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本編
嘘
しおりを挟む「ただいまぁ~」
あれ?いつもは玄関に来てくれるのに今日は春人さん来てくれないのかな。
リビングに入って時也はソファに座ってSNSをチェックしていた。
あっ、タロさんに来週同居人が出張だからヤろって伝えないと。
マッチングアプリのメッセージ欄を見るとタロからまた会いたいとメールが来ていた。
「おかえりなさい時也さん。」
春人が時也のすぐ後ろから話しかけて来た。
時也は急いでスマホを隠して時也になんでもないとでも言うように笑顔を作った。
「た、ただいま。お風呂入ってたんだね。」
「えぇ、ご飯はどうしますか?時也さんがもう少し早く帰ってくると思っていたので先にご飯の支度はしていたんですけど。」
「いや、大丈夫!食べてきたから。」
本当はめちゃくちゃお腹空いてるけどこれ以上春人さんと喋ったらボロが出るかもしれないからここは距離を取るに限る!
「分かりました。でしたらお風呂に入ってください。」
「うん!」
時也は隠れるように部屋に行った。
「えっ…」
目の前にある鏡に写ったのは首に赤い痕が付いた時也だった。
タロさんが僕にマーキングしてる⁈
もしかしたら春人さんにバレたかな…?
タロが時也の首だけでなく背中やお尻にもキスマークを残していたことはまだ知らない。
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