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30.幸せに
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「そもそもは、地球の神様の一人がね、この世界を気に入っちゃって」
ん?何だか急に、テイストが軽いですけど。気にしたら負けなような気がする。
「お気に入りの日本の何かのクリエイター?に、インスピレーションで送ったらしいんだよねぇ。そしてあのゲームができたっぽい」
「まさかの、この世界こっちが先だった事件」
私はポソリと言う。
「そうよう!だって、いいとこでしょ?」
まあ、確かに。
「それで、日本にちょっと遊びに行った時に」
遊んだりするのですね。うん、神様でも、ずっと仕事だとつまらなくなりますよね。分かっているけど、いろいろと突っ込みたくなるのは何故だろう。
「貴女達を見つけたのよ!」
「二人の魂の輝きが、もう、私のドストライクで」
表現の仕方が、日本に毒されすぎです、女神様。お褒め頂き、光栄ですが。
「二人の聖女を任せられるかも、って思ったの。月の聖女の魂もようやく落ち着きを見せて来ていたし」
「それで……」
「うん、月の聖女にもちゃんとしっかり幸せになって欲しくて。事故で引き裂かれた二人が重なっちゃってね。今度は二人の人生を全うしてもらいたいなって思って」
うんうん。
「エマが、あ、当時は名前違うけど。ややこしいからいいわよね、…エマの考えが好きでねぇ。この子なら、月の聖女に気付いてもらえるかも、って」
「ありがとうございます?考え方、ですか?」
「そうそう。人類みな兄弟!を、地でいってる感じよね」
あーーー……
「人類みな兄弟…」
ローズがボソッと言う。ちょっと恥ずかしいのですが!
「小学生くらいの時に、きっかけは何だったかなあ、まあ、ぼんやり考え事をしていてふと思ったというか」
なんせ子どもの思うことです。笑わないで下さいよ?
「みんな知らない人より家族や友達を大事にするよなあ。当たり前だけど…でも待てよ、その自分の大事な人の向こうには大事な人の大事な人がいるよね?したらもう、みんな大事な人だよね!世界中に広がるじゃん、みんなで仲良くしたらいいんだ!…って、まあ、自分的には大発見で」
あはは、と頬を掻きながら話す。
「大人になると、そんな単純な話じゃないのは理解してるけどね、私のベースにはあったりしてる。てか、そんなことまで分かる女神様が怖い」
「神様なので~!」
えっへんと胸を張る女神様。魂を分けられただけあって、気質が似るのかしら……。
「日本人としての記憶を思い出してもらったのは、確実に出会って欲しくて。ゲームをベースにした子達を揃えたのも、ローズとジークがあのゲームを知っていたから。これは本当に私の我が儘。越権ギリギリなんだけど。あ、言い訳になるけど、名前と魔法属性はそのまま与えたけど、性格や人となりは触れていないわ。そこは、本人の資質よ。
どの子達も、自分で運命は切り開いて欲しいわ」
さすが慈愛の女神様です。
そして、私達は本当に愛されている。
「エマ、やっぱり強制力じゃなかったわね?」
ローズがからかうように言う。…そうでしたね。
「二人が無事に出会ってくれて、ここまで来てくれて、本当に本当に嬉しい!私の手出しはここまでね!」
え……急に寂しいことを言われる。
ちょっと二人でしゅんとしてしまう。
「あらあら、そんな顔をしないで?今回は少し力を使い過ぎてしまったから……あんまりやりすぎると、いろいろと歪みを生じさせてしまうの。解るでしょ?」
……何となく理解できてしまう。私達はコクンと頷く。
ふわっと、女神様がローズを抱き締める。
「ローズ、月の子。どうか幸せに。…あの事故の時、あの一瞬しかない間に、お互いを庇い合うあなた方に惹かれたの。二人なら、ずっと共に歩けるわ」
「女神様……」
「ふふ、ジークの記憶を戻したのも、全てローズの為よ!」
うん、清々しい親バカっぷり。ローズがクスッと笑う。
「ありがとうございます。絶対に幸せになります」
「あ、でももしジークが嫌になったら、それはそれで自由だから!」
「えっ、別れないです!」
「ふふっ、ともかくもう、私の介入は無いってことよ!二人には聖女の力を与えてしまったから、義務も多くてごめんねだけど……自由にね!」
「エマはそのままエマらしくね!どうなるのか、誰を選ぶのか、楽しく見ているわ」
今度は私をぎゅっとしながら、女神様は言う。
「わあ、決まっていないのですね」
「当たり前でしょ!私達が与えるのはベースだけよ。あとは自分次第。貴女が選ぶ道を応援するわ」
「……ありがとうございます」
「……ともかく仕事だな、って思ってるでしょ」
「えっ、何故分かります?!」
「……エマ、きっと女神様じゃなくても分かるわ…」
解せぬ!!
「さて、と。そろそろ向こうに帰してあげないと、大騒ぎねぇ。見て」
そう言って、女神様が足元の雲を払うと神殿の女神の間が写し出された。ジークとルースさんが呼んだのか、陛下と大神官様までいらっしゃる。四人共、不安そうだ。部屋中をウロウロしている。
「失礼しちゃうわねぇ。娘を呼んだくらいで」
ブツブツ言いながらも、女神様は嬉しそうだ。私達が大切にされているのが分かるのだろう。
「あ、女神の間の消えない火と枯れない花は、やはり女神様のお力ですか?」
「そうね、信仰対象のひとつかな。あ、二人も益々そこは頑張ってよ!私の力に直結するからね!民の信仰大事!」
何だか世知辛くも聞こえてしまうけれど、国の守護に直結するんだもんね。
「「はい!」」
ローズと顔を見合わせて、頷きあう。
「ありがとう。お願いね、私の愛し子たち。……これからも見守っているわ」
一瞬の静寂の後。私達は神殿に戻された。
ん?何だか急に、テイストが軽いですけど。気にしたら負けなような気がする。
「お気に入りの日本の何かのクリエイター?に、インスピレーションで送ったらしいんだよねぇ。そしてあのゲームができたっぽい」
「まさかの、この世界こっちが先だった事件」
私はポソリと言う。
「そうよう!だって、いいとこでしょ?」
まあ、確かに。
「それで、日本にちょっと遊びに行った時に」
遊んだりするのですね。うん、神様でも、ずっと仕事だとつまらなくなりますよね。分かっているけど、いろいろと突っ込みたくなるのは何故だろう。
「貴女達を見つけたのよ!」
「二人の魂の輝きが、もう、私のドストライクで」
表現の仕方が、日本に毒されすぎです、女神様。お褒め頂き、光栄ですが。
「二人の聖女を任せられるかも、って思ったの。月の聖女の魂もようやく落ち着きを見せて来ていたし」
「それで……」
「うん、月の聖女にもちゃんとしっかり幸せになって欲しくて。事故で引き裂かれた二人が重なっちゃってね。今度は二人の人生を全うしてもらいたいなって思って」
うんうん。
「エマが、あ、当時は名前違うけど。ややこしいからいいわよね、…エマの考えが好きでねぇ。この子なら、月の聖女に気付いてもらえるかも、って」
「ありがとうございます?考え方、ですか?」
「そうそう。人類みな兄弟!を、地でいってる感じよね」
あーーー……
「人類みな兄弟…」
ローズがボソッと言う。ちょっと恥ずかしいのですが!
「小学生くらいの時に、きっかけは何だったかなあ、まあ、ぼんやり考え事をしていてふと思ったというか」
なんせ子どもの思うことです。笑わないで下さいよ?
「みんな知らない人より家族や友達を大事にするよなあ。当たり前だけど…でも待てよ、その自分の大事な人の向こうには大事な人の大事な人がいるよね?したらもう、みんな大事な人だよね!世界中に広がるじゃん、みんなで仲良くしたらいいんだ!…って、まあ、自分的には大発見で」
あはは、と頬を掻きながら話す。
「大人になると、そんな単純な話じゃないのは理解してるけどね、私のベースにはあったりしてる。てか、そんなことまで分かる女神様が怖い」
「神様なので~!」
えっへんと胸を張る女神様。魂を分けられただけあって、気質が似るのかしら……。
「日本人としての記憶を思い出してもらったのは、確実に出会って欲しくて。ゲームをベースにした子達を揃えたのも、ローズとジークがあのゲームを知っていたから。これは本当に私の我が儘。越権ギリギリなんだけど。あ、言い訳になるけど、名前と魔法属性はそのまま与えたけど、性格や人となりは触れていないわ。そこは、本人の資質よ。
どの子達も、自分で運命は切り開いて欲しいわ」
さすが慈愛の女神様です。
そして、私達は本当に愛されている。
「エマ、やっぱり強制力じゃなかったわね?」
ローズがからかうように言う。…そうでしたね。
「二人が無事に出会ってくれて、ここまで来てくれて、本当に本当に嬉しい!私の手出しはここまでね!」
え……急に寂しいことを言われる。
ちょっと二人でしゅんとしてしまう。
「あらあら、そんな顔をしないで?今回は少し力を使い過ぎてしまったから……あんまりやりすぎると、いろいろと歪みを生じさせてしまうの。解るでしょ?」
……何となく理解できてしまう。私達はコクンと頷く。
ふわっと、女神様がローズを抱き締める。
「ローズ、月の子。どうか幸せに。…あの事故の時、あの一瞬しかない間に、お互いを庇い合うあなた方に惹かれたの。二人なら、ずっと共に歩けるわ」
「女神様……」
「ふふ、ジークの記憶を戻したのも、全てローズの為よ!」
うん、清々しい親バカっぷり。ローズがクスッと笑う。
「ありがとうございます。絶対に幸せになります」
「あ、でももしジークが嫌になったら、それはそれで自由だから!」
「えっ、別れないです!」
「ふふっ、ともかくもう、私の介入は無いってことよ!二人には聖女の力を与えてしまったから、義務も多くてごめんねだけど……自由にね!」
「エマはそのままエマらしくね!どうなるのか、誰を選ぶのか、楽しく見ているわ」
今度は私をぎゅっとしながら、女神様は言う。
「わあ、決まっていないのですね」
「当たり前でしょ!私達が与えるのはベースだけよ。あとは自分次第。貴女が選ぶ道を応援するわ」
「……ありがとうございます」
「……ともかく仕事だな、って思ってるでしょ」
「えっ、何故分かります?!」
「……エマ、きっと女神様じゃなくても分かるわ…」
解せぬ!!
「さて、と。そろそろ向こうに帰してあげないと、大騒ぎねぇ。見て」
そう言って、女神様が足元の雲を払うと神殿の女神の間が写し出された。ジークとルースさんが呼んだのか、陛下と大神官様までいらっしゃる。四人共、不安そうだ。部屋中をウロウロしている。
「失礼しちゃうわねぇ。娘を呼んだくらいで」
ブツブツ言いながらも、女神様は嬉しそうだ。私達が大切にされているのが分かるのだろう。
「あ、女神の間の消えない火と枯れない花は、やはり女神様のお力ですか?」
「そうね、信仰対象のひとつかな。あ、二人も益々そこは頑張ってよ!私の力に直結するからね!民の信仰大事!」
何だか世知辛くも聞こえてしまうけれど、国の守護に直結するんだもんね。
「「はい!」」
ローズと顔を見合わせて、頷きあう。
「ありがとう。お願いね、私の愛し子たち。……これからも見守っているわ」
一瞬の静寂の後。私達は神殿に戻された。
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