不死殺しのイドラ

彗星無視

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第1章 果ての世界のマイナスナイフ

第14話 不死殺しのイドラ

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 ざあ——
 寄せては返す波の音が海のそばの岩場に響く。太陽は暑いくらいに光を注ぎ、青い海面や黒々とした岩に反射させる。
 波の音は時折止んだと思えば、またすぐに繰り返す。何度も何度も繰り返す音は、どれもが同じなようでいて、どれもがわずかに違う。川に同じ流れが二度ないように、海の波もまたまったく同一のものはひとつとして存在しない。
 ざあ——
 ざあ——

「はぁ、はぁ——はぁっ、はっ」

 時刻は昼過ぎ。海沿いの村から離れた、しかし遠すぎもしない海辺。ひと際高くなった平たい岩場の上で、イドラは波の音に混じり、荒い呼吸を吐き出していた。

「は、はぁっ……あぁー……死ぬかと思った。久々に大物だったなぁ、今回のは」

——驕るなよ不死者イモータル。死なないつもりか知らないが、僕がきちんと殺しきってやる。
 イドラは数分前の、そんな調子に乗った自分の言葉を思い出し、どことなく恥ずかしさを覚えながらマイナスナイフをケースに仕舞った。雨が降っていない時点で今回も楽な作業にはならないとわかっていたが、まさか魔法を使ってくるタイプだとは思わなかったのだ。おかげで手足の骨を三度も折られた。そのたびにマイナスナイフで治したが。
 すぐ前の岩の地面には、殺されて塩のような白い粒になってしまった、イモータルの残滓とも呼ぶべきものがうずたかく積もっている。が、それも潮風に吹かれて簡単に飛ばされていってしまう。

「うぇ、口に入った。……うわっ待って僕もしかして今イモータルを食べたってこと? 最悪だっ、ぺっ、ぺっ!」

 風の流れで口の中に飛び込んできたその粒を、唾といっしょに吐き出す。イモータルの死体——と呼ぶのは正確ではないのかもしれないが——など体に入れてしまえばどうなるかわからない。イドラがぺっぺとしていると、やや離れた、階段状になった岩棚の方から質素な服を着た男性が近づいてくる。

「こ……これは、本当にイモータルを……! 噂は本当だったのですね、イドラさん! おお、不死殺しの英雄! あなたは葬送協会さえ見放した我らの村を救ってくださった救世主だ!」

 男は、海沿いの村の村長だった。イドラが本当にイモータルを殺すのか、それを確かめるべく付いてきた証人だ。村長とは言っても、イドラの生まれ住んでいたメドイン村の彼に比べればまだ若く、毛髪もふさふさとしている。
 誰にも殺せないはずの不死の化け物を殺したイドラを、男は興奮を隠せずに大仰な身振りで称えた。しかし、イドラは肩をすくめて冷静に言葉を返す。

「ぺっ。まあ、協会あいつらの肩を持つつもりはないですが、あそこも見放したってわけじゃないですよ。ぺっ。ここはデーグラムからも、ぺっ、離れてますからね。そうそうすぐに祓魔師《ふつまし》の部隊を送るのも簡単じゃないんだと思いますぺっ」
「そ、それはわかりましたが、できれば唾を吐くか喋るかどっちかにしてほしいですイドラさん」
「おっと、失礼」

 それからイドラは一分近く、口の中のじゃりっとした粒を舌で探ったりしながら、あらかた岩場の隅に吐き出した。

「——それに、英雄や救世主だなんて大げさな言い方はやめてください。僕はたまたまイモータルを殺せるだけの、なんでもない人間なんです」
「え、あ、はい。あ……それで、お礼の話なのですが、なにぶん貧しい村で……村中の貨幣を集めようとは思いますが、ほとんどアサインドシスターズを介して寄付に使う者も多くて、その」
「ああ、構いませんよ。もちろん報酬は貰いますが、村中全部だなんて言いません。僕の地元も似たような感じでしたし、その辺りの事情はわかります」
「よいのですか……!?」
「はい、もちろん」

——ウラシマが亡くなってから三年が経った。オルファはとうにこのランスポ大陸におけるロトコル教の本部、デーグラムにある聖堂へと移送され、ほぼ間を置かずイドラも村を出た。
 三年の間、旅をしている。
 世界を隔絶する壁のように思っていた山の向こうは、思っていたよりもずっと広く、しかしどこへ向かっても孤独が足元に敷き詰められていた。
 憧憬を抱いた童心はとうになく。助けられなかった、あの人の背を追うために旅をしている。もう届くことはないと知りながら。

 雲の上に行け。あの逆さまの血文字を、イドラは自分へのメッセージだと受け取った。
 ウラシマにはなにか、イドラを連れて成したい目的があったはずなのだ。村を出たいというイドラの願いを叶えてやりたいという優しさもあっただろうが、旅をして生きてきた流浪の旅人が、イドラの成長をそばで待つ決断をするに足る、なんらかの明確な目的があったはず。
 それを、イドラは探している。砂漠の中で一粒の砂を探すような行為——あるいは、答えなどどこにも落ちていないかもしれない。

 旅の過程で、イドラはイモータルを殺すことにした。目につく限り、耳に入る限り、例外なく。
 雲の上へ行く方法などまるで見当もつかなかったが、彼女がイドラのマイナスナイフに期待をかけていたのは確かだ。誰にも殺せないイモータルを殺すこと自体が、ウラシマがイドラにさせたかったことかもしれない。
 そこに、あの日ウラシマを助けられなかった要因のひとつである、イモータルという理外の怪物に対する個人的な恨みのような想いがまったくなかったと言えば嘘になるだろうが。

 マイナスナイフを手に、三年間、大陸中のイモータルを狩り続けた。基本的には今もいる南側、ウドパ王国の中で旅をしていたが、少しだけ国境を越えて北のテシプ連邦でもイモータルを殺した。
 イモータルは雨の中だと動きが鈍る。それを知ったのは旅を始めてからで、初めて倒したあの脚の短い個体との戦いは、実はかなりマシなコンディションだったと知った時イドラは引きつった笑いを浮かべたものだ。あれから五十はイモータルを砂粒に変えてきたイドラだが、今でも骨を折られたりはらわたを裂かれるくらいの手傷はざらに負う。
 時には葬送された——協会によって地中ないし海中に閉じ込められて無力化されたイモータルに、止めを刺すこともした。これはふつうに外を歩いているイモータルに比べればはるかに楽だ。

 そうしてイモータルを殺し続けるうち、イドラは町や村を越えて『不死殺し』と噂されるようになった。
 人と見れば例外なく襲い掛かる不死身にして暴虐のイモータルは言うまでもなく脅威であり、その対処は葬送協会に任せられる。しかしながら、彼らも人手は限られており、被害が出てからようやく動くということも多い。
 そのため今このように、協会が行う葬送の代わりにイモータルを殺し、報酬を貰う。仕事の横取りでいつか協会に目を付けられるのでは、とイドラも思ってはいるが、人助けには違いないはずだ。

「そういえば、なのですが」
「——?」

 四日ぶりにイドラなりの『葬送』を終え、村長の男とともに村へと帰還する途中。いつ気まぐれを起こして村の方へとやってくるのではないかと気が気でなかった化け物がいなくなり、表情に安堵がありありと浮かんだ男は、何気ない質問をイドラへと投げかけた。

「背負ったそれは使わないのですね。てっきり、その細長い剣でイモータルと戦うのだとばかり」

 男の目は、イドラが鞘に紐をつけて背負う、十六歳になった背丈でもまだ少しばかり大きな刀に向けられていた。
 ウラシマが使っていたギフト、ワダツミだ。あの花壇に遺されていたブレスレットは今もイドラの左手首に着けられているが、それとは別に、村の家に置きっぱなしだったこの刀もまた、ウラシマの形見と言えた。
 この刀を眺めるたび、イドラのまぶたの裏には、刀身から水を生み出しながら華麗に魔物を討伐した昔日の姿が蘇る。

「これですか、そうですね。これは使いません、僕のギフトではないので」
「そうなのですか? ではどうしてわざわざ……」
「お守りなんです、僕にとって」
「お守り、ですか? こんな大きなものが」
「ええ」

 ギフトの能力を使えるのは、それを天から受け取った本人だけだ。イドラが振るったところで、あの水を生み出す力は使えないだろうし、そもそもこんな長い獲物はうまく使えない。
 刀の扱い方さえ身に付いていれば、能力が使えずとも、不壊の性質を持つギフトはそれなりに有用なのかもしれなかったが、イモータルを殺せるのはマイナスナイフだけだ。ウラシマに関するものを置き去りにもしたくなく、三年間持ち運んできたはいいものの、抱きづらい抱き枕程度にしか役立ったことはない。

「あ、そうだ。僕からもひとつ、訊いてもいいですか?」
「はい? なんでしょうか、わかりかねることでしたら申し訳ないのですが……」
「そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ。ただ、他の仕事がないかな、と思って。なにか知りません?」
「仕事、と言いますと——」
「ええそうです、イモータルについて」

 別のイモータルについて、なにか知っていることはないか。それはイドラにとっても、とりあえず口にしてみた程度の問いだった。
 帰路を歩く時間潰し、程度の話題。ただ訊いてみただけで、イモータルなどどこにでもポンポンといるものではない。というか、いたら困る。
 なので実のある答えは期待していなかったのだが——

「これは……一年ほど前の話になってしまうのですが」

 意外にも男は、顎に手をやって当時のことを思い出す仕草で、貴重な情報をイドラに伝えてくれた。

「ここから東に真っ直ぐいくと、山の付近に集落があります。そこでもイモータルが出たと伝え聞いたのですが」
「東……というと、プレベ山の方ですね。でも一年も前となれば、さすがに協会が対応しているのでは?」
「それが不思議なことに、大きな騒ぎにはならなくて、葬送協会が訪れた様子もないんですよ。なのでひょっとするとなにかの間違いで、初めからイモータルはいなかったかも……すみませんあやふやな情報で」
「いえ、そんな」

 イドラは歩きながら、しばし黙考する。
 プレベ山の辺りということは、イドラのいたメドイン村の裏側ということになる。ここ一年、イドラにその付近に立ち寄った記憶はない。
 もし仮にその集落にイモータルが現れたとして、協会の力なしに切り抜けることができるだろうか?

(……どうだろう。できなくはないかもしれない、けど)

 可能性自体はある。イドラのように完全にイモータルを殺害することはできなくとも、協会の行う葬送の真似事であれば、できなくはない。イドラもかつてそれをやろうとした。あれは子どもの浅知恵で、そのまま実行していても失敗していただろうが。
 その集落にもアサインドシスターズがいるだろうし、本当にイモータルがいたとしても、独力で切り抜けるのが絶対に無理なわけではない。
 が、しかし、それはやはりか細い糸だ。

「明日、早速向かってみます。ありがとうございます村長さん」

 少なくともイドラはこの三年、自分と葬送協会のエクソシスト以外が、イモータルを無力化したというのは見聞きしていない。
 ただよしんば葬送に成功していたとすれば、どこかに動けなくなったイモータルがいるはずだ。あるいは遠くに誘導できていたりしていれば、まだどこかにその個体がいる。
 であれば、行かねばならない。それでなにかが変わらずとも。
 イモータルを殺す。この身はそうしなければならないはずだ。今度は、一切のためらいなく。

「……。どうしてあなたは、そのように? 余計なお世話だとわかってはいますが、さっきも何度も死にかけていたじゃないですか。必要以上、いえ、必要な分の報酬も求めず、イドラさんはどうして不死殺しを続けるのです」
「それが僕の責務ですから。これは、不死を断つギフトを手にした者の務めだと考えています。協会の葬送だってイモータルを動けなくするだけで殺すわけじゃない。あの白と金色の化け物を殺せるのは、世界できっと僕だけです」
「責務——」
「……それに、償いでもあるつもりです。助けたいと思った人を助けられなかった、自分への」

 たまには家に帰る。助けたいと思った人を助ける。
 旅を始めてまだ一度もあの村には戻らず、誰よりもそばにいたかったウラシマのことは助けられなかった。
 リティと交わした約束は、なにひとつ、守れなかった。
 ならば、せめて。あの理不尽で不条理な怪物をこの手で葬ることこそが、英雄でも救世主でもない、イドラというちっぽけな人間が最低限行うべき義務なのではないか。

「ああ、だから、ですか」
「え?」
「償いと聞いて腑に落ちました。だからあなたは……あのように、まるで罰を求めるかのような捨て身の戦いをするのですね」
「——」

 男の言葉にイドラは一瞬、視線は前に向けたまま、足を止めた。
 足元には、わずかに踏み固められてはいるが周囲の地面とほとんど見た目の変わらない、まばらに草の生えた道。その先にはまだ小さく、漁村の輪郭が窺える。

「……違いますよ。見たでしょう、僕はどれだけ怪我をしても関係ないんです。ギフトの力で治せますから」

——そう、不死者イモータルのように。
 歩みを再開する。その間際、ちらりと風の吹く方を見た。
 潮風の先には、果ての海と称されるどこまでも続く大海原。ひと際大きな波が押し寄せると、白い砂浜が濡らされる。しかしその波もすぐに引き戻され、また別の波が打ち寄せる。
 ざあ、ざあ。音とともに寄せては返し、何度も何度も繰り返す。
 その反復に、言いようのない虚しさを抱いた。



 イドラが漁村に着き、なけなしの報酬を受け取り、そこでせめてと出された夕飯の海の幸に舌鼓を打ったあと。
 この三年間、幾度となく怪我をマイナスナイフで刺し治してきたイドラだが、いくらやっても痛みに慣れはしなかった。大きな怪我を治した日は、体の方は無事でも精神が疲労している。明日は、一年前にイモータルが出たというプレベ山近くの集落に向かうつもりだ。明朝からの行動に備え、続く歓待を断り、イドラは早めに床に就いて体を休めた。

 満月が照らす深い夜。今夜は風も穏やかで、大きな町がないこの辺りでは、夜は海波を除いてまったくの静寂に包まれている。
 夜闇のとばりのもと、誰しもが眠る。人も獣も、魔物でさえもが、月に見守られて寝息を立てる。
 例外はただ一つ。死なない者に、眠りは要らない。

「——ぅ、ぁ……いや、いやぁ」

 そこは暗く狭い、部屋とも呼べぬ、岩に囲まれた場所だった。
 夜闇よりも深い闇が、死を思わせる濃度で四畳ほどの空間に満ち満ちる。端的に言い表すならそこは洞窟で、岩肌をくりぬいて造られた牢だった。
 プレベ山に近い集落の奥にある、反り立った岩壁の中。集落から離されたその狭い牢には、格子こそないが、囚人をつなぐ鎖はあった。
 牢の壁から四本、垂れ下がった鎖が、囚人の細い手首と足首にそれぞれ枷《かせ》でつながれている。

「いや、もういや、ぁ……っ、いやなのに、あ、ああ、ぁ」

 声とともに、囚われの影がもがく。それに合わせ、両手両足の鎖がじゃらりと重い音を立てる。
 囚われているのは、まだ幼い見目の少女だった。だというのにボロ布同然の服をまとい、体は薄汚れ、四肢の自由を奪われている。尋常の子どもにする仕打ちでないことは明らかだ。
 瞳はそう珍しくもない橙色。しかし、肩ほどまである髪だけは、病的なほどに真っ白かった。

「ぁっ、あっ、くる、くるっ、また——ぁあ、あああぁっ、ああぁあああっあぁ————」

 少女はなにか、自身の小さな体の内側から、皮膚を裂いて飛び出ようとするものに耐えるような素振りを見せるが、四本の鎖がそれさえ満足に許さない。
 がくん、がくんと少女の体が痙攣《けいれん》する。すると不出来な楽器のごとく、鎖たちが陽気に踊る。
 よほどの苦痛に苛まれているのか少女はもはや、叫び声を上げていた。

「————ぁああァアぁあああアぁあッ! ぁあァアアっ、ああアアアアぁァァァああァッ!!」

 月光の届かない牢で、鎖につながれ少女がはねる。
 ひっきりなしに痙攣を繰り返し、観客のいないダンスを演じ、聴衆のいない絶叫を喉が壊れるほどに上げ続ける。
 いくらそうしても牢に訪れる者はいない。扉は塞がれ、叫びは岩の向こうには届かない。

「ああァッ! ぁああッ、あァ——アあぁああァアア————」

 夜はまだまだ長い。人知れない少女の叫びは、小鳥《パーケト》が目を覚ます頃まで続くだろう。
 自ら終わることもできない。また、終わらせてくれる誰かも決して訪れない。
 この地獄は、永遠に続くのだ——
 闇からにじみ出る、死よりも重い絶望が少女を覆う。もがき叫ぶほかにどうすることもできず、壊れかけた心が少女の目に涙を浮かべさせる。

 その潤んだ瞳が不意に、狂気を孕む月のような、黄金の色を帯びた。


第一章 『果ての世界のマイナスナイフ』 了
第二章 『鮮烈なるイモータル』 へ続く
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