41 / 163
第3章 断裂眼球
第39話 なくはないかもです
しおりを挟む
次の日、話した通りイドラたちはプレベ山の方角を目指し、朝から行動を開始する。
門からデーグラムを出る時、イドラの目は建てられた銅像に止まった。先に蓮の花のような意匠の付いた杖を掲げる、大男の像だ。
先日白い塵となって消滅した、大蛇にして原初のイモータル。その怪物を氷に閉じ込め、五百年以上保たれた聖封印を施した英雄。名はハブリと言ったか。手に持つのは、今も協会に保管されているというギフト・アイスロータス。
なんだかイドラは、ベルチャーナにあの銅像とヴェートラルについて教えてもらったのがひどく以前のことのように思えた。それだけ聖殺作戦が大変だったのだろう。
「今日は晴れてていい天気ですね! とっても暖かです」
「ああ」
「ああ、って。反応が薄いですイドラさんっ。それとも晴れが嫌いとか?」
「ん……いや、嫌いとかではないんだけど。晴れより雨の方が安心できるのは確かだな……イモータルは雨の方が動きが鈍るから。晴れの日こそやつらを警戒するべきだ」
「うわ、職業病ですよそれ完全に」
「別に不死殺しを職業にしたつもりはないんだが」
「じゃあ不死殺し病ですっ」
——より外聞が悪くなった気がする。
まっすぐ南下するイドラたちの視線の先には、大陸の中ではそれなり程度に大きな山が聳えている。山嶺に雪はなく、雲ひとつない晴天の青を色の薄い山頂が穿つ。
ここからだと、麓まで遮るものもない。時折ちょっとした丘陵はあるものの、それも含めてずっとずっと緑の草原が広がるばかりだ。
穏やかな風が脛ほどまである草たちを揺らす。その中を、ただ真っすぐに歩いていく。
天気も相まってうんざりするほど見晴らしはよく、これで魔物やイモータルを見落とすような間抜けはそういまい。それでもイドラが警戒を捨てきらないのはイモータルがどこからともなく現れるとされているからだが、それでもこの場にこの瞬間、あの白と黄金の怪物が現れる確率というのは度外視していいくらいに小さいものだろう。
見えてはいても、山との距離は中々縮まらない。なまじ初めからしっかりと見えているだけに、その距離的な隔たりは必要以上に大きく感じる。
しかし馬を使うほどの距離でもない。あれを借りると金もかかるし、なにより面倒を見るのが手間なのでイドラは旅中でも好んで利用しなかった。馬とは生き物であるからして、一度タンクに油をぶち込んでやれば文句も垂れず従順に何日も走り続けてくれる、物言わぬ鉄の箱のような便利な乗り物とはまるで勝手が違うのだ。
「……岩壁が見えてきたな。それでソニア、洞窟の入口がどんなかわかるか?」
「うーん、あんまり……出る時も無我夢中でそこまで見る余裕はなくって。あの、今さらなんですけど、ひょっとしたらもう入口ごと中も崩れちゃってるかも……」
「そういえば、地震に乗じて抜け出せたんだったな。あれもヴェートラルが復活する前兆だったんだったか」
最近多発していた地震。ソニアが閉じ込められてた洞窟を出たのは一年前、その場所はそれから何度も揺れに晒されていたことだろう。
「まあ、崩れてたらその時はその時だ。ともあれ、それらしきものを探すだけ探してみよう。ダメだったらダメだったで別の方法を考えればいいさ」
「は、はいっ」
あくまで、ソニアをさらった男の手がかりが残っているかも……程度の淡い希望だ。裏切られたとて、嘆くほどではない。
しかしそんな予防線とは裏腹に、岩壁に沿って山の周囲を歩いていると、目的の入口はあっさりと見つかった。
「あ……あそこ、です。やっぱりわたし覚えてます……あの辺りから出て……そうだ、ぼんやりとしながら、星の方角を見て集落に帰ったんです。今は星は見えませんけど、薄っすら景色を覚えてます」
「本当か? 洞窟らしきものは窺えないが」
とにかく近づいてみると、出っ張った岩の下に呆気なく暗闇が口を開けていた。簡素な木の戸が取り付けてあったが、開けっ放しになってしまっている。
「不用心だな。いや、もう放棄されたってことなんだろうが」
「もしかすると、わたしが開けてそのまんまなのかもしれません……ドアがあったことさえ忘れてました。そういえばあったような気がします」
「入ってみる、か。明かりを持ってきてよかった」
「あ……それもしかして、ミロウさんの真似ですか?」
「よく見てるな。そう、聖殺作戦の時にあいつがやってたやつ。あれ便利そうだったんでパクらせてもらった」
「腰のポーチのところに輪を通して、カンテラを下げられるようにしたんですね——」
ソニアを連れ出したあの集落の岩屋は、明かりを携行する必要のある広さではなかった。しかし今度はソニアの話からしても複数部屋があるくらいには大きな洞窟だそうなので、イドラはきちんと明かりを持ってきていた。
カンテラに火をつけ、腰に吊るす。ソニアが指摘した通り、作戦の時、ミロウが両手が塞がらないようにとしていた工夫の真似だった。簡単なことだが、こうしたひと手間に目を向けられない人間は多い。
「……なんだソニア、人のことジロジロ見て。意外と器用だ、なんて思ったか?」
「——え。あ、えっと、そ……んなことは」
「そんなことは?」
「ぅ……なくはないかも、です」
「旅をしてれば嫌でもできるようになるもんだよ。針と糸と友達になるのが旅人の第一歩だ、なんて言う人もいる。さ、行くぞ」
「そ、そうなんですか……針と糸と友達……」
戸の状態から見て中はもぬけの殻である可能性が高かったが、念のための警戒は欠かせない。イドラはイモータルというより魔物、それから野盗や野生動物の類を意識し、天恵ではない通常のナイフを逆手に持ちながら洞窟に足を踏み入れる。ソニアも背負ったワダツミを下ろしはしたが、この閉所では使いづらいだろう。
入口は狭かったが、すぐに広まったY字路に出た。しかし、その片側はとてもじゃないが通行できない有り様だ。
懸念通り、地震で崩れたらしい。いくつもの岩の塊が片方の道を完全に封鎖してしまっている。無理やりどけようとしたら、最悪さらに天井が崩れて生き埋めになる可能性さえある。
「この向こう、わたしが閉じ込められてた方です。……い、いつ崩れたのかわかりませんが、抜け出せててよかったですっ」
「まったくだ」
運よく抜け出せず、向こう側で閉じ込められていたかもしれない自分を想像したのか、イドラのそばでソニアが身を震わせる。
「こっちに用はないな。とは言っても、もう一方の道もどこまで無事かわかったもんじゃないが……」
——せめて、僕たちがいる間は崩れてくれるな。
祈るような心持ちで、崩れていない方の道を進んでみる。生物の気配は皆無と言ってよかった。
「ここは?」
「わかりません……でも、もう完全に放棄されてるみたいですね」
ひとつ、明らかに部屋らしき体裁が整えられた空間があった。
地面も比較的平らで、机と椅子が置かれている。なにか書き物でもしていたのだろうか。壁際には小さな棚もあり、手がかりはないかとイドラはカンテラを近づけて見回してみたものの、なにも置かれてはいなかった。
——なにかありそうな雰囲気なのはここくらいだったが、空振りに終わったか。
若干の徒労感に息を吐き、イドラはカンテラを腰のリングに吊るし直す。外れだったかと踵を返そうとしたところで、服の裾をくいと小さく引かれた。
「イドラさん、これ……」
「ビン? どこにこんなの」
「床に落ちてましたっ。中もまだちょっと入ってるみたいです」
ソニアに手渡されたのは、ラベルも貼られていない透明の小瓶だった。
門からデーグラムを出る時、イドラの目は建てられた銅像に止まった。先に蓮の花のような意匠の付いた杖を掲げる、大男の像だ。
先日白い塵となって消滅した、大蛇にして原初のイモータル。その怪物を氷に閉じ込め、五百年以上保たれた聖封印を施した英雄。名はハブリと言ったか。手に持つのは、今も協会に保管されているというギフト・アイスロータス。
なんだかイドラは、ベルチャーナにあの銅像とヴェートラルについて教えてもらったのがひどく以前のことのように思えた。それだけ聖殺作戦が大変だったのだろう。
「今日は晴れてていい天気ですね! とっても暖かです」
「ああ」
「ああ、って。反応が薄いですイドラさんっ。それとも晴れが嫌いとか?」
「ん……いや、嫌いとかではないんだけど。晴れより雨の方が安心できるのは確かだな……イモータルは雨の方が動きが鈍るから。晴れの日こそやつらを警戒するべきだ」
「うわ、職業病ですよそれ完全に」
「別に不死殺しを職業にしたつもりはないんだが」
「じゃあ不死殺し病ですっ」
——より外聞が悪くなった気がする。
まっすぐ南下するイドラたちの視線の先には、大陸の中ではそれなり程度に大きな山が聳えている。山嶺に雪はなく、雲ひとつない晴天の青を色の薄い山頂が穿つ。
ここからだと、麓まで遮るものもない。時折ちょっとした丘陵はあるものの、それも含めてずっとずっと緑の草原が広がるばかりだ。
穏やかな風が脛ほどまである草たちを揺らす。その中を、ただ真っすぐに歩いていく。
天気も相まってうんざりするほど見晴らしはよく、これで魔物やイモータルを見落とすような間抜けはそういまい。それでもイドラが警戒を捨てきらないのはイモータルがどこからともなく現れるとされているからだが、それでもこの場にこの瞬間、あの白と黄金の怪物が現れる確率というのは度外視していいくらいに小さいものだろう。
見えてはいても、山との距離は中々縮まらない。なまじ初めからしっかりと見えているだけに、その距離的な隔たりは必要以上に大きく感じる。
しかし馬を使うほどの距離でもない。あれを借りると金もかかるし、なにより面倒を見るのが手間なのでイドラは旅中でも好んで利用しなかった。馬とは生き物であるからして、一度タンクに油をぶち込んでやれば文句も垂れず従順に何日も走り続けてくれる、物言わぬ鉄の箱のような便利な乗り物とはまるで勝手が違うのだ。
「……岩壁が見えてきたな。それでソニア、洞窟の入口がどんなかわかるか?」
「うーん、あんまり……出る時も無我夢中でそこまで見る余裕はなくって。あの、今さらなんですけど、ひょっとしたらもう入口ごと中も崩れちゃってるかも……」
「そういえば、地震に乗じて抜け出せたんだったな。あれもヴェートラルが復活する前兆だったんだったか」
最近多発していた地震。ソニアが閉じ込められてた洞窟を出たのは一年前、その場所はそれから何度も揺れに晒されていたことだろう。
「まあ、崩れてたらその時はその時だ。ともあれ、それらしきものを探すだけ探してみよう。ダメだったらダメだったで別の方法を考えればいいさ」
「は、はいっ」
あくまで、ソニアをさらった男の手がかりが残っているかも……程度の淡い希望だ。裏切られたとて、嘆くほどではない。
しかしそんな予防線とは裏腹に、岩壁に沿って山の周囲を歩いていると、目的の入口はあっさりと見つかった。
「あ……あそこ、です。やっぱりわたし覚えてます……あの辺りから出て……そうだ、ぼんやりとしながら、星の方角を見て集落に帰ったんです。今は星は見えませんけど、薄っすら景色を覚えてます」
「本当か? 洞窟らしきものは窺えないが」
とにかく近づいてみると、出っ張った岩の下に呆気なく暗闇が口を開けていた。簡素な木の戸が取り付けてあったが、開けっ放しになってしまっている。
「不用心だな。いや、もう放棄されたってことなんだろうが」
「もしかすると、わたしが開けてそのまんまなのかもしれません……ドアがあったことさえ忘れてました。そういえばあったような気がします」
「入ってみる、か。明かりを持ってきてよかった」
「あ……それもしかして、ミロウさんの真似ですか?」
「よく見てるな。そう、聖殺作戦の時にあいつがやってたやつ。あれ便利そうだったんでパクらせてもらった」
「腰のポーチのところに輪を通して、カンテラを下げられるようにしたんですね——」
ソニアを連れ出したあの集落の岩屋は、明かりを携行する必要のある広さではなかった。しかし今度はソニアの話からしても複数部屋があるくらいには大きな洞窟だそうなので、イドラはきちんと明かりを持ってきていた。
カンテラに火をつけ、腰に吊るす。ソニアが指摘した通り、作戦の時、ミロウが両手が塞がらないようにとしていた工夫の真似だった。簡単なことだが、こうしたひと手間に目を向けられない人間は多い。
「……なんだソニア、人のことジロジロ見て。意外と器用だ、なんて思ったか?」
「——え。あ、えっと、そ……んなことは」
「そんなことは?」
「ぅ……なくはないかも、です」
「旅をしてれば嫌でもできるようになるもんだよ。針と糸と友達になるのが旅人の第一歩だ、なんて言う人もいる。さ、行くぞ」
「そ、そうなんですか……針と糸と友達……」
戸の状態から見て中はもぬけの殻である可能性が高かったが、念のための警戒は欠かせない。イドラはイモータルというより魔物、それから野盗や野生動物の類を意識し、天恵ではない通常のナイフを逆手に持ちながら洞窟に足を踏み入れる。ソニアも背負ったワダツミを下ろしはしたが、この閉所では使いづらいだろう。
入口は狭かったが、すぐに広まったY字路に出た。しかし、その片側はとてもじゃないが通行できない有り様だ。
懸念通り、地震で崩れたらしい。いくつもの岩の塊が片方の道を完全に封鎖してしまっている。無理やりどけようとしたら、最悪さらに天井が崩れて生き埋めになる可能性さえある。
「この向こう、わたしが閉じ込められてた方です。……い、いつ崩れたのかわかりませんが、抜け出せててよかったですっ」
「まったくだ」
運よく抜け出せず、向こう側で閉じ込められていたかもしれない自分を想像したのか、イドラのそばでソニアが身を震わせる。
「こっちに用はないな。とは言っても、もう一方の道もどこまで無事かわかったもんじゃないが……」
——せめて、僕たちがいる間は崩れてくれるな。
祈るような心持ちで、崩れていない方の道を進んでみる。生物の気配は皆無と言ってよかった。
「ここは?」
「わかりません……でも、もう完全に放棄されてるみたいですね」
ひとつ、明らかに部屋らしき体裁が整えられた空間があった。
地面も比較的平らで、机と椅子が置かれている。なにか書き物でもしていたのだろうか。壁際には小さな棚もあり、手がかりはないかとイドラはカンテラを近づけて見回してみたものの、なにも置かれてはいなかった。
——なにかありそうな雰囲気なのはここくらいだったが、空振りに終わったか。
若干の徒労感に息を吐き、イドラはカンテラを腰のリングに吊るし直す。外れだったかと踵を返そうとしたところで、服の裾をくいと小さく引かれた。
「イドラさん、これ……」
「ビン? どこにこんなの」
「床に落ちてましたっ。中もまだちょっと入ってるみたいです」
ソニアに手渡されたのは、ラベルも貼られていない透明の小瓶だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる