133 / 163
第2部2章 堕落戦線
第129話 『片割れ月と鏑矢』
しおりを挟む
*
暗雲わだかまる夜空に明かりが灯る。
空で燃え、ゆっくりと尾を引きながら落下する光の球。その不思議な光景を見ながら、イドラは出撃前の適度な緊張感に浸る。
(地底世界にいた時は、時折、空を見上げてると誰かの天恵が降ってくるのが目視できたが……なんだかあれを思い出すな。だけど、こっちはすごく明るい。大した技術だ)
イドラの世界では、すべての人間は十歳になると天より天恵を賜る。その人間にしか扱えない、唯一無二の祝福だ。しかしここは現実で、生まれ出る者に与えられる加護などなにもない。
夜の闇を払うような空の光球は、雲に隠れた星の類ではなく、臨時司令部のそばで車両から発射された照明弾だった。
夜目の利くアンゴルモアどもと違い、明かりなしでは闇を見通せぬ人の子たちが迷わぬよう、夜に放たれた照明。マグネシウムと硝酸ナトリウムの燃焼反応が暗闇を暴く。
もっとも照明弾の効果は一時的なもので、その持続時間はいいとこ三分程度だ。切れるたび、また新しいものを臨時司令部より発射してもらう段取りだった。
「夜戦になると思いましたが、これならだいぶ助かりますね」
「最終決戦だ。柳の爺さんも打てる手はすべて打つ気らしい」
緩やかに落ちていく閃光。横顔を照らされながら、ソニアが言う。すると少し離れたところでカナヒトが返した。
「普段からこのくらい物資を惜しまず使わせてほしいもんじゃなぁ。のお?」
その隣で腕を組む大男——タカモト。チーム『鳴箭』のリーダーだ。
タカモトの言葉に、違いない、とカナヒトは皮肉げな笑みを口元に浮かべる。
先ほど『鳴箭』と合同で動くにあたり、どういった連携をするか話し合った。結果、作戦中は互いに独立しながらも、付かず離れずで援護し合う形に決まった。
順当な落としどころだ、とイドラは思う。
先日の北部地域の作戦で、『片月』と『鳴箭』はともにメンバーをひとり失っている。
現在、『片月』は四人。『鳴箭』は三人だ。ここで、安直に合体して七人のチームとして行動しようとも、有機的な連携は望めまい。二日三日も合同で訓練をする時間が取れるなら別だが、ぶっつけ本番で元来のチームメイトと同じように連携を取るのはまず不可能だ。
ならば、『片月』と『鳴箭』のチーム単位のままでいながら、合わせるところだけ合わせる。それが現実的な方針だろう。
(『鳴箭』のメンバーとは、北部の時に一度話したくらいだが……)
話の輪に入らず、定刻を待つ『鳴箭』のふたりをイドラはそれとなく見た。
年のやや離れた男女。コピーギフトらしい、赤い色の大鎌を手にした少女に、同じくコピーギフトの長槍を地面に刺して体重を預ける細身の男性。
名をそれぞれ、ミナとタカヤと言うことは、先ほど紹介を受けていた。ふたりとも先日の北部地域での作戦にも参加していたはずだったが、イドラに見覚えがあったのは前者だけだ。
「——なんですかぁ?」
「あ、いや。悪い、なんでもない」
ミナ。茶に染めた髪の彼女は北部作戦の時、イドラとソニアを見るなりからかってきた。まだ子どもなのに戦えるのか、と。
おそらく年自体はミナもそう変わらないはずだ。そして直後、タカモトに拳骨をもらって涙目になっていた。しかし今のミナには、あの時のようなある種の侮りを含んだ明朗さ、活発さのようなものが抜け落ちているようだった。
挨拶のときも言葉少なで、落ち着きがあると言えば聞こえはいいが、その実、過剰に研がれた刃のような危うさをイドラは覚えていた。
「用がないなら変態的な目でじろじろ見ないでください。訴えますよ」
「訴える!? は、方舟にか?」
「いえ、暴力に」
「直接的な報復だ……」
——そもそも誤解だ。
イドラは苦い顔をする。ミナに誤解されたことだけでなく、なんだか隣のソニアからも妙に圧の籠った視線を向けられたためだ。
「そろそろ定刻ですよぉ。なのに、そっちのチームのひとはまだノンビリしてるみたいですね。もしかして臆病風に吹かれて方舟に帰っちゃったんでしょうか?」
「……セリカのことを言ってるのか? 時間を守れないやつじゃない、もう少し待てば来るはずだ」
「知らないですよ、名前なんて。覚えたって無駄になるかもしれないのに」
ミナは言い捨てると、それ以上話したくないとばかりに少し先のところまで歩いていってしまった。
当惑するイドラに、眉を下げながらタカヤが近づいて言う。
「ごめんなぁ、うちのんが感じ悪くって。美菜ちゃん、北部の作戦以降ずっとああやねん」
「ああ。大丈夫だよ、気にしてない。作戦前に気が立つのは、大なり小なり誰にでも当てはまるはずだ」
「自分めっちゃええやつやなぁ。イドラクン、やったか? そう言ってもらえると助かるわ」
タカヤは胸を撫で下ろし、あからさまに安堵した。
気を悪くするようなことではない。だが、どうしてああも他人を拒絶するような態度を取っているのかはイドラも気になった。
「ところで妙な話し方だな。ミンクツにも場所によって方言とかあるのか?」
「え? ああ、ボクのこれはキャラ作りや。気にせんといてや」
「なんじゃそりゃ……」
「はは、アーカイブで昔のお笑い見るの好きでなぁ。ジャンルは違えど、灯也クンとも旧時代の話はよくしたもんや」
へらへらとした、悪く言えば軽薄な表情にふと影が差し、その目を細める。
「数少ない他所のチームの友達やったのに、もう話せんのは……正直、寂しくてしゃあないわ」
「……タカヤ」
「大町夢、って先輩がおってな。ボクら『鳴箭』じゃ、リーダーにも並ぶくらいの凄腕やった。その人を亡くして、美菜ちゃんは知り合いが死ぬことが怖くなってしもうたみたいや。ほんま、堪忍な」
「そんな話聞かされたら怒るに怒れないよ」
「はは。やっぱ優しいな、イドラクンは」
あの北部で。トウヤを亡くした直後にも、ミナの姿を見ていたことをイドラは思い出した。どうしてもトウヤの死と関連付いてしまうため、記憶の底から引き揚げるのに苦労した事柄。
空に天の窓が現れ、クイーンたちが投下される前。仲間の戦死に、荒野の皆が嘆いていた時だ。
ミナは、誰かの杖を抱きながら呆然としていた。その姿をイドラは視界に捉えていたのだった。当時はトウヤのことで頭がいっぱいで、意識する余裕はなかったが。
そしてアンゴルモアと交戦前、『鳴箭』と少し話したとき、杖を持った女性がタカモトと言葉を交わしているところも見た。
(……あれが今トウヤの言った、ユメって人か)
もういないらしい。
——なるほど。ミナが『覚えても無駄になる』と口にするわけだ。
隣人だった人間が屍になり、同じ時間を共有することはなくなる。だとすれば、他者と心を通わせることに一体どれだけの意味があるというのだろう?
「じゃが、そんな虚無を覚えるのも今日までじゃ——」
いつの間にか近くに来ていたタカモトが、その大きな手でイドラとタカヤの肩を叩く。
「——星の意志を殺し、この地上に二度と終末の使者が遣わされんようにする! そうなれば、皆が待ち望む平和な世界じゃあ!」
そう言って豪快に笑う。あるいは沈みかけた空気を変えるために、わざと大きい声を出し、イドラたちを励ましているのかもしれない。
いや、きっとそうだ。イドラはうなずいて、「そうなるといいな」と返す。
アンゴルモアとの長い戦いが終われば。トウヤやユメのような戦死者が出ることもなくなって、ミナが人との関わりに虚しさを感じることもなくなるはず。
「平和だとか黄金期の再来だとか、お前や総裁殿は多少の楽観があると思うがな。歴史上、アンゴルモアがなくたって、人は人同士で殺し合ってたんだろ?」
「なんじゃあ奏人ォ、しらけるようなことを言うのお」
「現実的な話だよ。アンゴルモアがいなくなって、それでいきなり世界が平和になりました——ってのは、そううまくいくもんかね」
目下の外敵であるアンゴルモアが消えれば、方舟の統治に不満を抱く者も増えるかもしれない。侵略者を退けたのちに内ゲバで崩壊というのも、なんともさもしい末路だが、そうならないためにもその後のことは真剣に考えるべきだろう。
とはいえそれも、ひとまずこの局面を乗り越えてからの話。
「後ろ向きなやつめ。じゃあなにか、お前はアンゴルモアがいたままでいいと? 共通の敵がいてこそ団結が保たれると言いたいわけかあ?」
「誰がそこまで言った、そうじゃない。俺たちはあいつらを撲滅するためにここまで来た。……まあいい、どうせ今から考えても皮算用だ」
「ま、それはそうじゃのお、気が早いのは確かじゃ。……しっかし奏人ォ、そろそろ出撃の時刻じゃが。お前んところのあの元気のいい娘っ子はまだ来んのか?」
「ああ? 芹香のやつ、まだ戻ってなかったのか?」
周囲を見渡すカナヒト。釣られてイドラやソニアもきょろきょろする。
メインストリートのカフェで話していた通り、セリカには新しいコピーギフトが貸与されていた。製造番号は73号、長物であることはイドラも聞いている。
しかし最近はアンゴルモアの出現数が減っていたこともあって、セリカにとって新しい武器の初実戦が今日という大切な日だった。そのため出撃前に、念入りに使用感を確かめると言い残していた——のだが。
暗雲わだかまる夜空に明かりが灯る。
空で燃え、ゆっくりと尾を引きながら落下する光の球。その不思議な光景を見ながら、イドラは出撃前の適度な緊張感に浸る。
(地底世界にいた時は、時折、空を見上げてると誰かの天恵が降ってくるのが目視できたが……なんだかあれを思い出すな。だけど、こっちはすごく明るい。大した技術だ)
イドラの世界では、すべての人間は十歳になると天より天恵を賜る。その人間にしか扱えない、唯一無二の祝福だ。しかしここは現実で、生まれ出る者に与えられる加護などなにもない。
夜の闇を払うような空の光球は、雲に隠れた星の類ではなく、臨時司令部のそばで車両から発射された照明弾だった。
夜目の利くアンゴルモアどもと違い、明かりなしでは闇を見通せぬ人の子たちが迷わぬよう、夜に放たれた照明。マグネシウムと硝酸ナトリウムの燃焼反応が暗闇を暴く。
もっとも照明弾の効果は一時的なもので、その持続時間はいいとこ三分程度だ。切れるたび、また新しいものを臨時司令部より発射してもらう段取りだった。
「夜戦になると思いましたが、これならだいぶ助かりますね」
「最終決戦だ。柳の爺さんも打てる手はすべて打つ気らしい」
緩やかに落ちていく閃光。横顔を照らされながら、ソニアが言う。すると少し離れたところでカナヒトが返した。
「普段からこのくらい物資を惜しまず使わせてほしいもんじゃなぁ。のお?」
その隣で腕を組む大男——タカモト。チーム『鳴箭』のリーダーだ。
タカモトの言葉に、違いない、とカナヒトは皮肉げな笑みを口元に浮かべる。
先ほど『鳴箭』と合同で動くにあたり、どういった連携をするか話し合った。結果、作戦中は互いに独立しながらも、付かず離れずで援護し合う形に決まった。
順当な落としどころだ、とイドラは思う。
先日の北部地域の作戦で、『片月』と『鳴箭』はともにメンバーをひとり失っている。
現在、『片月』は四人。『鳴箭』は三人だ。ここで、安直に合体して七人のチームとして行動しようとも、有機的な連携は望めまい。二日三日も合同で訓練をする時間が取れるなら別だが、ぶっつけ本番で元来のチームメイトと同じように連携を取るのはまず不可能だ。
ならば、『片月』と『鳴箭』のチーム単位のままでいながら、合わせるところだけ合わせる。それが現実的な方針だろう。
(『鳴箭』のメンバーとは、北部の時に一度話したくらいだが……)
話の輪に入らず、定刻を待つ『鳴箭』のふたりをイドラはそれとなく見た。
年のやや離れた男女。コピーギフトらしい、赤い色の大鎌を手にした少女に、同じくコピーギフトの長槍を地面に刺して体重を預ける細身の男性。
名をそれぞれ、ミナとタカヤと言うことは、先ほど紹介を受けていた。ふたりとも先日の北部地域での作戦にも参加していたはずだったが、イドラに見覚えがあったのは前者だけだ。
「——なんですかぁ?」
「あ、いや。悪い、なんでもない」
ミナ。茶に染めた髪の彼女は北部作戦の時、イドラとソニアを見るなりからかってきた。まだ子どもなのに戦えるのか、と。
おそらく年自体はミナもそう変わらないはずだ。そして直後、タカモトに拳骨をもらって涙目になっていた。しかし今のミナには、あの時のようなある種の侮りを含んだ明朗さ、活発さのようなものが抜け落ちているようだった。
挨拶のときも言葉少なで、落ち着きがあると言えば聞こえはいいが、その実、過剰に研がれた刃のような危うさをイドラは覚えていた。
「用がないなら変態的な目でじろじろ見ないでください。訴えますよ」
「訴える!? は、方舟にか?」
「いえ、暴力に」
「直接的な報復だ……」
——そもそも誤解だ。
イドラは苦い顔をする。ミナに誤解されたことだけでなく、なんだか隣のソニアからも妙に圧の籠った視線を向けられたためだ。
「そろそろ定刻ですよぉ。なのに、そっちのチームのひとはまだノンビリしてるみたいですね。もしかして臆病風に吹かれて方舟に帰っちゃったんでしょうか?」
「……セリカのことを言ってるのか? 時間を守れないやつじゃない、もう少し待てば来るはずだ」
「知らないですよ、名前なんて。覚えたって無駄になるかもしれないのに」
ミナは言い捨てると、それ以上話したくないとばかりに少し先のところまで歩いていってしまった。
当惑するイドラに、眉を下げながらタカヤが近づいて言う。
「ごめんなぁ、うちのんが感じ悪くって。美菜ちゃん、北部の作戦以降ずっとああやねん」
「ああ。大丈夫だよ、気にしてない。作戦前に気が立つのは、大なり小なり誰にでも当てはまるはずだ」
「自分めっちゃええやつやなぁ。イドラクン、やったか? そう言ってもらえると助かるわ」
タカヤは胸を撫で下ろし、あからさまに安堵した。
気を悪くするようなことではない。だが、どうしてああも他人を拒絶するような態度を取っているのかはイドラも気になった。
「ところで妙な話し方だな。ミンクツにも場所によって方言とかあるのか?」
「え? ああ、ボクのこれはキャラ作りや。気にせんといてや」
「なんじゃそりゃ……」
「はは、アーカイブで昔のお笑い見るの好きでなぁ。ジャンルは違えど、灯也クンとも旧時代の話はよくしたもんや」
へらへらとした、悪く言えば軽薄な表情にふと影が差し、その目を細める。
「数少ない他所のチームの友達やったのに、もう話せんのは……正直、寂しくてしゃあないわ」
「……タカヤ」
「大町夢、って先輩がおってな。ボクら『鳴箭』じゃ、リーダーにも並ぶくらいの凄腕やった。その人を亡くして、美菜ちゃんは知り合いが死ぬことが怖くなってしもうたみたいや。ほんま、堪忍な」
「そんな話聞かされたら怒るに怒れないよ」
「はは。やっぱ優しいな、イドラクンは」
あの北部で。トウヤを亡くした直後にも、ミナの姿を見ていたことをイドラは思い出した。どうしてもトウヤの死と関連付いてしまうため、記憶の底から引き揚げるのに苦労した事柄。
空に天の窓が現れ、クイーンたちが投下される前。仲間の戦死に、荒野の皆が嘆いていた時だ。
ミナは、誰かの杖を抱きながら呆然としていた。その姿をイドラは視界に捉えていたのだった。当時はトウヤのことで頭がいっぱいで、意識する余裕はなかったが。
そしてアンゴルモアと交戦前、『鳴箭』と少し話したとき、杖を持った女性がタカモトと言葉を交わしているところも見た。
(……あれが今トウヤの言った、ユメって人か)
もういないらしい。
——なるほど。ミナが『覚えても無駄になる』と口にするわけだ。
隣人だった人間が屍になり、同じ時間を共有することはなくなる。だとすれば、他者と心を通わせることに一体どれだけの意味があるというのだろう?
「じゃが、そんな虚無を覚えるのも今日までじゃ——」
いつの間にか近くに来ていたタカモトが、その大きな手でイドラとタカヤの肩を叩く。
「——星の意志を殺し、この地上に二度と終末の使者が遣わされんようにする! そうなれば、皆が待ち望む平和な世界じゃあ!」
そう言って豪快に笑う。あるいは沈みかけた空気を変えるために、わざと大きい声を出し、イドラたちを励ましているのかもしれない。
いや、きっとそうだ。イドラはうなずいて、「そうなるといいな」と返す。
アンゴルモアとの長い戦いが終われば。トウヤやユメのような戦死者が出ることもなくなって、ミナが人との関わりに虚しさを感じることもなくなるはず。
「平和だとか黄金期の再来だとか、お前や総裁殿は多少の楽観があると思うがな。歴史上、アンゴルモアがなくたって、人は人同士で殺し合ってたんだろ?」
「なんじゃあ奏人ォ、しらけるようなことを言うのお」
「現実的な話だよ。アンゴルモアがいなくなって、それでいきなり世界が平和になりました——ってのは、そううまくいくもんかね」
目下の外敵であるアンゴルモアが消えれば、方舟の統治に不満を抱く者も増えるかもしれない。侵略者を退けたのちに内ゲバで崩壊というのも、なんともさもしい末路だが、そうならないためにもその後のことは真剣に考えるべきだろう。
とはいえそれも、ひとまずこの局面を乗り越えてからの話。
「後ろ向きなやつめ。じゃあなにか、お前はアンゴルモアがいたままでいいと? 共通の敵がいてこそ団結が保たれると言いたいわけかあ?」
「誰がそこまで言った、そうじゃない。俺たちはあいつらを撲滅するためにここまで来た。……まあいい、どうせ今から考えても皮算用だ」
「ま、それはそうじゃのお、気が早いのは確かじゃ。……しっかし奏人ォ、そろそろ出撃の時刻じゃが。お前んところのあの元気のいい娘っ子はまだ来んのか?」
「ああ? 芹香のやつ、まだ戻ってなかったのか?」
周囲を見渡すカナヒト。釣られてイドラやソニアもきょろきょろする。
メインストリートのカフェで話していた通り、セリカには新しいコピーギフトが貸与されていた。製造番号は73号、長物であることはイドラも聞いている。
しかし最近はアンゴルモアの出現数が減っていたこともあって、セリカにとって新しい武器の初実戦が今日という大切な日だった。そのため出撃前に、念入りに使用感を確かめると言い残していた——のだが。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる