こいつはどれだけ可愛くても男なのだ。可愛い?いや、可愛いだろ。
「手、大きいね?」
握ったままだった俺の手を、今度は自分の顔の高さまで持ってきたアルフィは、まじまじとそれを見ている。
「頑張った手だ」
「え?」
「机でしか仕事してない人は、こんな手にはならないよ。だから、これは凄く頑張った手」
畑仕事も、建築作業も手伝ってきた。広い屋敷の掃除も自分でやっている。前世で頑張れなかった俺が、今世では頑張ってきた。それを彼は認めてくれて、優しく包んでくれる。
「この手、僕好きだなぁ」
アルフィがあくびでもするように、少しだけ口を開いて、そして。
「はむ」
「あ」
食べた。俺の手を、正確には人差し指を、パクッと咥えた。
「んっ、ちゅ」
「おぉう!?」
上目遣いで俺を見ながら、舐めて、吸っている。なんで?これって普通?大丈夫?
「んはっ、れろ。んちゅ、れろれろ。美味しい」
美味しい訳ない!手汗MAXだぞ!?でも固まって動けない!なんだこれ!?
「あぁ、れろれろ」
クチャっという艶かしい音と共に、大きく開けられた口から、別の生き物のように踊る舌が出てきて、俺の人差し指を丁寧にゆっくりと舐めていく。
「はぁはぁ、ん、ふぅ」
凄く必死に美味しそうに、それでいて俺を挑発するような目でずっと見詰めてくる。
「んっ、ふぅ、ふぅ」
また咥えて、吸って、まるで、まるでなんだ?アルフィの顔でなにを想像してるんだ?なんで俺は。
「んっ、んっ、んっ、ふぅ、はぁ、あぁ」
指を咥えた頭が、前後に動いている。こそばゆい感覚から、明確な快感へと少しずつ変革していく。いや、俺の脳が作り替えられていくような。
「ふぅ、ふぅ、あぁ、くちゅっ」
ちょっと待って?アルフィの右手が、いつのまにか、え?なんでアルフィは自分の手を自分のズボンの中に入れているんだ?それは、なにを、してるんだ?
「もう、ジッと見られたら恥ずかしい」
「ご、ごめん」
今なんで謝ったのかも実は理解出来ない。ただわかるのは、異常事態だ、これは。
「はぁ、はぁ、はあ、ふうぅ、ん、ちゅ、ちゅ」
指先に、可愛く何回もキス。
「んふっ、じゅるる、んっ!ふぅん!れろれろ」
その後また激しく、そしてどんどん息が荒くなって。
「んっ!くぅ!はぁ、はぁはぁはぁ」
涙目で俺を見るアルフィ。そして彼は笑った。
「シャルル様、今すっごいエッチな目で僕のこと見てるよ」
昼間とは違う、妖艶な笑みを浮かべたアルフィは、僕の耳元でこう言って去っていった。
「また明日も、遊ぼうね」
これは、なんだ?
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