ReBirth 上位世界から下位世界へ

小林誉

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最終話 上位世界から下位世界へ

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グラン・ソラスの城下には、俺達の結婚式の為に新たに聖堂が建てられていた。グリトニルの王都にある大聖堂に比べるとこじんまりしているものの、造形美では負けていないどころか勝っているだろう。なにせこの日の為にバックスから大量の職人が訪れて建設に携わっていたのだから。

花嫁衣裳を身に纏ったクレアとディアベルが俺の左右に陣取り腕を絡めて来る。城から大聖堂まで続く道を三人で歩き、これから駆けつけた人々にお披露目するのだ。クレアもディアベルも、純白のウエディングドレスを身に纏った姿はため息が出る程美しかった。うっすらと化粧をして頬を赤く染める彼女達を見た時、俺は自分が世界一幸せな人間だと確信したものだ。

「お姉ちゃんたち、すっごくきれい!」
「本当にそう思うわ! 兄様は幸せ者ね!」
「綺麗だわ。いつかレヴィアのこんな姿も見られるのかしら」
「二人とも素敵よ。こんな綺麗な花嫁さん達は見た事無いわ」
「そんな……」
「あ、ありがとう……」

シャリーやレヴィア、リーベやレレーナからしきりに褒められ、二人は随分と恐縮していた。着飾る事も化粧する事も初めての二人には色々と戸惑う体験だったろう。

「二人とも……本当に綺麗だ。本当に……他に言葉が思いつかないぐらい綺麗だよ」
「エストさんたら!」
「まだ泣くのは気が早すぎないか? 我らが夫殿!」

感動のあまり泣きそうになった俺をみんなが苦笑して眺めていた。まったく、男の俺が真っ先に泣いてどうすると言うんだ。大聖堂までの道のりではグリトニル聖教の神官と神官見習い達が俺達を先導し、祝福の言葉と共に花びらを撒きながら歩いて行くらしい。仰々しい事だ。

予定時刻になったと言う事なので、俺は両隣に立つ二人に腕を差し出す。するとクレアとディアベルが俺の腕に自分の腕を絡めてきた。さあ、いよいよ式の始まりだ。緊張に喉を鳴らす俺をリラックスさせるように、クレアとディアベルが笑いかけてくれた。

「落ち着いてくださいエストさん。こんなの、私達が経験してきた戦いに比べれば何てことないです」
「クレアの言う通りだ。集まった人々に堂々とした我等の姿を見てもらおう」
「ああ、そうだな。俺達なら何の問題も無い。緊張を適度に楽しめばいいんだ」

二人のおかげで落ち着きを取り戻し、俺は目の前にある城門を静かに見つめる。これが開けば群衆達の目に晒され、大聖堂までの行進が始まるのだ。正装した門番二人が合図に頷き、力を籠めて門を押す。ギギギと重い音を立てながら門が開いていくのに比例して、歓声が一段と大きくなっていった。先導役の神官と神官見習いが一礼して俺達の前に並び、何事かの呪文を唱えながらゆっくりと歩き出す。城門から外に出て俺達の姿が見えた途端、地鳴りのような歓声が轟いた。

『勇者様ー!』
『クレア様ー! おめでとうございますー!』
『ディアベル様ー! 凄く綺麗ー!』

沿道を埋め尽くす人、人、人。一瞬呆気にとられるほど、とにかく数が多い。よくこれだけの人がこの小さい街に入れたものだと感心してしまった。見れば城の兵士達が最前列で群衆が雪崩れ込んで来ないか常に目を光らせている。これも日頃の厳しい訓練の賜物だろう。守ってもらえる側としては有り難い事だ。

歓声を上げ笑顔で手を振る人々の中を俺は神妙な顔をしながら歩いて行く。両隣の二人は俯き気味に静々と歩いていた。本当なら俺達も手を振り返したりしたいのだが、厳格な儀式の最中なのでそうもいかない。そのまま人々の中を歩いていると、不意に集まった人々の上を巨大な影がさした。思わず上を見上げると、一匹の巨大なドラゴンが空を舞っていたのだ。あれは……間違いなくファフニルだ。どうやら約束通り来てくれたらしい。

『ガアアアーッ!』

ファフニルが一声鳴くと沿道に居る人々にどよめきが走るが、俺も警備の人間も慌てていないのを見て誰も逃げ出そうとはしない。むしろ滅多に見る事の出来ない巨大なドラゴンの出現に指をさして興奮している人の方が多かった。

ファフニルは大聖堂の入口近くに大きな砂埃を上げながら着地すると、すぐに人の姿を取っていた。そこに一人の人影が歩み寄る。先に大聖堂に行っていたリーベだ。彼女とファフニルは笑顔で抱き合うと、迎えに出てきたアミルに促されて大聖堂の中へと姿を消した。ファフニルが来た場合を考えて席を空けておいたから、特に混乱も無いだろう。

「ファフニルさん、派手な登場ですね」
「まったくだ。本当は目立ちたがりなのかもな」
「本人の前では言わないようにな。我が夫殿は時々口が軽くなるから心配だ」

突然の乱入者で少し混乱したが、俺達は気を取り直して進んで行く。前を歩く神官見習いが途中何度か花びらの補給をしていたようだが、特に問題も無く大聖堂に辿り着く事が出来た。開かれた扉をくぐると、参列者達が一斉に入って来た俺達に目を向ける。入口に近い席には各国から訪れた文官や武官が座り、最前列には王族、そしてそのすぐ後ろにシャリーやレヴィアと言った俺の身内が座っている。無言で小さく手を振るシャリー達に少し笑みを返しながら、俺達は聖堂最奥の正面に立つグリトニル聖教の新しい教皇の前へと進む。

偽教皇の騒動以来グリトニル聖教内では王国主導で不正を徹底的に暴き、罪を犯した者への摘発が続いていた。そんな中、市民からの信頼を取り戻すべく、最も辛い立場に立たされる教皇に自ら志願したのが目の前にいる彼だ。歳はまだ四十ちょうどと若いが、誠実な人柄と責任感のある仕事ぶりで信徒や神官達からの信頼が厚い人物らしい。その新教皇は目の前に立つ俺達をリラックスさせるように笑いかけると、聖堂中に響き渡るような低くよく通る声で話し始めた。

「それではこれより、戴冠の儀式を始める」

教皇の言葉に聖堂中が静まり返る。一人進み出た俺は、段取り通り教皇の目の前で跪いて頭を下げた。すると左右から聖杯を手に持った女神官が近寄って来て、教皇に向けて差し出す。聖杯の中身は聖水だ。地球のヨーロッパでは聖油を使うようだが、ここでは聖水だった。教皇はその聖水に手を付けると、しぶきを飛ばす様に俺の頭を何度か軽く叩いた。そして台座に安置されていた王冠を手に取り、その場に居る全ての人々にみせつけるように掲げた後、ゆっくりと俺の頭に被せた。

「グリトニル神よ、この者に祝福を! 国王エストの治める国に、神の恩恵を与えたまえ!」

教皇の言葉に反応して彼の手が淡く光る。段取り通りならこれで儀式は終了なのだが、どう言う訳か突如聖堂中が明るくなるほどの光に包まれたかと思うと、その光は段々と収束し始め、俺の被る王冠へと染み込むように消えてしまった。皆が呆気にとられる中、どこからともなく美しく優しい音色の声が聞こえてきた。

『ありがとうエスト。よく私の世界を救ってくれました。今の私に大した力はありませんが、せめて貴方と貴方の国に祝福を与えましょう』

声が聞こえたのは俺だけではなかったらしく、その場に居る全員がキョロキョロと辺りを見回していた。ファフニルやリーベさんまでが驚いているって事は、ひょっとすると今の声って神様なのか?

「おお! 何と言う事だ! グリトニル神が直接加護を与えるなんて! エスト王、今貴方はグリトニル神から祝福を受けたのです!」
『エスト王万歳! グリトニル神万歳! グラン・ソラスに栄光あれ!』

席に座っていた全員が一斉に立ち上がり、拍手と共に俺を祝福してくれる。一人興奮する教皇はともかく、他の人達も程度の差はあれど興奮を隠せないでいるようだ。異世界出身の俺にはよくわからないが、この世界の人々にとって神が直々に祝福を与えると言う事は信じられないような栄誉らしい。神様の乱入で少々段取りは変わったが、これで俺の戴冠式は無事終了した。続けて結婚式だ。人々の拍手が収まった後、女性神官に手を引かれてクレアとディアベルがゆっくりと歩み寄って来た。

「続けて結婚の儀に入ります……今日この日、この場所において、グリトニル神の名の元にエストとクレア、ディアベルの結婚の儀を始める!」

その言葉に女神官達が動き、クレアとディアベルにかかっていたヴェールを頭からそっと下した。クレアは感極まったのか目尻に少し涙を浮かべ、ディアベルは恥ずかしそうに頬を染めている。二人ともとても綺麗だ。先ほどとは違った形の小さな聖杯を一人の神官が持ってくる。それに教皇が手をかざして祝福の光を与えた後、その聖杯に俺から口をつけ少しだけ中の水を飲む。続けてクレア、ディアベルと言う順番で聖杯の水を飲んで儀式は最終段階へと進んだ。

「それでは、グリトニル神の名の元に誓いの口づけを!」

いよいよだ。これで俺達三人は正式な夫婦となり、これから死ぬまで添い遂げる事になる。俺はまずクレアに向き合いその細い肩を抱くと、ゆっくりと顔を近づけた。プロポーズは成功したが、だからと言ってすぐに手を出すほど俺は節操なしではない。国王ともなる人間が節度も守れないでは内外に示しがつかないし、シャリー達の教育上よろしくない……と言うのは建前で、本当は手を出す踏ん切りがつかなかったのでキスもまだだったのだ。ギュッと目を瞑ったクレアの唇はとても柔らかく、ほんのりと甘い香りがした。ゆっくり顔を離すと、クレアは微笑みながら俺を見つめてくれた。

体の向きを変えてディアベルと向き合う。彼女はガチガチに緊張しているのか、表情が普段より強張っていた。俺はそんなディアベルを安心させるように軽く肩を叩き、ゆっくりと顔を近づけた。だがその時、何を思ったのかディアベルも同じように顔を近づけたので唇と唇が激しくぶつかり、ガチッと言う鈍い音が聖堂に響いた。痛みのあまりお互い涙目になり、列席者の中には肩を震わせて笑いをこらえている者まで居る。ええい、さっさと済ませるぞ。完全に動きの止まったディアベルの肩を乱暴に掴み、俺は少々強引な形で彼女の唇を奪った。初めての経験に目を白黒させているディアベルは可愛く、ずっと眺めていたい気分だったがこれで儀式は終了だ。

「これにて全ての儀式を終了とする! グリトニル神の名の元に、エスト、クレア、ディアベルは正式に夫婦となった!」

その言葉を合図に、参列者達は一斉に立ち上がって拍手を始めた。

『おめでとうございます!』
『おめでとうございます!エスト陛下!』
『おめでとう!』
『おめでとうエスト!』

よく知った顔が笑顔で俺達を祝福してくれる中、俺達三人は再び腕を組んで大聖堂の入口へと歩き出した。聖堂から外に出ると、俺達の姿を見た多くの人々が大歓声で出迎えてくれる。様々な人種、様々な年齢、老若男女関係なく皆が笑顔で祝福してくれていた。その光景を見ていると、不思議に胸が熱くなり、やる気が満ちてくるのがわかる。左右を見るとクレア達も同じ気持ちなのか、決意の籠った瞳で俺を見ていた。

「これから頑張りましょうね、エストさん!」
「我等の力で、この国を世界一幸せな場所にしよう。頼んだぞエスト!」
「ああ、任せてくれ二人とも! この笑顔に応える為にも、俺はきっとやり遂げてみせるよ!」

これが、俺の国王としての……夫としての第一歩だった。この先の長い人生、色んな事があるだろう。良い事ばかりでなく、泣きたくなる事や怒りたくなる事も数多く起こるに違いない。しかし俺達ならやっていけるさ。なにせ、俺の傍らは頼りになる妻や仲間が居てくれるのだから!



------エピローグ

……俺がこの世界に生まれ落ちてから、百五十年ほどが過ぎ去った。邪神を倒すほどの実力者である俺達勇者一行は、その常人とは比較にならない魔力のおかげで長寿を得て、この長い年月を生きる事が出来た。もともと長寿の妖精族であるディアベルや、竜族であるレヴィアの姿は全く変化がない。人族より長い寿命を持つ獣人であるクレアやシャリーも年老いたが、俺に比べればまだまだ元気だ。彼女達は今日も沢山の子供や孫、曾孫達に囲まれて楽しく暮らしている。

俺はと言うと、流石に体にガタが来ているのか最近思うように体が動かなくなってきた。耳も若干遠くなったし、視力も随分落ちたように感じる。そろそろ寿命かな……と、何となく思う事も多い。色々な困難はあったが、優しい家族や仲間に囲まれ、幸せな人生を歩む事が出来た。もうこのまま寿命が尽きたところで悔いはない。そう思っていたある日、何度か増改築を繰り返したグラン・ソラス城の一角にある菜園で、日課の水やりをするために井戸に近づいた俺の目に、ある物が飛び込んで来た。

穴だ。真っ黒に開いた、深い穴。覗き込むと何処までも続く様な、無限の穴がそこにあったのだ。……間違いない。これは俺が前世で死ぬ時に落ちた穴と同じ物。この穴に飛び込めば、再び俺は下位世界へと転生し、新たな生を得る事が出来る……なぜかはわからないが、そう直感した。

「ふっ……」

自然と苦笑がもれる。生まれ変わり、一から全てをやり直せる……これはひょっとして、この世界の神が俺に与えてくれたご褒美かもしれない。このまま下の世界に落ちれば、今度はもっととんでもない能力を持って転生できるかもしれない。しかし、俺はそれに対して何の魅力も感じなかった。俺はこの世界でやりたい事をやり尽くしたし、何より今は大事な家族や仲間が居る。彼等に静かに看取ってもらえる事に比べれば、下位世界への転生など考慮にすら値しない、些事でしかないのだ。

「ありがとう。でも、もう十分です」

俺の言葉が届いたのか、井戸に開けられていた黒い穴は徐々に小さくなると消えてしまった。それを見届け、俺は釣瓶を井戸に投げ込む。バシャンと激しい水音を立てて沈んでいく釣瓶を力を入れて引っ張り上げて、中に入った水を桶に入れ直し、俺は柄杓片手にゆっくりとした足取りで菜園へと向かった。

「さあ、今日も美味しい野菜を育てようかね!」

遠くから聞こえてくる家族の声を聞きながら、俺は力を籠めて水を撒く。明日も明後日も、死ぬまでこうするのだ。いつか寿命の尽きる、その時まで。

 完
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書籍第1~4巻が発売中です。
感想 107

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みんなの感想(107件)

ask
2024.03.15 ask

2−1を読んでます

アイテムボックス的なものか、金貨をギルドに預けるシステムとかないのか?
重いだろうに金貨を持ち歩いてるの不用心だし不便だね…。

解除
ショーグン
2017.12.15 ショーグン

第二部は何処へ……(;・ω・)

2017.12.15 小林誉

近日中に近況報告でこれに関するお知らせを出来ると思います。しばらくお待ちください。

解除
ショーグン
2017.12.11 ショーグン

腹黒さんはきっと処女の生き血を啜り若さを保って……。

2017.12.11 小林誉

実は、エスト達ほどではないにしろ、彼女も膨大な魔力をその身に宿す事の出来るアイテムを所持しています。彼女とエストが関わった話で、何を目的に戦っていたのかを思いだしてもらえれば、わかるかも知れませんね。

解除

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