156 / 163
最終章 忘れじの記憶
第152話 『暗夜の果て』
しおりを挟む
「……はい。正直、怖いです」
素直にそう答えたソニアの肩は、わずかに震えていた。
その幼い双肩に人類の命運が乗せられている。今日に続く過去の意義と、今日から続く未来の存続が、今夜その手で決定付けられるのだ。
恐ろしくて当然だ。
「大丈夫。大丈夫だ」
「あ……」
昼過ぎの時のように髪に触れ、軽く頭をなでる。するとソニアは猫に似て目を細め、少しくすぐったそうにはにかんだ。
「……ありがとうございます。そうですよね、大丈夫です。いい結果にするって、決めましたから」
「その意気だよ。きっとやれるさ、僕たちなら」
そう言ってゆっくりと手を離すイドラの手首に、きらりと輝くものがあった。
その形状はまさしく荊棘之道。地底世界でウラシマの形見としてお守り代わりに着けていたブレスレットと同じもの。
昼間、無線でウラシマに聞いた通り、コピーギフト開発部は、荊棘之道のコピーギフトの製造に成功した。イドラは出撃前にウラシマからそれを渡されていた。
そのスキルも起動コードも、既に伝えられてある。
やがて通信機を通じ、方舟本部のオペレーターから出撃の合図が届く。
タワーの周辺は一面の黒い存在に占められている。アンゴルモア——終末の使者は塔の果てにいる主を守るかのごとく、周辺を埋め尽くす。
陣形を保ったまま、狩人たちが前進する。それはまるで黒い海に飛び込んでいくかのようだった。
「……行こう!」
「はいっ!」
イドラとソニアは遅れてそのあとに続き、仲間たちが拓いた道を駆け抜ける。
黒い海が割れている。それは断じて神の奇跡などではなく、命を懸けて同胞たちが作り出した、血で出来た刹那の活路だ。
「気張っていけぃ、『片月』!!」
「せいぜいがんばってくださいよぉ……!」
「死んだらあかんで、おふたりさん!」
すれ違う者から声援が届く。中には『鳴箭』の面々もいた。
仲間を信じてイドラたちはひた走る。その進路上に、ふらりと戦線を抜け出たハウンドが立ちふさがる。
それを、激しい炎が消し飛ばした。
まばゆく闇を照らす輝き。その炎は、かつて幼い頃、イドラがなによりも憧れた——
「セリカ……!」
「離れてても仲間だから——あたしも、リーダーも! さあ、行って!」
「ああ!」
「ありがとうございますっ……!」
走る。走る。走る。タワーまではあと少し。
息を切らす全力疾走。入口は近く、阻むものはない。阻害する漆黒の使者はすべて、明日を望む者たちが抑え込んでくれている。
「——行くんだ、イドラ君、ソニアちゃん!」
そして最後に、恩師の声を背に受けて。
希望を託されたふたりは、ついにそのビルの中へと入り込んだ。
広々としたエントランスホール。だが中の施設が生きているはずもなく、闇の中に目を凝らせば、アンゴルモアによる破壊の爪痕らしきものがある。探せば白骨化した死体も出てくるだろう。
イドラたちは階段を探すと、屋上に向かって上り始める。
地上数十階もある高層ビルだ。道のりは長い。
一段、また一段と、闇の中を上っていく。明かりはなく、耳に届くのは互いの足音のみ。
まるで、光も音も殺されてしまったかのよう。
階層をひとつ上がるごとに、感じる圧力のようなものが増していく。
不吉な気配。背筋を駆け抜ける悪寒に似た、凶兆じみたものが強まる。
屋上にたどり着けば、間違いなく宿敵はそこにいるだろう。
「——」
イドラに恐怖はない。冷たい闇の中で、心細さを感じることもない。
振り返ればすぐそばにソニアがいる。それだけのことが、意志を強く保たせてくれている。
出会った時、ソニアはあの集落の岩室で、ひどく怯えた瞳をしていた。
手足まで鎖につながれて。不死憑きと蔑まれ、厄介扱いされ、暗い場所に閉じ込められ——ソニアは未来に絶望し、その夜に自ら殺してほしいとまで懇願した。
故郷の村を出る前に、母に言われた言葉をイドラは覚えている。
——もしも旅先で、どうしようもなく困ってる人がいて、助けたいと思った時には必ず助けること。
ソニアのことを助けたいと、その時、イドラは強く思ったのだ。
しかし気がつけば——
(僕の方こそ。ソニアに……何度も、助けられた)
あの渓谷で。あの聖堂で。この世界で。旅の中の、何気ない場面で。
いつもソニアに助けられ、励まされてきた。
あの出会いによって救われたのは、恩人を失い、叶わない贖罪のためにさまよっていたこの身の方だった。
不死殺しと不死憑き。これが必然の出会いだったとするのなら、神を宿したあの男との決着も必然なのだろう。
上っては折り返し、上っては折り返し、いくつもの踊り場を過ぎていく。ようやくビルの中ほどに達しただろうか。
果てはまだ遠く。空を目指すように、ふたりは階段を上っていく。
いつの間にか、どちらからともなく——あるいは互いに自分から、その手をつなぐ。
互いを離すまいときつくにぎり合うのではなく、存在を確認するような、体温を確かめ合うような、そんな軽い手つなぎ。
ふたりにはそれで十分だった。淀みない足取りで、言葉もないまま階を行く。
(……着いた)
やがて暗夜の果てに、重々しい両開きの扉がその輪郭を浮かばせる。
ここを開けて一歩踏み出せば、最後の決戦が始まるだろう。
扉の前で手を離す。イドラたちは顔を見合わせ、うなずき合った。
話すことはなにもない。語るべきことは、手から伝わる体温を通じて交わし合っていた。
同胞に、仲間に、恩師に希望を託された。『片月』の一員として——だけでなく。
不死殺しのイドラとして。
地底より続く、レツェリとの因縁を今夜断つ。
「————っ」
扉を開け放つ。すると、空気を裂くような突風がイドラたちの全身を叩いた。
風の中で目を開ける。
「あれは……」
標高が高まり、渦を巻く暗雲が間近に見えている。その直下——
広々とした屋上スペースの中心で、真っ白くつるりとしたモノが、宙に浮いている。
「——なんだ?」
光沢と輝きを帯びる、球体に近い形状をした、人ひとりより少し大きい程度のなにか。
それはイドラがこれまでの生涯で見てきたあらゆるものに類似せず、しかし同時に、あらゆるものに似ているような感覚も覚える。
「やはり来たか。むざむざ寿命を減らすこともなかろうに——駆け落ちでもしておくのが貴様らにとっての最善だったぞ。人生とは結局のところ、終末からの逃避でしかないのだからな」
現れたイドラたちに、特に驚きもせず。吹き荒れる風に黒衣の裾をはためかせながら、レツェリはその白いモノのすぐそばに立っていた。
「……レツェリ。お前は一体、今度はなにをしようとしているんだ。この白い……卵のようなものはなんなんだ」
「答える義理などない——が、そうだな。冥途の土産という言葉もある。卵と形容したのはあながち間違いではないが、コレは言うなればその殻だ」
「殻?」
「外殻。中身として注ぐのはこの世界と、そして我々のいた地底世界。私が望むのは、ふたつの世界の融合だよ」
「なんだと?」
現実地底と地底世界の融合。その意味を、イドラはすぐに理解できない。
そもそもそんなことが可能なのかさえ。
だが——レツェリは今や、この星そのものを管理・運営するための力をその眼に収めている。
「嵌合と言ってもいいかもしれないが、滑らかに噛み合うようなものではないだろうなァ。しかし地底世界はその呼び名通り、座標的には地下にある。ならば断絶を排し、地表と地底を極限まで近づければ、それは成るはずだ」
「地表と地底を近づける……この異様な空はそのせいか!?」
「いかにも。貴様らの邪魔が入らなければ、夜明けには作業も終わっていただろう。地上でも地底でもない、ふたつが混ざり合う新世界。それがこの外殻の内側に収まり、そこで生まれた生命は例外なく不死を実現する」
風を浴びるように両手を広げ、レツェリは滔々と語る。
不死。実現される道理がイドラにはまだわからずとも、レツェリの最終的な目的が行き付く先はやはり同じのようだった。
レツェリはまだ、不死の願望に向かっている。
この男こそ不死憑きだ。万物が流転するこの世界で、ただひとり、停滞をなにより強く望んでいる。不死という野望に取り憑かれ、妄執が絶えず意志を覆っている。
素直にそう答えたソニアの肩は、わずかに震えていた。
その幼い双肩に人類の命運が乗せられている。今日に続く過去の意義と、今日から続く未来の存続が、今夜その手で決定付けられるのだ。
恐ろしくて当然だ。
「大丈夫。大丈夫だ」
「あ……」
昼過ぎの時のように髪に触れ、軽く頭をなでる。するとソニアは猫に似て目を細め、少しくすぐったそうにはにかんだ。
「……ありがとうございます。そうですよね、大丈夫です。いい結果にするって、決めましたから」
「その意気だよ。きっとやれるさ、僕たちなら」
そう言ってゆっくりと手を離すイドラの手首に、きらりと輝くものがあった。
その形状はまさしく荊棘之道。地底世界でウラシマの形見としてお守り代わりに着けていたブレスレットと同じもの。
昼間、無線でウラシマに聞いた通り、コピーギフト開発部は、荊棘之道のコピーギフトの製造に成功した。イドラは出撃前にウラシマからそれを渡されていた。
そのスキルも起動コードも、既に伝えられてある。
やがて通信機を通じ、方舟本部のオペレーターから出撃の合図が届く。
タワーの周辺は一面の黒い存在に占められている。アンゴルモア——終末の使者は塔の果てにいる主を守るかのごとく、周辺を埋め尽くす。
陣形を保ったまま、狩人たちが前進する。それはまるで黒い海に飛び込んでいくかのようだった。
「……行こう!」
「はいっ!」
イドラとソニアは遅れてそのあとに続き、仲間たちが拓いた道を駆け抜ける。
黒い海が割れている。それは断じて神の奇跡などではなく、命を懸けて同胞たちが作り出した、血で出来た刹那の活路だ。
「気張っていけぃ、『片月』!!」
「せいぜいがんばってくださいよぉ……!」
「死んだらあかんで、おふたりさん!」
すれ違う者から声援が届く。中には『鳴箭』の面々もいた。
仲間を信じてイドラたちはひた走る。その進路上に、ふらりと戦線を抜け出たハウンドが立ちふさがる。
それを、激しい炎が消し飛ばした。
まばゆく闇を照らす輝き。その炎は、かつて幼い頃、イドラがなによりも憧れた——
「セリカ……!」
「離れてても仲間だから——あたしも、リーダーも! さあ、行って!」
「ああ!」
「ありがとうございますっ……!」
走る。走る。走る。タワーまではあと少し。
息を切らす全力疾走。入口は近く、阻むものはない。阻害する漆黒の使者はすべて、明日を望む者たちが抑え込んでくれている。
「——行くんだ、イドラ君、ソニアちゃん!」
そして最後に、恩師の声を背に受けて。
希望を託されたふたりは、ついにそのビルの中へと入り込んだ。
広々としたエントランスホール。だが中の施設が生きているはずもなく、闇の中に目を凝らせば、アンゴルモアによる破壊の爪痕らしきものがある。探せば白骨化した死体も出てくるだろう。
イドラたちは階段を探すと、屋上に向かって上り始める。
地上数十階もある高層ビルだ。道のりは長い。
一段、また一段と、闇の中を上っていく。明かりはなく、耳に届くのは互いの足音のみ。
まるで、光も音も殺されてしまったかのよう。
階層をひとつ上がるごとに、感じる圧力のようなものが増していく。
不吉な気配。背筋を駆け抜ける悪寒に似た、凶兆じみたものが強まる。
屋上にたどり着けば、間違いなく宿敵はそこにいるだろう。
「——」
イドラに恐怖はない。冷たい闇の中で、心細さを感じることもない。
振り返ればすぐそばにソニアがいる。それだけのことが、意志を強く保たせてくれている。
出会った時、ソニアはあの集落の岩室で、ひどく怯えた瞳をしていた。
手足まで鎖につながれて。不死憑きと蔑まれ、厄介扱いされ、暗い場所に閉じ込められ——ソニアは未来に絶望し、その夜に自ら殺してほしいとまで懇願した。
故郷の村を出る前に、母に言われた言葉をイドラは覚えている。
——もしも旅先で、どうしようもなく困ってる人がいて、助けたいと思った時には必ず助けること。
ソニアのことを助けたいと、その時、イドラは強く思ったのだ。
しかし気がつけば——
(僕の方こそ。ソニアに……何度も、助けられた)
あの渓谷で。あの聖堂で。この世界で。旅の中の、何気ない場面で。
いつもソニアに助けられ、励まされてきた。
あの出会いによって救われたのは、恩人を失い、叶わない贖罪のためにさまよっていたこの身の方だった。
不死殺しと不死憑き。これが必然の出会いだったとするのなら、神を宿したあの男との決着も必然なのだろう。
上っては折り返し、上っては折り返し、いくつもの踊り場を過ぎていく。ようやくビルの中ほどに達しただろうか。
果てはまだ遠く。空を目指すように、ふたりは階段を上っていく。
いつの間にか、どちらからともなく——あるいは互いに自分から、その手をつなぐ。
互いを離すまいときつくにぎり合うのではなく、存在を確認するような、体温を確かめ合うような、そんな軽い手つなぎ。
ふたりにはそれで十分だった。淀みない足取りで、言葉もないまま階を行く。
(……着いた)
やがて暗夜の果てに、重々しい両開きの扉がその輪郭を浮かばせる。
ここを開けて一歩踏み出せば、最後の決戦が始まるだろう。
扉の前で手を離す。イドラたちは顔を見合わせ、うなずき合った。
話すことはなにもない。語るべきことは、手から伝わる体温を通じて交わし合っていた。
同胞に、仲間に、恩師に希望を託された。『片月』の一員として——だけでなく。
不死殺しのイドラとして。
地底より続く、レツェリとの因縁を今夜断つ。
「————っ」
扉を開け放つ。すると、空気を裂くような突風がイドラたちの全身を叩いた。
風の中で目を開ける。
「あれは……」
標高が高まり、渦を巻く暗雲が間近に見えている。その直下——
広々とした屋上スペースの中心で、真っ白くつるりとしたモノが、宙に浮いている。
「——なんだ?」
光沢と輝きを帯びる、球体に近い形状をした、人ひとりより少し大きい程度のなにか。
それはイドラがこれまでの生涯で見てきたあらゆるものに類似せず、しかし同時に、あらゆるものに似ているような感覚も覚える。
「やはり来たか。むざむざ寿命を減らすこともなかろうに——駆け落ちでもしておくのが貴様らにとっての最善だったぞ。人生とは結局のところ、終末からの逃避でしかないのだからな」
現れたイドラたちに、特に驚きもせず。吹き荒れる風に黒衣の裾をはためかせながら、レツェリはその白いモノのすぐそばに立っていた。
「……レツェリ。お前は一体、今度はなにをしようとしているんだ。この白い……卵のようなものはなんなんだ」
「答える義理などない——が、そうだな。冥途の土産という言葉もある。卵と形容したのはあながち間違いではないが、コレは言うなればその殻だ」
「殻?」
「外殻。中身として注ぐのはこの世界と、そして我々のいた地底世界。私が望むのは、ふたつの世界の融合だよ」
「なんだと?」
現実地底と地底世界の融合。その意味を、イドラはすぐに理解できない。
そもそもそんなことが可能なのかさえ。
だが——レツェリは今や、この星そのものを管理・運営するための力をその眼に収めている。
「嵌合と言ってもいいかもしれないが、滑らかに噛み合うようなものではないだろうなァ。しかし地底世界はその呼び名通り、座標的には地下にある。ならば断絶を排し、地表と地底を極限まで近づければ、それは成るはずだ」
「地表と地底を近づける……この異様な空はそのせいか!?」
「いかにも。貴様らの邪魔が入らなければ、夜明けには作業も終わっていただろう。地上でも地底でもない、ふたつが混ざり合う新世界。それがこの外殻の内側に収まり、そこで生まれた生命は例外なく不死を実現する」
風を浴びるように両手を広げ、レツェリは滔々と語る。
不死。実現される道理がイドラにはまだわからずとも、レツェリの最終的な目的が行き付く先はやはり同じのようだった。
レツェリはまだ、不死の願望に向かっている。
この男こそ不死憑きだ。万物が流転するこの世界で、ただひとり、停滞をなにより強く望んでいる。不死という野望に取り憑かれ、妄執が絶えず意志を覆っている。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる